大邱ダービーは、引き継ぎ式

## 11月17日大邱ダービー
大邱韓国ガス公社ペガサスvs高陽オリオンオリオンス
11年ぶりの帰還。
大邱東洋オリオンス　東洋製菓がオリオン製菓(チョコパイが有名)に社名変更することがあったがリーグ最初期より母企業変わらず。現在の胸スポンサーは、「済州溶岩水」。MVP新人王ダブル受賞の김승현や昨年監督代行も務めた김병철を擁し統合優勝を果たした’01-02年。翌年38勝でリーグ連覇するがチャンプ戦でルーキー金鋳城の原州TG三宝に敗れる。　
‘07-08より4シーズン最下位が続き’10-11を最後に地下鉄3号戦終着駅至近の巨大体育館を持つ高陽に移転。中位が続くが’14-15シーズンに이승현が入団。迎えた’16-17シーズン4強プレーオフ。待ち構えていたのは、リーグ2位(勝ち数同数1位)でシーズン3連覇を目指す蔚山モービスフィーボス。オリオンスには、SKナイツ時代にチャンプ戦でモービスに敗れた4문태종32エロン・ヘインズが在籍。現在は、モービスの主力である장재석 (FAでモービスへ)최진수(トレードでモービスへ)李眩珉(KCCを経てモービス)前述の이승현を擁してモービスが全く手も足もでずスィープ。その勢いで14年ぶりの優勝と翌年もリーグ優勝と大邱時代と同じ経験を高陽でもする。敗れたモービスは、翌年のドラフトの順位抽選に参加し1巡1位権利を獲得して目玉選手だった高麗大이종현を指名するがモービスでは、負傷でデビューが翌年1月31日になり以降も期待通りの結果を出せずトレードで前述の최진수を含めた三角トレードでオリオンへ。その後FAでKCCから李大成。ドラフトで한호빈、今年の1巡3位이정현と黄金期を迎えようとしている。大邱時代に在籍して現在も在籍しているのは、今日の試合で活躍した21김강선と歴代4位今季中に3位現役最多出場の22오용준。昨年KTで引退かと思われたがオリオンに11年ぶりの復帰。奇しくも時を同じくして大邱に帰ってきた。

大きな体育館から小さな体育館へガス公社ペガサス
駅から遠い小さな体育館から駅直結の巨大体育館に移籍したのと真逆で駅直結の巨大体育館から移ってきたガス公社。仁川三山体育館は、6号線の駅出口から徒歩30秒の好立地。球団引き受けによりガス公社の拠点への移転。大邱での練習開始は。9月になったが新体育館建設が決まるなど球団同様これからだろう。そうこの球団は、拠点こそ仁川と富川の境目から動かないが母企業は、大宇證券　新世紀通信　SKテレコムと変わってゆき電子LAND(電気街で有名な龍山駅に広告がある)に落ち着いたが一貫してチーム成績は、最下位が指定席。10年ほど前から6強が指定席になるが’18-19シーズンついに初のチャンプ戦に進出！現代モービスから1勝し準優勝！’20-21シーズンは、4強戦でKCCから2勝と5戦戦うとこれから伸びるチームを印象づけた。リーグ優勝0回プレーオフ優勝0回。選手は、김낙현 이대헌 차바위 정효근　정영삼を中心にした生え抜きの成長途上のチームである。
大邱の新しい主人とかつての主人の対決は、大邱時代を知る김강선が躍動する。高陽で優勝をもたらした이승현 が落ち着ける。大学時代の輝きを求めて이종현 が先輩を引き継ぐ。黄金時代請負人を求められて李大成も負けない。スーパールーキー이정현 が新しい風を吹かせる。　
新しい主人ガス公社ペガサスも김낙현 이대헌 のダブルエースに32得点のニコルスン。シュートが決まる。守備が決まるたびに鳴り響く拍手の波。この街にプロバスケが帰ってきた。오용준 は、この試合に帰ってこなかったけど今年この対戦は、ポストシーズンでも確実に実現する。おそらく現役最後の試合になる。別れ。試合を見て涙が出る。これは、大邱オリオンスから大邱韓国ガス公社ペガサスへの引き継ぎ式。
大邱オリオンスから決別し名実ともに高陽オリオンオリオンスに
11年前の栄光もどん底も経験したコートに蹄を叩きつけ天馬は、羽ばたいていった。
大邱の街に2回目の初優勝を獲りに。