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小説ってなんなのだよ

最近、小説なんてものに手を出してみた。小説なんて呼べる代物ではないかもしれないが、作者が小説だと言うのだから、あれは小説なのである。小説ってなんだろな。

「小説」とは何か。詳しく調べたら僕の手に負えない気がするので、敢えて調べずに僕の感性のみによって語ってみる。

小説は物語である。フィクションでも、ノンフィクションでも。物語=小説ではないのは、絵本も物語であることから容易に理解できる。小説と絵本の違いとは、まあ、絵があるかどうか…?かな?

さて、このブログもある意味では物語である。僕という人間のノンフィクション。日々考えたことをつらつら書く、一人の人間の思索を追った壮大な作品である。でも、このブログはきっと小説ではない。同じ活字なのに。

小説とブログの最も大きな違いは、「言葉の持ち主」だと思う。

このブログの言葉は、僕のものである。僕の思う通りに読者に伝わるかは別として、僕の考えを、僕の言葉で表現する場所だ。ブログの解釈には一応の正解がある。それは僕が何を言わんとするがであり、要するにブログは書き手のものなのである。

一方で、小説の言葉は、読者のものである。少なくとも僕はそう考えている。僕が今まで読んできた小説たちは、僕のものだ。小説にありがちな曖昧な心理描写や、一見訳のわからない比喩表現、そんな言葉たちに、自分の経験や価値観によって意味を見出していく。そこには十人十色の解釈があって、間違いなどない。作者による公式見解なんてのもあったりするが、「そんなもの公式が言っているだけじゃん」なのである。小説は読者のものである。

そんな信条により、僕は僕の書く小説の内容について言及することはない。あれは全部、読者たるあなたの言葉である。

そんな感じで、これからもぼちぼち、自称小説を書いてみようと思います。よろしくどうぞ。



P.S
スキとか、押してくれたらやる気が出るよ…

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