もう一度書き始めよう
もう長い間、自分の文章を書いていなかった。書くことからしばらく遠ざかってしまっていたため、いざ書こうとしてもなかなか書けなくなっていることに気が付いた。以前やっていたスポーツを久しぶりにやろうとしたら、身体が全然ついていかないような感覚だ。
5年くらい前まで、AFPBBNewsのブログサービスを利用し、「ミャンマー(ビルマ)関連ニュース」というブログをやっていた。ブログサービスの提供が2016年に終了して以来、他のブログサービスに移ったものの使い勝手が悪く、全く更新しなくなった。それにともない、文章を書く機会がめっきり減った。
2015年11月の選挙で、ミャンマーで国民民主連盟(NLD)が勝利し、2016年4月にNLD政権が樹立された。ミャンマーは急速に変化し、メディアの自由も広がり、ミャンマーに関する情報は膨大なものになった。
かつては、ミャンマー関連のニュースも、日本語で書かれたものは限定的だった。BBCやRFA、VOAなどのビルマ語放送のいずれかを定期的に聴いていれば、ミャンマーに関するニュースはほぼ把握できていた。しかし、ミャンマーの言論の自由が広がるにつれて、ビルマ語や英語のニュースも膨大な量になり、日本語で書かれたミャンマー関連のニュースや情報も大幅に増加した。
情報が膨大になるにつれて、ビルマ語放送も以前ほどは聴かなくなっていた。日本の報道機関の記事を読んだり、ツイッターなどでミャンマー関連ニュースをフォローする程度になっていた。文章を書いて発表することを前提にした情報収集をしなくなっていた。アウトプットのためのインプットをしなくなっていた。
2月1日のクーデター後、アジアプレスからミャンマー政変に関して記事を書くことについて打診があり、今書かなければいつ書くのだという思いから書くことにした。以前ヤフーニュースなどである程度書いていたので、過信があったのかもしれない。
しかし、実際に書いてみて、書けなくなっている自分に気が付いた。周りの人に助けてもらい、何とか書き上げたものの、書けなくなっていることを痛感した。だからこそ、書くことを今日からもう一度始めてみようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?