ハイパーバスを起こした文芸オタクに学ぶ「バズる文章」の作り方
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ハイパーバスを起こした文芸オタクに学ぶ「バズる文章」の作り方

伊藤美咲の旧アカウント

突然ですが、みなさん

バズってみたくないですか?

SNSを使って誰もが発信できるようになった今、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

そんなあなたに一度読んでほしい本が『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』。


発売からわずか1ヶ月で重版三刷した、今話題の本です。

著者の三宅香帆さんは2016年に書いた記事がハイパーバズを起こし、年間総合はてなブックマークランキング2位になった経験を持っています。

(ハイパーバズを起こした記事↓)

その後、初の著書となる「人生を狂わす名著50」も出版。

そんな文芸オタクの三宅さんの第2弾の著書となる今回の本が出版することになった経緯は、

「こういう文章を書いたらいい」って言いたくないけど、実際は面白い文章とそうでない文章がある。「どうすればみんなが面白い文章を書けるのか」を考えた結果が、「いろんな文体・文章をを知って、自分に合いそうなお手本が使っている技術を真似する」のが1番ではないかと思った。

とのこと。

そして今日は高円寺の書店にて三宅さんによる、「ついつい読まされてしまう」文章の書き方講座が開催されたので行ってきました!

本には入りきらなかった文章を用いて、文章の面白さやこだわりを教えてくださいました。特に印象に残った部分をシェアしますね。

文章術は化粧である


文章術を学ぶのは、女性がお化粧を研究して、いろんなやり方を試して自分に似合う方法を知っていくのと同じ。

『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』にはたくさんの文章テクニックが紹介されています。しかしこの本の理想的な使い方は、本に載っているもの全部を取り入れず、ピンときたものを取り入れることだそうです。

古典もバズったから現代まで残っている

まず最初に取り上げられた文章は、清少納言の枕草子。

枕草子では同じような音の言葉を続けているのが面白い、と言う話だったのですが、それよりも「古典もバズったから現代まで残っている」という言葉が私は印象的でした。

「バズる」と聞くと一時的に大きな拡散されること、というイメージがあるかもしれませんが、三宅さんの言うバズるとは、

・文章の終わりまで読んでもらう
・この人いいなと思ってもらう
・広めたいなと思ってもらう

こと。冷静に考えて、何百年も前の文章が現代にも残っているなんてすごいことですよね。改めて思いました。

文章はサラサラすぎると読み飛ばす

文章では読みやすいのがいいとされる場合もありますが、時にはあえて引っかかる部分を作ることも必要です。なぜなら、読みやすいと読み飛ばしてしまって、大事な部分や気づいてほしいところに気づけないから。

例に出された加藤シゲアキさんの文章では「蟻地獄」「ウスバカゲロウ」といった言葉を使っています。「ウスバカゲロウ」なんて文中にあったら目立ちますよね。(ちなみにウスバカゲロウは虫)

あえて引っかかる言葉を使って読者に戸惑わせて、大切な場面だと気づいてもらうテクニックなのです。特に目立つカタカナを使って、文章の意味じゃないところで読ませる。文章の表面にも気をつける。

私は文章が読みやすいことが第一だと思っていたし、目で見たときの文章の表面には気をつけたことがなかったので、新たな発見でした。(改行とかは気にしてたけど)

立ち位置がわかると、より多くの人が注目する

1番広まりやすいレビュー記事とは、どんな記事でしょうか。

「ここがすごい」なんてレビューは誰でもかけてしまう。

「あなたの存在はこんな文脈があるから、特別なんです」と説明されたレビューが1番広まりやすいと三宅さんは教えてくれました。

例に出されたのは、塩谷舞さんの書いたゆうこすさんのインタビュー記事。


このインタビュー記事は、前置きがめちゃくちゃ長いんです。メインであるはずのゆうこすさんのインタビューの部分がなかなか出てこない。

でも前置きで今の時代のインフルエンサービジネスについて記述しておくことで、ゆうこすさんのファンだけではなく、広告業界の人や他のインフルエンサーの興味を惹きつけることができるんです。

この前置きの部分ってゆうこすさん本人からは絶対言えないことですよね。それを代弁してあげるのも書き手の役目。

立ち位置がわかると、より多くの人が注目する。これはインタビュー記事や、商品レビューを書く私にとってめちゃくちゃ参考になるテクニックでした。

文章って面白い

三宅さんの話を聞いて思ったのは、「このテクニックを使って私もバズらせよう!」ということではなく、「文章って面白いな」でした。

私はライターで文章を書くことを仕事にしているし、昔から本を読むことも大好き。でも文章の構造や面白さを追求したことはありませんでした。恥ずかしい話だけど。

文章って正解がないからこそ個性が出るし、言ってしまえばなんでもありな世界。

私ももっとたくさん文章を書いて、たくさん文章を読んで、バズらせる(広めたいなと思ってもらう)記事が書けるようになりたいなと。

がんばるぞっ

三宅さん、ありがとうございました!



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