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UNISON SQUARE GARDEN『プログラム15th』

UNISON SQUARE GARDEN結成15周年LIVE
『プログラム15th』

2019/07/27
@舞洲スポーツアイランド特設会場

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私たちのUNISON SQUARE GARDENは今日も間違いなく世界一かっこいいロックバンドだった。15周年おめでとう。そしてありがとう。これからも共に。

大きな会場でやることではなく、ほどほどの大きさの会場でライブをコンスタントに続けて“その土地の人に会いに行き音楽を届ける”ことに浪漫を注いできたこのバンド。田淵先生は10周年の武道館ですら「いろいろなご縁があって周りの人が立たせてくれようとしてくれたから」「物好きは来てね」みたいなニュアンスで立ってて。ライブもちょっぴり特効とかを加えたくらいの驚くほどの通常営業で。その当時もこれでこそのUNISON SQUARE GARDEN!!と思ったものだけど、今年はちょっと様子が違った。

「今日ぐらいは祝ってくれないかな」

とは『プログラムcontinued 15th style』の歌詞だけれど、もう異常事態。あの!ライブでも客を全く煽ることがないユニゾンが!!!物好きはきてくれスタンスのユニゾンが!!!!あの天邪鬼バンドが!!こっちは好きにやってるからそっちもよろしくやってくれスタンスの!!!ユニゾンスクエアガーデンが!!!!!!!祝ってくれって!なんてこった!何が起きたんだ田淵智也!!

こりゃあ祝うしかねえ。

そして大阪。ハピネス。会場着くとそこはフェスでした。

すげえ!人いっぱい!露店並んでるし!こんなんフェスじゃん!!!!!!!!

ヤスダスズヒト先生のお花もなんか4年前からパワーアップしてるし...!夜桜...桜のあと........ピンク..........しゅごい、作品愛が.........

「祝 何気無い記念日
何も関係ない浜松のライブハウス窓枠より」

っっとか〜〜〜ユニゾン愛されてるやんけ!!すき!

東京でバス乗るときから乗り場にバンT着てる人いっぱいいてニコニコが止まらなかったけど、会場来ても死ぬほどいっぱいユニゾンを愛する人々がいて、みなさんそれぞれに歴代のグッズ引っ張り出して武装してて。こんな幸せな空間がありますか.......

ただ、一抹の不安があって。

ユニゾンの言う特別編ってなんだ??

と。武道館、幕張ですら通常編かましてたこのバンドが祝ってくれって言うのって初めてで。えっ、突然媚びたりとかしないよね...?とか。やらしいセトリはやだなあ...とか思ったりして。そのとき考えてた聞きたくないセトリは「一曲目がプログラムcontinued 15th style」でした。くそ媚びてる。これやり出したら帰りたくなってしまうのでやめてくれと心から願ってた。

で、一曲目ですよ。なんと一曲目、










「お人好しカメレオン」







私たちのUNISON SQUARE GARDENはやっぱりUNISON SQUARE GARDENだった〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

ライブで頑なにやってこなかった楽曲をまさかの15thのアニバーサリーライブで一曲目!!!!!天邪鬼バンドここに極まれり!!最近のライブであまり出会わなかった『8月、白昼の流れ星と飛行機雲』、『オトノバ中間試験』なんかも嬉しいし。

大好きな『リニアブルーを聴きながら』も、うれしかっった、、、、、大学受験前最後のライブにしようと心に決めて行ったDr.Izzyツアーで聞いた「ちょっとやそっとの逆境で倒れるのはもったいない/「だって本気なんだから」理由はそれだけで」、いまだに揺さぶられたあの瞬間が忘れられなくて。素直に、応援されたような気持ちになって、明日からも頑張ろうと前向きになれた思い出。大事な大事な思い出。

『Catch up,latency』もめちゃ良かったなあ...今まで特別の魅力を感じていなかったのだけれど、こんなに純度100パーセントの前向きで柔らかな応援歌だったんだなあ..........と。そこからさりげない位置に持ってくるアニバーサリーソング『プログラムcontinued』への流れも解釈の一致で◎。「今日くらいは祝ってくれないかな」で湧き上がる拍手があまりにあたたかくて、いいバンドにいいお客さんに本当に幸せな空間だって。感慨

夕日に照らされる『黄昏インザスパイ』の美しさ。衝撃の『水と雨について』。聴けると思ってなかった。大事なライブの重要な位置で絶対歌うよね『harmonaized finale』。相変わらずの名曲。

そしてここからがすごかった。ドラムソロからのカオティックな怒涛の4曲『天国と地獄』『fake town baby』『徹頭徹尾夜な夜なドライブ』『シュガーソングとビターステップ』、こんなの理性ふっとばして踊ってしまうしかない。天才的な流れ。ドラムソロも今までで1番好きだったな.....毎回これ思うけどさ......毎回最高を更新してくるんだよな..........とちゅうにシュガビタのイントロ混ぜてくんのずるいし、同期音と満ちゆく月の映像のモンタージュもダークで迫真さをもって迫ってくるしすごい、カッコいい。ドラムだけで踊れてしまうんだよな。ニヤニヤが止まらん。すごいんだよ。

で、MC。

斎藤さんの「僕はUNISON SQUARE GARDENを好きな人のことをできるだけ大切にしたいと思ってます。で、どうやったら大切にできるかを知ってます。それは、これからも自分たちだけのために音楽を続けること

貴雄の「これからもよろしく……とは言わないけど、今日まで好きでいてくれた人、今日初めて来てくれた人の心に火をつけられるようにドラムを叩いていきたいと思います」

田淵先生の「UNISON SQUARE GARDENっちゅーのはすげーバンドだな!今日はよく来た!またやろう!」

この言葉たちが本当に全てだったと思う。

そうか、今日のライブはユニゾンが思う1番かっこいいUNISON SQUARE GARDENの姿を見せるっていうワガママなライブだったのかと。いつも通りといえばいつも通りだけど、ほんっとうに、ワガママ!でも、そういうユニゾンが好きで、私も目一杯遊ばせてもらってきたから、この5年くらいを全肯定されたような気持ちになってなんとも言えない感情に飲み込まれた。私が世界で1番愛してるロックバンドはこんなにもかっこいい!

この後の『さわれない歌』、これまでに積み上げてきた思い出と気持ちがこみ上げないわけがない。

あんまり泣いた泣かなかったとか言うの好きじゃないんだけど、目と鼻を真っ赤にしながらもボーカリストとしてのプライドを貫き通し睨みつけるようにして歌い上げていた斎藤さんはやっぱり唯一無二のフロントマン。貴雄も田淵も拍子抜けするほどのあどけない笑顔で演奏しててもう、、、、だめです。いいバンドだ、、、、、

『桜のあと』『オリオンをなぞる』はほんとにメジャーでタイアップ付きの曲なんだけど、やっぱりそれでもユニゾンの精神を支える曲であることは間違いないし。ほんとうに、いい曲。

もうずーーーーーっと

感慨

感慨

感慨

で。

デビュー曲『センチメンタルピリオド』で締めなのも、少し大人になったユニゾンを感じさせて。

最後にジャーンと合わせるあの瞬間、3人が心底楽しそうに顔見合わせているのは世界で1番美しい瞬間だと思う。

最後の花火も、忘れない。おめでとうを言わせてくれてありがとう。ありがとう。

UNISON SQUARE GARDENは人生だなと思う。たくさん彩ってもらって、支えてもらって、影響された部分なんて数えきれない。そんなバンドが、ずっと変わらず楽しげに音楽を鳴らして明日を歌い続けてくれるなんていう幸せがあっていいものでしょうか。これからもきっと一緒に歳を取ってくのだと思う。また勝手に遊びに行くので、待っててください。次は、20年。そしたらまた25年。楽しみだ。

1.お人好しカメレオン
2.シャンデリア・ワルツ
3.君の瞳に恋してない

4.流星のスコール
5.instant EGOIST
6.リニアブルーを聴きながら
7.invisible Sensation

8.8月、昼中の流れ星と飛行機雲
9.オトノバ中間試験
10.カウンターアイデンティティ
11.Catch up, latency
12.プログラムcontinued

13.黄昏インザスパイ
14.春が来てぼくら

15.水と雨について
16.harmonized finale
17.cody beats
18.10% roll, 10% romance
-ドラムソロ-
19.天国と地獄
20.fake town baby
21.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
22.シュガーソングとビターステップ

23.さわれない歌
24.桜のあと (all quartet leads to the?)
25.オリオンをなぞる
26.センチメンタルピリオド

#ライブ #UNISON_SQUARE_GARDEN #USG15th #プログラム15th #アニバーサリーライブ

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