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宝具ダメージによる☆5上杉謙信(裁)の性能評価



1. 単体A裁アタッカーにおける比較

 3Tの汎用的なTAを考慮したエネミーとPT構成による各Tにおける各属性相性での宝具ダメージ比較した(以後,断りのない限りダメージ乱数は0.9最低乱数)。
エネミーの状態:クラス有利,特殊耐性,防御効果などはなし
上杉謙信PT構成:礼装黒聖杯,w術王,鶴,オベ,決戦礼装
上杉謙信PT運用:1T N(術王)N(鶴)N(謙信),2T N(術王)N(謙信)x,3T N(謙信)xx,継続バフは1T目に1Tバフは3T目使用,オダチェンは3T目にオベ引き出し
アストライアPT構成:礼装黒聖杯,w術王,鶴,オベ,決戦礼装
アストライアPT運用:1T N(術王)N(アストライア)x,2T N済術王オダチェン→鶴 ,N(術王)N(鶴)N(アストライア),3T N(謙信)xx,継続バフは1T目に1Tバフは3T目使用,オダチェンは2T目に鶴引き出し
ステータス:宝具Lv.5,Lv.120,金フォウMax,クラススコアなし(使用不可能,12/2023),アペンド3は割愛

fig.1 上杉謙信宝具ダメージ表
fig.2 アストライア(特攻)宝具ダメージ表
fig.3 アストライア(非特攻)宝具ダメージ表
fig.4 アストライアPT例

2. 人特攻における比較

 前項での比較から人属性に対して突出した宝具ダメージを期待できると考えられたので,人特攻宝具におけるダメージを比較した。
 人特攻宝具で代表的なサーヴァントであるモルガン(狂)を比較対象とした。
 また,単体宝具と全体宝具の比較で単体宝具の数値が大きいことは明白なので,所属クラスにも注目をした。モルガン(狂)は1.5倍有利がほほ採用されるバーサーカークラスであり,上杉謙信は有利クラスが極端に少ないルーラーである。そこでモルガン(狂)は1.5倍有利,上杉謙信は等倍で特攻が採用されたときのダメージを比較した。
エネミーの状態:特殊耐性,防御効果などはなし
・その1
上杉PT構成:前項同様
上杉PT運用:前項同様
モルガンPT構成:礼装黒聖杯,w光コヤ(牛),鶴,オベ,決戦礼装
モルガンPT運用:1T N(鶴)N(モル)x,2T N(モル)xx,3T N(モル)xx,継続バフは1T目に1Tバフは3T目使用,オダチェンは3T目にオベ引き出し
ステータス:宝具Lv.5,Lv.120,金フォウMax,クラススコア(モル有,上杉無)

fig.5 アペンド有無の上杉謙信宝具ダメージ表(人特攻)
fig.6 モルガン(狂)宝具ダメージ表(人特攻)
fig.7 モルガン(狂)PT例

・その2 少しサポートDC入れて
上杉PT構成:礼装黒聖杯,w術王,玉藻,鶴,オベ,決戦礼装
上杉PT運用:1T N(術王)N(上杉)x,2T N(鶴)N(上杉)x,3T N(上杉)xx,続バフは1T目に1Tバフは3T目使用,オダチェンは2T目に鶴引き出し
モルガンPT構成:礼装黒聖杯,w光コヤ(牛),ライネス,鶴,オベ,決戦礼装
モルガンPT運用:1T N(鶴)N(モル)x,2T N(ライネス)N(モル)x,3T N(モル)xx,継続バフは1T目に1Tバフは3T目使用,オダチェンは1T目に鶴引き出し
ステータス:宝具Lv.5,Lv.120,金フォウMax,クラススコア(モル有,上杉無)

fig.8 サポDC考慮した場合の上杉謙信宝具ダメージ表
fig.9 サポDC考慮した場合のモルガン(狂)宝具ダメージ表
fig.10 サポDC考慮した場合の上杉謙信PT例
fig.11 サポDC考慮した場合のモルガン(狂)PT例

3. 結果

 単体Aアタッカーの特徴通り複数ターンにわたって高い宝具ダメージを継続して記録できた。ダメージの数値は☆4アストライアと比較して,人特攻が入った場合にアストライア特攻時の属性有利から等倍と同等程度のダメージを期待できた。非特攻時の数値は非特攻時のアストライアを少し下回る数値が散見された。人属性において突出したダメージが期待できる一方,そのほかの属性では特攻のない場合のアストライアにも劣っていた。
 人特攻宝具では,Lv.120が多用されるモルガン(狂)と比較したが,想定される場面が多い等倍人特攻の状況では1.5倍有利全体宝具のモルガン(狂)にも場面によっては数値が劣った。対分アペンドによりモルガン(狂)を超える数値が期待できるが,今回の想定条件では100万を超えるような,大きな数値差を認めるには至らなかった。

4. 考察

 ☆4アストライアの比較では☆5と☆4の性能差と考えられるような結果は得られなかった。ルーラーの単体A宝具として,最低限度のダメージ量は担保されていることがうかがえた。差を挙げるとすると,1T目から枠の制限少なくアストライアとは異なる特攻範囲に,高いダメージを出せると考えられる。アドバンスドクエスト,粉骨砕骨1T撃破などは適性があるように考えられる。ただし,短期ダメージではB宝具と競うことになると思われ,オベロンのバフ量差に苦戦するのではないかとも考えられる。人属性狂相手では容易に性能を発揮できると考えられる。
 人特攻の視点では,それ自体に普段使いのような汎用性を求めることは難しい。特攻対象が多いと考えることもできるが,競合する人特攻はB宝具で光コヤンの恩恵を受けることが容易で,Lv.120が多く,クラススコアも機能しているモルガン(狂)がおり,等倍状況では全体宝具のモルガン(狂)ですら突き放すことは難しいのではないかと思われた。これまでの経験上,ギミック対応能力も強化解除では貧弱に感じられる。いずれにしても限られた適正環境で機能を最大限発揮し,使用感を最大化できると思われるので環境提供が乏しい現状では出番が少ないのではないかと考えられる。こういった性能はスーパーリコレクションクエストのような使いどころが将来的に想定されやすい環境があれば,育成ハードルが下がるように感じられる.

5. 結論

 最大限の性能としては限られた門を突破するようなTAにおいて上位を争うことのできるアタッカーだが,汎用性乏しく,投資コストに見合う機能を発揮できるかは疑問である。☆4アストライアと比べて,特筆すべき点並びに,過度に煽るようなダメージ差は少なく,場面によるがこれまで同様他のサーヴァントにもみられる範疇である。現状では上杉謙信が可能ならアストライアも可能な場面がほとんどであろうと考えられた。汎用性はない。強化で特攻がOC依存,クラススコアの解放などリミッターが解除されることが望まれる。

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