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これ、東大と京大の共著だよ『問いのデザイン』安斎勇樹さん #朝渋読書

安斎勇樹さんが登壇!「問いのデザイン」
株式会社ミミクリデザインCEO。株式会社DONGURI CCO。東京大学大学院情報学環特任助教。

新刊「問のデザイン: 創造的対話のファシリテーション」は、5年かけて執筆した著書なんですって。圧巻の40分の基調講演に、パワーワードが盛りだくさんでした。充実の講義内容に感動して、本を購入しました!(2020.7.15時点でKindleなし)

【今日からやってみよう】

当たり前だと思っているものに問いを立てて、行動を変えよう。
ずーちゃ(zoomでお茶する)やりましょう。

主要目次

序論 なぜ今、問いのデザインなのかPartI 問いのデザインの全体像
1章 問いのデザインとは何か
PartII 課題のデザイン:
問題の本質を捉え、解くべき課題を定める
2章 問題を捉え直す考え方
3章 課題を定義する手順
PartIII プロセスのデザイン:
問いを投げかけ、創造的対話を促進する
4章 ワークショップのデザイン
5章 ファシリテーションの技法
PartIV 問いのデザインの事例
6章 企業、地域、学校の課題を解決する

「問い」の定義

創造的対話を促すのが「問い」です。「質問」でもなく「発問」でもなく。

課題のデザイン

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参加者コメントで「耳がいたい…」が並んだスライド。
罠ですから、みんなはまってしまうのです。
まずは、罠に気がつけるようになる。

問題を捉えなおす

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6番目の、課題設定を名詞から動詞に言い換える、に感動しました。
椅子→座る
本当は、カーナビを作りたいんじゃなくて、移動時間を快適に過ごすために技術を使いたいんだ、ということに気が付く。

プロセスのデザイン

さあ、課題が分かったら、解決にむけて、いきなり「ブレストやりましょう」といってもなかなか難しい。
プロセスをデザインして、期限内に解決策を出していきましょう。

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まなざしの2軸を「時間軸」と「個人-社会レベル」にして、順番に取り組んでいく事例として、100年企業のシチズンの事例を。
過去の歴史を振り返り、その中から個人的な価値観を共有し、未来に向けてビジョンを描いていく。このプロセスをメンバー全員で共有していく。お話を聞いているだけでワクワクします。

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会議中の沈黙への対応について質疑応答。
✅最初に紙に書く時間を設定。紙に書いて考えを整理する時間があると話しやすくなる。
✅沈黙を悪にしない。「では3分間、静かに考える時間をとりましょう」と宣言してしまえばOK。

オンラインでの工夫

雑談を生み出すために、”ずーちゃ”(zoomでお茶する)をやっているとのこと。安齋さんが使っているコミュニケーション ツール emochan 背景がかわいい。

さあ、考えよう

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チームのポテンシャルを阻害している関係性とは?
どきっとします。
先週の「コミュニティづくりの教科書」でお聞きした「心理的安全性が大事」という話では、まず最初に「関係の質」を高め、それによって「思考の質」、「行動の質」が高まり、「結果の質」も高まる。そしてまた「関係の質」が良くなる、というグッド・サイクルになる。

ん~、職場での同僚との「関係性」に、各メンバーが何を期待しているのか?相互理解を深めたいなら、ストレングスファインダーの資質をシェアしあって、お互いの価値観を知ってみたい。
もし、相互理解をしたくない、というメンバーがいたら?仕事の話以外は一言もしゃべりたくないとか言われたらどうしよう。
あ、いけない、いけない、「起きてもいないことに不安」になってる場合じゃなかった。大丈夫だ、まずは元気に挨拶しましょ。

今日からできること

日常の”当たり前”に問いを立てて、行動を変えてみよう。

安斎さんの明快なお話ぶり、マネしたくて、ポッドキャストも聞きます♪

(完)

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