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ソープデビュー

次の日は講習

緊張してあまり眠れなかったが

しっかり学ぼうと思った


お部屋に通されてびっくりしたのが

お部屋なのにお風呂がある事!

銭湯とはいえないけど

家族風呂のような不思議な作り




面接官ではない方が

お部屋にいらして説明し始めた

いーよーみたいなおじさん


「ベッドに座らせたらご挨拶してキスをする」

はい、キスして

(え?この人に?)

(え、え、え)

軽くキス

「いや、もっとちゃんと舌入れて来て」

(まじか、、、うぇー)


言われたとおりにする

しばらく気持ちの悪いことが続いたので

耐えられずに自分から切り替える

「お風呂ではどのようにしたらいいのですか?」

「いやいや、お風呂よりベッドが大事だから!」

「こうして、こうして、こう!」

「はいもう一度」

私は耐えきれずあからさまに

嫌な顔をした


「こ、これは練習だからね!」

「頑張ろうね!」


いーよーはそさくさと服を着始めた


気づけばいーよーとの時間は4時間も経っていた


あー。しんど。


しばらくしてお部屋の電話が鳴り

初めてのお仕事に呼ばれた


初めてのお客様は

優しいおじさまだった

緊張しすぎて何話したとかは覚えてないけど

会ったばかりの方と肌を合わせるって

こういうものなのかと知った






11時に出勤して夜中の1時に帰宅

長い長い1日が終わった









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