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政宗3に攻略法発覚?ペナルティーの隠れた謎について解説

1. 攻略性疑惑について

今回政宗3についてフォロワーの方から質問がありました。

概要を要約すると

・政宗3の本前兆中はナビを無視した方がお得ではないか
→ナビ無視のペナは出陣カウンターストップだから本前兆中は無視していいのでは?
・本前兆中のナビ無視をするとAT性能が落ちている気がする
→ナビ無視のペナは本当に出陣カウンターストップだけなのか?

といった内容となります。

この件に関しては、試してはないけど気になっていた方は多いのではないでしょうか。今回こちらの質問を題材に解説していきます。

まず、出揃った解析から独自に出玉率を上げる"打ち方"を考察されているのに驚きました。設定狙い、リセットやハイエナ、技術介入ではなく、あくまで"打ち方"の違いで出玉率を上げる考察をされているのが大きなポイントです。この点に関しては最後の方で再度触れるとします。

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この打ち方(ナビ無視)が出来るポイントは思いつくだけで以下

・天井到達時
・裏モードが確定している時
・演出で既に確定している時(様々パターンがあるので詳細は割愛)


たしかに、ナビに従わないとカウントが進まないといった仕様から考えると使い所が多く攻略効果が高そうです。今まで確実に1枚役だったゲームが13枚役取得できるゲームに変わるわけですからね。

2. 6.1号機ペナルティーとは?

ここで1度6.1号機仕様についておさらいします。

基本的にペナルティーと呼ばれていますが、5号機のようなどぎついペナルティー(制裁的なもの)は設定できません。

概念として
・多い枚数をとる
   or
・少ない枚数+ATに関する抽せん

でお好きな方をどうぞ
というような思想で作られています。

つまり、5号機のときのように
・押し順ミスで〇G間無抽選になる
・高確率から低確率に落とされる
・本前兆が消える、CZが消える
・確定役(GOD)が無効になる

などは原則できません。

なので、質問者さんも危惧されているようなペナのタイミングでAT性能を落とす(たとえばATの性能の88%ループなのを70%ループに落とす)は6.1号機の設計思想としては出来ません。

今後6.1号機でペナしてしまった時の考え方として
・悪い状態になってしまった
ではなく
・良い状態になる契機を"今だけ"取りこぼした
という考え方が基本となります。是非これだけは覚えて帰ってください。

よく機種解説とかでレア役は取りこぼしても内部的に抽せんはされていますといった説明がなされますが、レア役を取りこぼしたら内部的な抽せんもされていませんというようなイメージが近いです。

"ペナすると10G間AT抽せんを冷遇"ではなく"ナビ通りおした場合のみ10G間AT抽せんを優遇"という感覚の方が正しいイメージです。

3. 政宗3のペナ仕様についての考察

ではここから考察です。
※内容の真偽を約束するものでない事はご了承下さい

政宗3の本前兆中のナビは出陣カウンターを上げるだけでなく、

ATレベルを上げる抽せん

をしているのではないかと仮説を立てました。
※撃破率レベルのみで管理している可能性もありますが、裏モードなども含め一度に攻略性を解消するために別パラメータで管理しているのではという仮説です。

北斗でも出てきたATレベル。

この概念は今後6.1号機を考察する上でも重要な要素となってきます。

では、正宗3におけるATレベルとは何かを説明する前に、正宗3の本ATのメインパートである幸村決戦の「決戦パート」について少し触れておきます。

幸村決戦「決戦パート」
この状態中のボーナス抽せんは以下
①ハズレを含む全役
②助玉の対応役
③7揃い

こちら、①&②では数値を出して解析を出しています。

③に関しては、遊技上それなりに割合を占める当せん契機にも関わらず特に詳しい解析はなし。青7揃いのフラグは約1/2.7で成立(※小十郎助太刀参照)しているのにも関わらず揃う契機は不透明です。(明らかに1/2.7ではないのは説明不要かと存じます)

政宗3でのATレベルはこの③青7揃いを管理するパラメータであると考察します。つまり、本前兆中にナビ通り押すことで、幸村決戦突入時に青7揃いが揃いやすい状態へ上げていく抽せんがなされているという事です。ナビ通り押せばATレベルアップ抽せんは受けられるが、押さなければ抽せんは受けられないといったイメージです。

こちらは、なんとなく体感的にもAT開始後は謎に青7を狙えが出やすいと感じる方も多いのではないでしょうか。

ちなみに「不動ノ極意(CZ)」経由はナビとまったく関係ないルートですので一律でATレベル抽せんがなされていると思います。

政宗3のナビ経由での当たりは無駄に前兆ゲーム数が長く設計されています。

正直あの前兆面白くないですよね。。

ナビ獲得後に出陣までのプレ前兆からの連続演出を失敗しての出陣の前兆を経由して連続演出。天井くらいは、さくっと当たってくれよと思ってもいつもと同じ長い前兆。

これは、ATレベルを上げる抽せんが本前兆に集中している為、仕方なく長い前兆を用意せざるをえないとも考えられます。(ナビ複数回引けるくらいのゲーム数を確保)

ATレベルというワードはあくまでわかりやすいように私が過去の機種から引用しただけで今後この言葉にあたるパラメータが解析として公表される可能性も大いにあるとは思います。決戦レベルとか?笑

攻略性対策は、表に出てきづらい項目なので実際は内部的なデータの持ち方や、設計者の思想で変わってくる部分も大きいです。お伝えしたいことは、内部仕様はこうだという点ではなく、こういった攻略性対策は必ずしていますという点となります。

4. 攻略性対策について

攻略法というのはメーカーにとって最もデリケートな箇所です。

最重要項目といって過言ではないです。

過去攻略法が原因で機械回収になったというのは多かれ少なかれどこのメーカーも手痛い思いをしています。

その為、様々な角度で攻略性検証はなされます。

今回の件は、はっきりいってしまうと攻略性の検証レベル初級編くらいの位置づけで対策は間違いなくする箇所になります。

しかし中には、"絶対誰も思いつかないやろ!"と思うもの沢山あります。

絶対誰もやらない攻略法の対策の為に、大きな手間と時間を開発中にかけています。

当然
・設定推測
・ハイエナ(ゾーン狙いや、天井狙い)
・リセット攻略
・リセット判別
・変則押し(1枚役なども完璧にとるなど)
・電断復帰(据え置きとリセットでの挙動の差など)

この手の有名所も全て効果を把握した上で市場にリリースしております。(あのエナ仕様分かって出しとんのかいという突っ込みは置いといて…💦)

今回フォロワーの方の質問をあえて長文解説で取り上げさせてもらったのは、これまでの無駄とも思えたあの手間は無駄じゃなかったと気付かせていただいたからです笑 開発経験者にしか分からない感動をいただきました。質問ありがとうございました。

5. 最後に

結果、"攻略性はありません"と片付けてしまうと
"なんじゃそら!それだけ言えや!"
と言われる方もいるかもしれないので
攻略性について最後に補足しておくと
それが発覚する事で公表出玉率が変わるような攻略性はないが、
影響のない程度の攻略性はスルーする
(把握はしたが対策はしない)
可能性は十分ありえます。

たとえば、以前私もツイートした

のような完走間際の枚数調整などは攻略効果としてはたしかにあるが、発生頻度や効果が小さい為、対策なしで搭載されています。

政宗3においても今回ATレベルアップ抽せんという結論をだしていますがこちらに関してもどこかでATレベルの頭打ちがあるため、本前兆中〇回ナビを獲得後は外した方がお得といタイミングがあっても不思議ではありません。

・・・

・・・

今度どこかのタイミングでつい市場でうっかりみつけてしまった某機種の出たらアカン攻略法の話もしたいと思います笑(気長にお待ちください)

おまけ考察

現時点でなぜ政宗3ではナビに従わないと出陣カウンタが進まない程度の情報しかないのか。これはやはり直前で騒ぎになった

「Sパチスロ北斗の拳 宿命」のペナの話

が大きいと思います。北斗も当初噂になっていたペナをするとATが単発になるなどという仕様は6.1号機の仕様上ありえません。しかし、尾ひれをつけて出回ったデマ(このへんの詳しい話は割愛、調べたらすぐでてきます)のせいでATレベルに関するペナは公表しづらかったのかもしれません。政宗3は今後出てきてもいいかなと思う内容ではありますが非公表で終わる可能性も十分ありえます。

業界関係者の方、そして遊技者の方はペナルティーの仕様はつつみ隠さず出して欲しいとお考えだと思いますが、やはりペナルティーと攻略性とは表裏をなしておりメーカーとしてはふわーっと出すしかないのが現状です。

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