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カナダ トロントはどんなところ?

私は現在、ワーホリでカナダの
トロントに滞在しています。

トロントってどんな街なのか、
聞いたことあるけど

よくわからない人も
多いのではないでしょうか。

観光、暮らしの両面から
トロントを紹介します。

トロントの概要

トロントはカナダ経済の中心地で、
経済規模は北米第4位です。
リトル・ニューヨークとも呼ばれます。

カナダの東側に位置しています。
日本との時差は、サマータイムで13時間、
冬は14時間遅れています。


人口は620万人、ダウンタウンに限ると27万5,931人です。
東京の人口が1,403万6,078人(令和4年7月1日)なので、
半分以下ですね。

カナダの国土は日本の33倍なので、
人口密度は日本に比べると、すかすかです。

世界五大湖の1つ、オンタリオ湖に面しています。
海かと思うくらい大きいですが、湖なんです。
実際の海はとても遠いです。

オンタリオ湖の向こう側はアメリカです。
トロントからバスでアメリカまで行けます!


多民族な都市

カナダは移民に寛容な多民族国家ですが、
なかでもトロントは
人種のモザイク、人種のるつぼと言われます。

街を歩けば知らない言語が聞こえてくるし、
多国籍なレストランがたくさんあります。

「multi cultural city」という単語は
語学学校での会話で頻出でした。

トロントの気候

ご存知の方も多いように、カナダは寒いです。

といってもカナダは広いので、
地域によって気候はやや異なります。

トロントは北緯が札幌と同じくらいです。
平均気温も札幌と同じくらいです。

4月下旬~6月
気温が10℃以上になると、
ようやく春の訪れを感じます。

トロント市内には、日本が寄贈した桜が
至るところにあります。
桜の開花は5月10日を過ぎた頃からです。

桜は人種を問わず大人気です。
本当に多くの人が桜を楽しむ姿を見て、
日本が誇らしくなりました。

トロントでは花粉症に苦しまずに済んだのが
うれしかったです。

風が強い日は肌寒く感じるので
薄手の上着があった方がいいです。

7月~8月
私が一番驚いたのは、日が長いことです。
緯度が高いため、日没が夜20時くらいです。

多少蒸し暑いですが、日本ほどではありません。
朝晩は長袖を着たいくらい涼しくなることもあります。

日本ほど雨は降りませんが、
通り雨みたいな降り方をします。
そのせいか、傘を差さない人がわりといます。

夏はトロント中が盛り上がります。
毎週どこかでフェスティバルがありますし、
平日の夕方からはパティオが賑わいます。

トロントは公園が多いので、
ピクニックをしている人や、
水着を着て日焼けをしている人もたくさんいます。

短い夏を一生懸命楽しんでいます。

気温のわりに日差しが強いので、
サングラスがあるといいです。

紅葉がきれいなシーズンです。

暑すぎず過ごしやすい季節です。
朝晩は思ったより肌寒いので、
上着があると安心です。

10月から気温が一気に下がります。

11月~3月
冬は長いです。
気温は‐20℃、体感温度は‐30℃の日々なので、
防寒対策は確実に。

私は日本で買ったダウンで冬を越しました。
寒さが苦手な人は、カナダで買った方が
いいかもしれません。

耳が隠れる帽子、手袋も必須です。

晴れの日は少なく、
雪が降らなくてもどんよりしています。

トロント市内ならそこまで雪は積もりません。

しかし去年の冬は、20年ぶりの大雪が降りました。
至るところで車が立ち往生、バスは運休、
学校は休校、飲食店も臨時休業の惨事でした。

そういうときは外に出ないので、
ごついブーツはなくてもいいと思います。

トロントの観光スポット

カサ・ロマ

ダウンタウンを中心に主要観光スポットはまとまっています。
観光に便利なCity passに含まれるのは以下の5か所です。

  • CNタワー

  • カサ・ロマ

  • ロイヤルオンタリオ博物館

  • トロント動物園またはオンタリオ科学センター

  • トロントリプレイ水族館

このほかにも、
トロントアイランドケンジントンマーケットなど、
楽しいところがいっぱいです。

また、ナイアガラの滝に行けます!
バスで2時間~3時間です。

少し離れていますが、
カナダ側からナイアガラの滝に行くなら、
拠点はトロントが便利です。


トロントでの生活

トロントで生活して9か月が経ちました。
私が暮らしているのはトロントの中心地なので、
中心地での生活について話します。


トロントは生活しやすい

優しい人が多いので、
英語がつたなくても生活できます。

移民国家なので英語が母国語でない人や
あまり話せない人もざらにいます。

そういう人たちがいて当たり前な社会です。

物価

物価は日本より高いと感じます。
特に外食が高いです。

オンタリオ州の税金が高いのに加えて、
日本人には馴染みのない、
チップ文化があるからです。

食品には消費税がかからないので、
自炊すれば節約できます。

日本製品を扱うお店もあります。
しかし1.5~3倍の価格で売っているので、
私はほとんど買いません。


公共交通機関

トロント市内には
地下鉄、バス、ストリートカーが走っています。

Prestoカード(日本のSuicaみたいなもの)
ですべて乗れます。

日本と違うのは料金システムです。
トロントでは、2時間3.5ドルで、距離は関係ありません。

地下鉄、バス、ストリートカーの乗り換えは、
2時間以内なら無料です。

これが便利だと思う時もありますが、
2,3駅だけでも3.5ドルと考えると、高いなと思います。

また、Prestoカードはプリペイド式ですが、
Suicaのようにショッピングで利用できません。
モバイル版もありません。

公共交通機関は発展途上な感じがします。
国土の広いカナダは車社会ですからね。

治安

治安はいいと言われています。
私もそう思います。
それでも日本と違う雰囲気を感じることはあります。

プロテスト(=デモ)がちょいちょい起こります。
トラクターや車がクラクションを鳴らしながら走行します。
本当にうるさいです。

日本ではあまりクラクション鳴らしませんからね。

デモで政策が変わるのかはわかりませんが、
それだけ国民が政治に関心をもっているということなので、
そのパッションは見習うべきです。

ホームレスが多いです。特にダウンタウン。
日本にもホームレスはいますが、
トロントのホームレスはアグレッシブです。

紙コップを持って近づいてきて、
お金や食べ物を乞います。
無視すれば問題ありません。

しかし、ドラッグでやばい人もいます。
カナダはマリファナが合法です。
明らかにマリファナ以外の薬をやってる人もいます。

クラスメイトの男の子は電車の中で
ホームレスに殴られました。

そういう危険な人や、貧困層が集まる地域があります。
そこに近づかなければ大丈夫です。

留学やワーホリで滞在する人は、
滞在場所を選ぶときに治安に注意してください。

家賃が相場よりやたら低い物件は、
治安が悪い可能性があります。

スポーツ

トロントでは様々なスポーツが人気です。
アイスホッケーバスケ野球が人気です。

バスケの渡辺雄太選手は
トロントのラプターズに所属しています。

トロント市内は公園が多く、
バスケットコートやテニスコート
がある公園もあります。
そのほとんどが無料で使えます

トロントは夏になると
スポーツを楽しむ人で
にぎわっています。

そういう光景を見ると、
土地の広さ、時間的余裕といった
日本にないものを感じます。

まとめ

トロントについて、少しは知っていただけましたか?

全然書ききれていませんが、
少しでもトロントに興味を持っていただけたら
うれしいです。

どこで何を感じるかは人それぞれです。
私とあなたでは異なる感想をもつはずです。

トロントは初めての留学にもおすすめの都市なので、
ぜひ訪れて、自分で感じてください!!

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