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ミドリマキバオーのモデルは本当にタマモクロスなのか? 「みどりのマキバオー」のモデル馬をウマ娘と絡めつつ考察

※注意:この記事には「みどりのマキバオー」および続編「たいようのマキバオー」「たいようのマキバオーW」のネタバレが含まれています。

ウマ娘ブームにより、Twitterに「みどりのマキバオー」「たいようのマキバオー」の話題が度々上がるようになりました。

「ウマ娘をプレイした後だとマキバオーの解像度が格段に上がる」との声や、ウマ娘とのコラボを期待する声など、さまざまなツイートが見られます。

中でも多く見られたツイートが「マキバオーのモデルはタマモクロス」という内容です。また、「カスケードのモデルはシンボリルドルフ」というツイートも散見されます。

一方で「タマモクロスに関しては、作者はそんなこと言ってないからデマ」「カスケードのモデルはフジキセキだろう」とのツイートも見られます。
果たしてどうなんでしょうか?

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私としては

「作者はミドリマキバオーのモデルがタマモクロスとは言ってないが、エピソードとして参考にしたと思われるので、モデルと言って差し支えないんじゃないかと思う」

「カスケードのモデルはフジキセキと明言されているけど、シンボリルドルフの史実エピソードが多く絡んでくるので、シンボリルドルフもモデルの1頭だと思う」

「アマゴワクチンのモデルも明言はされていないけれど、おそらくナリタブライアン」

という感じです。

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このことを確かめるために、こちらの本を中古で購入してみました。

「マキバオー大本命ブック」は、第一部(有馬記念まで)が終わった1997年に制作されたファンブックで、作者のつの丸先生のインタビューなどが掲載されています。この本には、モデルに関して重要な記述がいくつかあります。

もしマキバオーたちが実際の名馬と走ったらどうなるか? 走らせたい馬はどの馬か? というインタビューで特集されている馬は以下の通りでした。

・マキバオー VS 芦毛の名馬タマモクロス
・カスケード VS 無敗の強豪フジキセキ
・アマゴワクチン&ピーターⅡ VS ナリタブライアン&ビワハヤヒデ

この文中でカスケードに関し、

「モデルにした馬はフジキセキなので2頭の対決は見たいですね」

とつの丸先生は明言されています。
なのでカスケードのモデルはフジキセキで確定となります。

一方でミドリマキバオーに関しては、

「芦毛で、そんなに大きくない牧場の生まれと、マキバオーと境遇が似ているんですよ」

と答えているだけです。つまり、ミドリマキバオーのモデルがタマモクロスとは言っておらず、境遇が似ていると言っているだけです

また、アマゴワクチンのモデルがナリタブライアンという記述もありません

「強い兄弟馬といえばビワハヤヒデとナリタブライアン。ピーターⅡとアマゴワクチンの兄弟と戦ってほしいですね」

とつの丸先生は述べています。

ただし、のちのページにはこんな記述もあります。

「登場する馬のいろんなエピソードは実在の馬や映画とかから影響を受けてますね。」

この発言こそが最も重要だと思います。
つまり、明確なモデルと明言されていなくても、過去の実在馬のエピソードを引用している部分が多くあるということです。
それこそ、1頭のキャラに対し複数の実在馬のエピソードを取り入れているかもしれないし、逆に、1頭の実在馬のエピソードが複数のキャラに反映されていることもあるかもしれない、ということです。

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改めていろいろ検証してみます。

まずはミドリマキバオーから。

タマモクロスは線の細い外見から、評価額は500万円という安値であった。生産者はその低評価額で売ることを拒んだが、経営が逼迫していた同牧場の窮状から最終的には売却を飲むこととなった。その後、タマモクロスの大成を見ずして1987年に牧場は倒産した。また、母グリーンシャトーも牧場倒産後、移動を繰り返すなかで同年に急死した。

作中でミドリマキバオーは、その小さくて奇妙な外見から、牧場主から売値の付かない馬と判断されていました。牧場主はミドリマキバオーの処分を検討するものの、息子の才覚を見抜いた母馬ミドリコは自身を他牧場へ売却させることで、結果的にミドリマキバオーは処分を免れました。

その後ミドリマキバオーは重賞を勝利することで、牧場主の借金を返していきます。

「みどりのマキバオー」は「牧場主がタマモクロスを手放さなければ」というifのストーリーのように思えます。モデルとまでいかなくても、競馬ファンであったつの丸先生がタマモクロスのエピソードを参考にした可能性は高いんじゃないかと思います。

なお、牧場・馬主の経営難というのは実際の競馬界でも度々生じています。作中ではミドリマキバオー以外にもモーリアロー、続編の「たいようのマキバオー」ではキングアナコンダで色濃く描かれている部分です。
特にモーリアローは、ミドリマキバオーのifであり、そしてタマモクロスのもうひとつのifであるように思えます。


タマモクロスにはこんなエピソードもあります。

父・シービークロスが「白い稲妻」というニックネームで親しまれていたため、「稲妻2世」や「白い稲妻」とも呼ばれた。

ミドリマキバオー(白毛)とタマモクロス(芦毛)は毛色が似ています。

私は「白い稲妻」というニックネームに注目しています。
マキバオー連載中に発売されたゲームソフトに「みどりのマキバオー 黒い稲妻 白い奇跡」というものがあります。

しかし、作中でのカスケードのニックネームは黒い稲妻ではありません。
「黒い殺し屋」「黒い帝王」「漆黒の帝王」だったはずです。

なのにこのタイトル、妙ではないですか?

ところで、カスケードのモデルはフジキセキであり、つまり「黒い毛色で、奇跡と名づけられた馬」です。

タマモクロスは「白い稲妻」、フジキセキは「黒い奇跡」。

つまり、「黒い稲妻 白い奇跡」というタイトルは、モデル馬の2頭の名前をもじって付けられたソフトタイトルじゃないかと思っています。
ソフトの制作陣がマキバオーのモデルをタマモクロスだと認識していなければ、このタイトルは付けられないはずです。

つまり、対外的には明言されていないものの、関係者内では「マキバオーはタマモクロスがモデルである」という情報が共有されていたのでは、と推測しています。


一方で、タマモクロスとミドリマキバオーの血統は大きく違います。

タマモクロス
父:シービークロス(主な勝鞍は金杯(東)、毎日王冠、目黒記念(秋))
母:グリーンシャトー(重賞未勝利)
母父:シャトーゲイ

ミドリマキバオー
父:タマーキン(凱旋門賞馬トニービンがモデル)
母:ミドリコ(主な勝鞍は桜花賞)
母父:マルゼニスキー(マルゼンスキーがモデル)

タマモクロスに芳しい評価額が付かなかったのは父シービークロスがG1を勝っていない馬だったというのも理由の一つだったそうです。
一方で、ミドリマキバオーの母は桜花賞馬であり、父および母父はあのウイニングチケットと同じという、超エリート血統です。マキバオー世界ではウンチングチケット(ウイニングチケットがモデル)という馬が活躍していて、その血統を参考に種付した(=類似血統の馬をつくろうとした)と作中で語られています。

ミドリマキバオーは借金苦に陥った牧場を救うべく、めちゃくちゃ期待されて産まれた仔だったわけです。
(というか経営難なのに高価なトニービンを種付するって、相当なギャンブルですよね…。)

血統が違うと言っても、「みどりのマキバオー」は1990年代の競馬が舞台であり、ミドリマキバオーは1993年生まれの設定です。1984年生まれのタマモクロスとは、時代が違うから血統も違う、ということかと思います。


ただ、血統上の関連はないにしても、タマモクロスの母の名が「グリーンシャトー」であるのに対し、ミドリマキバオーの母が「ミドリコ」と、連想させるような名前であることは見逃せません。
さらに、グリーンシャトーはタマモクロスを産んだ翌年、ミヤマポピーという牝馬を産みます。

ミヤマポピーはエリザベス女王杯を勝利しています。この時代には秋華賞が存在しておらず、エリザベス女王杯が秋の牝馬クラシック限定G1でした。
要するに「桜花賞・オークス・エリザベス女王杯」が牝馬クラシック3冠でした。

ミドリマキバオーの半妹であるマキバコは秋華賞を勝利しています。
ミドリマキバオーとタマモクロスは「半妹が牝馬クラシックG1のうち、最後のレースのみを制している」という点でも一致しています。


以上の通り、ミドリマキバオーとタマモクロスには複数の共通点があり、つの丸先生には「タマモクロスとミドリマキバオーは似ている」と後々発言できる程度にはタマモクロスに関する知識があったわけです。
にも関わらず、「タマモクロスのエピソードを全く参考にしていない」「偶然似ていただけ」「似ているという事実を、作者は後々になって知った」と解釈するのは、少々無理筋な気がします。
なので、私としては、ミドリマキバオーのモデルはタマモクロスと考えても差し支えないんじゃないかと思っています。


ちなみに、JRAが配信するエンタメサイト「Umabi」にはこんな記述があります。

「人気漫画『みどりのマキバオー』の主人公の白い馬、「ミドリマキバオー」はタマモクロスがモデルと言われています」

まさかのJRAお墨付き。JRAが言っているんだから、タマモクロスがモデルってことでいいんじゃないかとも思いますが、あくまで「言われています」なので、確定材料とはなり得ません。

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話は変わって、カスケードについて。

カスケードはモデルがフジキセキであると明言されていますし、毛色もフジキセキと同じ青鹿毛です。

ですが、エピソード的にはシンボリルドルフをモデルにしていると思われます。

デビュー戦について
(中略)芝1000メートルであったが、野平調教師は岡部騎手に対し「1600メートルのつもりで乗ってほしい」と騎乗の際に話している。
新馬戦のあとシンボリ牧場で調整されたシンボリルドルフは10月上旬に美浦トレーニングセンターへ戻り、10月29日のいちょう特別(現・サウジアラビアロイヤルカップ)を優勝した。野平はこのときの岡部の騎乗を見て「1600メートルのレースで2400メートルの競馬をした」と語っている。

本来の距離よりも長いつもりで騎乗するというのは、シンボリルドルフのクラシック路線(日本ダービー等)を意識したものだったとされています。

カスケードは東京競馬場での新馬戦に勝利し、翌週連闘にて京都500万下に勝利します。実はゴール後も走り続けており、新馬戦では2400m、京都500万下では3000mを走り切ります。これは翌年の日本ダービー・菊花賞の予行練習であったと作中で語られます。

(シンボリルドルフは)皐月賞では弥生賞から22キログラム減の馬体重となった。前走で負った外傷による休養後、運動の遅れを取り戻すために行った強めの調教が原因だった。

カスケードは皐月賞の時、遠征と調教の影響によって肋骨が浮き出る程に馬体重が減少しています。

(日本ダービーでは)岡部幸雄騎手はこれまで好位差しの競馬をさせてきたにも関わらず、先頭を行くスズマッハら先行勢に並ぼうと指示を出したが、シンボリルドルフはその指示に全く答えず、第4コーナー過ぎ辺りで自ら進出を開始。先行勢を差し切り、無敗での牡馬クラシック二冠制覇を達成した。
岡部騎手は表彰式で二冠目を示す2本指を掲げ、「シンボリルドルフに競馬を教えてもらった」と語った

カスケードは日本ダービーにおいて、服部騎手の大外へ回る指示に反応せず、内枠ギリギリを突っ込むことを選びます。

以上のエピソードが、カスケードのモデルの1頭がシンボリルドルフであることを示唆しています。

なお、血統的には、(時代の違いもあり)カスケードとシンボリルドルフの関連性はありません。

シンボリルドルフ
父:パーソロン
母:スイートルナ
母父:スピードシンボリ

フジキセキ
父:サンデーサイレンス
母:ミルレーサー
母父:Le Fabuleux

カスケード
父:サンデーサイデンス(サンデーサイレンスがモデル)
母:ヒロポン(主な勝鞍はエリザベス女王杯)
母父:ダンキチ(ダンチヒがモデル)

フジキセキの父がサンデーサイレンスなので、そこはカスケードとも共通していますが、サンデーサイレンス産駒かつ母父ダンチヒで目立った活躍をした馬はいないらしいので、カスケードの血統に明確なモデルはいないと思われます。

ちなみに、屈腱炎により弥生賞をもって引退したフジキセキは「幻の三冠馬」と呼ばれます。
カスケードのストーリーは「もしもフジキセキが故障をせず、クラシックを走ったら」というifであるとも思えます。

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次に、アマゴワクチンについて。

史実の3冠馬であるナリタブライアンは「シャドーロールの怪物」と呼ばれていました。菊花賞馬ビワハヤヒデはナリタブライアンの半兄です。

マキバオーの作中では皐月賞・ダービーを制した兄ピーターⅡから受け継いだシャドーロールをつけて、弟アマゴワクチンが菊花賞を制しています。そのときの実況が「白いシャドーロールが今3冠を達成!!」だったのは、明らかにナリタブライアンを意識したものだったと思います。

ただし、血統的にはアマゴワクチンとナリタブライアンとは全く関連性がありません。

ナリタブライアン
父:ブライアンズタイム
母:パシフィカス
母父:ノーザンダンサー

アマゴワクチン
父:ホラフキー(菊花賞で世界レコードを獲ったホリスキーがモデル)
父父:マルゼニスキー(マルゼンスキーがモデル)
母:メリークリスマス
母父:カツラダヨー(カブラヤオーがモデル)

なお、作中でアマゴワクチン、および兄のピーターⅡは怪我をしますが、マルゼニスキー血統による脚部不安からくるものだと語られています。

史実のマルゼンスキーも脚部不安ゆえに多くのレース出走を断念せざるを得ず、また、その血を継ぐ馬たちも脚部不安を抱えるケースが多かったそうです。
マキバオー一族もマルゼニスキーの血を継いでおり、脚部不安が一族の大きな弱点であると作中で語られています。

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ちなみに、「マキバオー大本命ブック」には以下の記述もあります。

「カスケードは『あしたのジョー』の力石、ベアナックルは『ドカベン』の岩鬼っていうキャラが少し入ってます。」

カスケードの髪型はまんま力石徹ですし、ライバルとしての立ち位置など含めて力石徹がモデルになっています。

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ところで、続編「たいようのマキバオー」の主人公であるヒノデマキバオーはミドリマキバオーの甥に当たります。

ヒノデマキバオー
父:タマブクロス(タマモクロスがモデル)
母:マキバコ(ミドリマキバオーの異父妹)
母父:サンデーサイデンス(サンデーサイレンスがモデル)

「キン肉マンII世」「MAJOR 2nd」など、この手の続編は前作主人公の息子が主人公となることが多いわけですが、ストーリー上、ミドリマキバオーは種牡馬となることはありませんでした。

「たいようのマキバオー」では、種牡馬とならなかったミドリマキバオーの代わりに「ミドリマキバオーのモデルとなった馬をモデルにした馬」の息子を主人公にした、と考えるのが自然というか、筋が通っているように思えます。

「ミドリマキバオーとは別にタマブクロスという馬がいるのだから、ミドリマキバオーのモデルはタマモクロスではない」という言説も目にするのですが、それなら、あえてヒノデマキバオーの父をタマブクロスに設定する必要もないように思います。
(ヒノデマキバオーは古馬になってから活躍するので、晩成馬の代名詞であったタマモクロス産駒にしたという可能性もないわけじゃないですが…。)

つまりヒノデマキバオーの血統は、ミドリマキバオーのモデルがタマモクロスという言説の裏付けとなるのではないでしょうか。

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ちなみに、ヒノデマキバオーはハルウララがモデルと明言されています。
また、ライバル・フィールオーライのモデルはディープインパクトです。

そもそも『たいよう…』を描き始めたきっかけが、ディープインパクトとハルウララの存在で…。勝ち続ける馬と負け続ける馬が、どちらもヒーローとして扱われる。同じ競走馬なのに「こんなにも住む世界が違うんだ!」という格差を描きたかったんです。

ヒノデマキバオーは一言でいうと
「勝ちたいと願ってしまったハルウララ」です。

ウマ娘のハルウララのURAシナリオを彷彿とさせます。

かなり長いけれど、重厚なストーリーで、ウマ娘ファンの方には「たいようのマキバオー」「たいようのマキバオーW」をぜひオススメしたいです。
確実に刺さると思います。

この作品紹介ツイートがとても秀逸なのでご紹介させていただきます。

ちなみに、明言はされていませんが、フィールオーライのモデルはディープインパクトの他にもう2頭いると言われます。

1頭はシンボリルドルフ。フィールオーライと同じく無敗の三冠馬であり、戦況をよく見て差し切る勝ち方・脚質がとても似ています。
作中、カスケードに憧れを抱いているフィールオーライが、カスケードのモデルとなったシンボリルドルフの脚質を得ているのは面白いですね。

そして、もう1頭は……。
フィールオーライに騎乗する滝川騎手が着ている勝負服が、とある実在馬のそれと非常に似ています。そして、滝川騎手のモデルがおそらく武豊騎手であることを踏まえると……。

(たいようのマキバオー連載当時は白黒だったので分かりづらいですが、後年、StarHorsePocketというソシャゲとたいようのマキバオーがコラボした際、フィールオーライの勝負服の配色が公式で確定しています。)

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話はウマ娘に移ります。

ウマ娘のキャラソンとして「走れウマ娘」という曲が発表されています。

大本の原曲は1970年に発表された「走れコウタロー」。
その替え歌として1996年に発表された「走れマキバオー」。
そして、その替え歌として発表された「走れウマ娘」。

時代を超えて歌い継がれるとは誰が思ったでしょうか。

歌は和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高野麻里佳(サイレンススズカ役)、Machico(トウカイテイオー役)、上田瞳(ゴールドシップ役)、大空直美(タマモクロス役)渡部優衣(ウイニングチケット役)、藤井ゆきよ(駿川たづな役)、明坂聡美(実況の赤坂さん)である。

歌詞(というか実況)では、アニメではちょい役だったはずのタマモクロスが、アニメ1期の主役であるスペシャルウィークとサイレンススズカと競り合っています。
歌唱も、主人公チームであるチームスピカ以外のメンバーとして、タマモクロス役の方とウイニングチケット役の方が入っています。
明らかにマキバオーを意識しての歌詞&キャスト選出だと思われます。

また、アニメ2期11話ではトウカイテイオーがたい焼きを注文するときに、カスタードをカスケードと言い間違えそうになるというシーンがあります。

こういうネタを仕込むとき、万が一にも円盤回収などが起きないように、元ネタの方に連絡をしていると思います。言い換えれば、サイゲームスはつの丸先生に何らかのコンタクトをとっていると思われます。
ウマ娘2期11話放送の7時間前に、唐突につの丸先生がカスケードについてツイートしたのは、決して偶然ではないと思うのです。

今後のウマ娘×マキバオーコラボにも期待したいですね。
(フィールオーライのウマ娘化を強く希望したい…!)

(追記 21/08/12)
「ウマ娘 プリティーダービー」ぱかライブTV Vol.8で、週刊ヤングジャンプ8/24発売号にて、「ウマ娘シンデレラグレイ」×「みどりのマキバオー」のコラボイラストが掲載されるとの情報が発表されました!
タマモクロスとミドリマキバオーが併走しています!!

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最後に、
「じゃあ、なんでミドリマキバオーのモデルはタマモクロスだと明言されていないの?」
という問いがあったとして

「タマモクロスをモデルにしてキャラを作りました! うんこたれ蔵です!」

とは、つの丸先生も言えないはずですので、きっと永遠に明言されることはないでしょう。

「明言されていないから確定はしていない」というのはその通りですが、「明言されていないからガセ」というのも流石に言い過ぎでしょうから、「明言されてないけどきっとモデルなんだろうな」程度に思いながら。

ウマ娘という流行りに乗じて、史実の名馬、そしてマキバオー界の名馬たちに思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?

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(2022/6/26追記)

Number Webにつの丸先生のインタビューが掲載されています。ファン必見の内容ですので、ぜひ皆様にもご拝読いただければと思います。
というか、インタビューに記載されている内容が、本考察のアンサーみたいな内容で、とてもびっくりしています……。

インタビュー中でつの丸先生は、

ほとんどのキャラクターは特定のモデルはいません。競走馬たちのいろいろなエピソードを聞いて、おもしろそうだなと思ったものをシャッフルして組み上げていったんです。よくネット上で諸説出ていますが、そういうわけでどれも正解で、どれも不正解、と言っていいと思います。
 ただ、カスケードだけはフジキセキの影響がすごく強くなっています。

と発言されています。
なので、本考察も、正解でもあり不正解でもあるのだと思います。

とにもかくにも、多くの史実の競走馬たちが辿った数奇な運命が、マキバオーという創作の中に込められている。
そんなわけで今日もTVで宝塚記念を見ながら、思いを巡らせるのです。

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