卒業発表から今日までのおきもち


弊推しメンがi☆Risを卒業して、じきに2週間を迎える。
このわずか数日の間にいろいろなことが起きて、そうこうしているうちに新体制のツアーも始まるらしい。

1月21日の19時、ファンクラブから来たメールを読んだとき、私は真っ先に「嬉しい」と思った。

私は個人としての澁谷梓希さんに、もっともっと評価されてほしいと思っている。
ドロシーでしか知らない、i☆Risとしてしか興味ない、そういう人をごまんと見た。
そのどちらも彼女が心から大切にしているもので、私自身もプリパラから彼女を好きになったから同じだけれど、
それ以外にも数えきれないほどある魅力や実力がさほど認知されていないことに、長い間悔しさを感じていた。
だからi☆Risではなくなることで、これまでより多く「澁谷梓希自身」を誰かに知ってもらえるのではないかと、澁谷単推しの自分はまっすぐ嬉しい気持ちになった。


そしてi☆Risオタクの自分は、寂しいな、と思った。

この数年、i☆Risを追うことが当たり前だった。当たり前にチケットをとって当たり前にライブに行った。
自分を簡潔に紹介するとき、「アニメ好き」ではなく「アイドル好き」と言うようになってからどのくらい経っただろう。十数年のアニオタ人生をがらりと変えたのはi☆Risで、イベントそのものに行ったことさえなかった私を月3遠征のアクティブオタクに塗り替えたのはi☆Risだった。

澁谷梓希さんという人は、一見やりたいこと全部やりますの人に見えて、実際そうだけれど、めちゃくちゃ周囲を気遣って動いている人。
卒業を決めるまでにどれほど悩んだのか、いつから考えていたのか、想像しかできないけど、与える影響や離れていくファンのこともきっと全部考えてその結論を出した。
そうだね、それを決められる人だね、と私はすぐに納得した。というよりも、i☆Risとしての9年が、卒業を選べるだけの強さになったと思っている。
(けど、もし彼女に「私がいなくてもi☆Risは大丈夫」、「私はいなくてもいい」と活動するなかで思わせていたのだとしたら、それはとても悲しいし、否定してあげたかった。)


フリフリのかわいい衣装を着て踊る大好きな女の子を、これからは見られない。
毎回必死でブロマイドを集めることも、ランダムで推しだけが出ずに病むことも、上手席を狙うことも、もうない。
かつて芹澤優が言った「6人でおばあちゃんになるまでずっとi☆Ris」を、私はやっぱり信じてしまっていた。納得できたと言いながらも、楽しかった歴史を振り返れば、辞めないでほしかった、と思うこともある。

だけど、歴史もあれば未来もある。
無理に前を向こうとしてるわけではなくて、本当に、彼女の未来って希望で溢れかえっている。
今までだって自由なあの子についていったら幸せなことしか起こらなかった。それがもっと自由になると言うんだから、どんな楽しいことが待っているのか怖いくらいだ。
事実、オンラインサロンに入っている人間が例外なくニチャついてるのってマジでそういうことである。開設から数日、すでに彼女のファンに対する惜しみない愛情が伝わってきて涙している。


私は澁谷梓希を信じているし、彼女はいつも信じてて大丈夫だよって証明してくれる。
オンラインサロンと初めて聞いたとき、私だってあずき騙されてないか?と思ったしいろいろ調べもした。でもそんなの杞憂で、あの子は何かをなぞるではなくあの子自身が蓄えた考え方に則って行動している。
やりたいことやれなきゃ病んじゃうって言ってたあの子が、i☆Ris卒業して何よりも優先してやりたいのが「オタクとの交流」って、これほどとんでもなく恵まれたオタク他にいる?おらんやろ。
だからオタクとしては、山北さんには悪いけどあの子に後悔をしてほしくない。今の私は楽しんでるよ、ってあの子がやまさんに自慢できるくらい、オタクを愛してくれるあずきちゃんを私は愛したい。


何も変わらない。どんなに肩書きが変わっても、どんな道を選んでも私はどこまでも澁谷梓希という人の背中を追う。いつかその姿が見えなくなる日が来ても、幸せを祈りつづける。
…私はこれからのi☆Risを必死に追うことはできないけど、まだ好きと呼んでもいいだろうか。
どうか彼女の決めたことが、1人にとっても5人にとっても、幸せにつながるように願ってやまない。

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