ダウン症の子は、本当に天使なのかもしれない。

本当に天使なのかもしれないと思った。
差別的な意味は、全くない。
ダウン症の子は、天使と言う人もいると数年前に聞いて、初めてそう言われているものなんだと知った。
今まで、ダウン症の子を見ても、別に何か思うだったり感じる事はなかった。
その辺にいる子を見るのと何も変わらない、本当に普通だった。

だけど、今日、初めて、この子達は、本当に天使なのかもしれないと思った。
バスに乗っていたら、ベビーカーに乗った子が乗車してきた。
その瞬間は、特に何も思わなかった。
だけど、私の目の前の席に来て、ちょっと見ていたら、
ものすごく穏やかな子で、邪気というものは無いのはもちろん、
何と言えば良いか説明したら良いか分からないけれど、その子を見ているだけで癒やされた。
別に私に笑顔を振りまいてくれるわけでもない。
何かアクションをしてくるわけでもない。
ただ母親に見せる笑顔だったり、何かを見つめていたり、
ただそれだけなのに、何とも説明しようのない不思議な感覚だった。
その子を見ているだけで無になった。穏やかになった。
その時に、この子達は、本当に天使なのかもしれないと本気で思った。

子供は、みんな(ほとんど)邪気がないと思う。
自分の気持ちに正直で、大人みたいな強かな計算はないと思う。
何か意図があって、理由があって、ある意味計算ではあるけれど、
それは、大人がしている事とは全く違う。

今日見た子には、その無邪気というものとは別な何かがあった。
ものすごい癒やしだった。
騒ぐ事もなく、本当に静かに穏やかで、初めて感じた感想だった。
自分でも、そう思うなんて驚いたし、こう思った事を忘れたくなかったから書き残しておく。

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