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都会

初めての新幹線


お盆時期で座席が取れなかった

東京駅までの5時間近く

私はデッキのドア側に立って

流れる景色を眺めてた







何にも考えてない


音も聞こえてこない


ただ流れてくる景色を眺めてた






東京に着いて

人の多さに困惑した

何この人だかり

めちゃくちゃみんな歩くの早いんですけど…

怖い…


私はなんとか駅員さんを捕まえて

新宿駅までの行き方を聞いた






「新宿東口に着いたらお電話ください」

新宿駅に着いたが東口がわからない

とにかくお外に出よう、、、




電話をかけた

「今日面接をお願いしてるものなんですが、

新宿駅に着いたのですが、東口がわかりません(泣)」

「アルタ前の画面がわかりますか?」

「わかりません(泣)」

「大きい電光掲示板ないですか?」

「大きい…かどうかはわからないんですが、、、

なんか電光掲示板はあります」

「改札口なんてかいてますか?」

「ひがしみなみぐちって書いてます泣」

私←必死

店の人←困惑




今ならわかる場所も

田舎から出てきた芋には恐怖だった

なんか話しかけてくる人はいるし

キャッチはしつこいし

東京怖ぇ〜汗って思った




しばらくしてお店の人が走って来てくれた

お店の方は呆れ顔

申し訳ない気持ちでいっぱいでした

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お店に着いてびっくりした

私が来たお店は

セクシーキャバクラだった

セクシーキャバクラ

「ANGEL KISS」

びっくりはしたがお金が欲しいと思って上京してきたのでそのまま話を聞いていた


そのまま働けると思っていたのですが…




まさかの不採用(涙)


...




時刻は夜19時くらい

出勤してきた女の子がジロジロみてくる


なんでこの子は働けて私は不採用なんだろうか?


頭ん中はてなだらけだったが

私は東京に知り合いなどいない


私は面接官にこう伝えた

「私、働くところがないので

どこか紹介してくださいませんか?」


お店のスタッフさんがチラチラ見てくるけど

私は出されたウーロン茶を

無視してチビチビ飲んだ





しばらくすると男性が一人迎えに来てくれた


近くの喫茶店で話しを聞かされる

「全財産が3万円もないので何か

働く所を紹介してください」 

私は風俗という業種に着く事になった

上野の箱ヘルに行く事になった































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