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2024.04.03 リカバリー・カバヒコ 青山 美智子


リカバリー・カバヒコ

著者: 青山 美智子
ナレーター: 大原 さやか
再生時間: 6 時間 29 分
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    • 総合評価(10段階):8

    • 読み応え:★★★★☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「カバヒコ」:★★★★★

    • コメント:このところ、モヤモヤが消えない問題を抱えて体調までおかしくなった。
      相手ではなく、自分はどうしたいのかを決めるだけで良いのだ。
      自分の思いを丁寧に説明しよう、それで理解を得れなければ次の手を打てば良いのだから。
      そう思い本日実行した。 
      そうしたら、何でそうなるの?今までの事は何だったの?と思うくらい事態が好転した。
      まさしく、リカバリー・カバヒコのおかげでしょ!^_^
      神様は自分の中に存在すると思っている私だが、リカバリー・カバヒコも同様ではなかろか?
      この本に出会えて、私の中にリカバリー・カバヒコが住み着いてくれた。
      年齢的に第5話は沁みました。
      我が家は幸いにもこんな感じだけど。
      初めての青山さんの作品は私の中でベスト1である。
      今回もほっこりさせてもらえた。


    • 総合評価(10段階):10

    • 読み応え:★★★★★

    • 設定:★★★★★

    • 感動:★★★★★

    • オリジナル指標「リカバリー度」:★★★★★

    • コメント:この本が、青山美智子が、もはやリカバリー・カバヒコ。こんな曲が作りたい。
      とある街の公園のカバの遊具に触れると、心身の不調を回復(リカバリー)してくれるという噂を聞いて、カバヒコの元にやってくる人達の話。
      もちろんカバヒコにそんなドラクエ魔法の力は宿っていないのだが、カバヒコに触れる事で登場人物と読者の心がリカバリーされていく。
      各章ご近所さん同士で主人公を交代していくのだが、彼らは会えば挨拶を交わす程度、もしくは他人。
      会話の様子や街の風景描写がスッと想像できるし、そのリアリティ故に、こっそり人様の生活を覗き見してる感が良い。
      まるで自分も同じ街に住んでるような、自分の住んでる街にも登場人物達が住んでるような気になれる。
      だからこそ読み終わる頃には優しくなれる。
      まだ青山美智子の本は3冊目だが、好きな小説家は?と聞かれたら青山美智子と答えよう。


    • 総合評価(10段階):7

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★☆☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「尊さ」:★★★★★★

    • コメント:誤解を恐れずに言うと、前に読んだ「月の立つ林で」の方が圧倒的に面白かった。そう感じた理由は、登場人物の魅力とエピソードとのバランスだと思う。この作品が悪いわけではなく「月の立つ林で」が最高過ぎた。
      ただ、どちらの作品も共通して作者の「やさしさ」がダクダクに溢れ出している。私が心に残せなかった文章も、必要な人に、必要なタイミングで読まれたら、心を強く打つのだと思う。
      そうなのだ。この作者自身がリカバリー・カバミチコなのだ。。。。冗談ではなく、本当にこの方はペン一本で沢山の人の心を救っている
      (パソコンで執筆しているわけがない、そう決めつけてしまうほどにやさしい)。

▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
 読み応え: 読みやすい<読み応えあり
 設定:定番 < 独創的
 感動:快適 < ストレス高い
 オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する

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兄が以下母の提案に決定。

 母:罪の声 こっち!
 弟:手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択 


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