オペ評価#1 血掟テキサス
《The Omertosa》
甘くも苦い剣を手に、元マフィアは舞い戻る
2023年5月23日に開始されたサイドストーリー『シラクザーノ』
イベントと同時に実装された限定オペレーターが、本記事の主役となる『血掟テキサス』である。既に大陸版で神器の如く猛威を振るっている彼女だが、その詳細を掘り下げていく。
基本情報
星6の執行者としては、ファントムに続く2人目の実装となる。最高レアリティらしくステータスは相応に高く、高速再配置ということで配置コストが少ないことに加えて再配置時間も短い。戦場に居座るタイプのオペレーターでないことは明白だが、それだけではない。彼女が猛威を振るう理由は様々な付加価値にある。
素質
第一素質『テキサスの流儀』
スキル発動中、以下の効果を発動。
・攻撃力+28%
・敵を撃破時、HPを全回復してスキルを再発動(1回の配置につき1度まで)
高速再配置の中で群を抜いて彼女が『強い』と言われる理由がこの素質にある。純粋な攻撃力アップも充分にありがたいのだが、スキルの期間中に敵を撃破した際のスキル再発動。これが利便性の高さに拍車をかけており、後述するスキルとの噛み合いも抜群である。
第二素質『テキサスの剣技』
配置後、以下の効果を獲得。
・敵を初撃破するまで、攻撃速度+10、被ダメージ-30%
高速再配置特有の、低い耐久性を補完する意味合いが強い素質。敵の火力にもよるが、回避ではないため確定で被ダメージを抑えることが出来る。そして攻撃速度アップは、初回撃破までの時間を短縮させるのに一役買っている。どちらも第一素質が発動するまで、可能な限り安定性を確保するための土台であることに間違いはない。
スキル
※特に有用とされるスキルのみ紹介する
スキル2『アクアツォーネ』パッシブ 10秒
配置後、以下の効果を発動。
・血掟テキサスの周囲8マスに居る敵全員に、攻撃力240%分の術ダメージを与える。
・上記対象の術耐性-30%(10秒間)
・攻撃力+55%、2連撃の術攻撃に変化。
3つのスキルの中で与ダメージが一番高いスキル。攻撃方法が2連撃かつ術攻撃へと変化するため、物理防御が高い敵に対しても安定してダメージを稼ぐことが可能である。特筆すべきは貴重な術耐性デバフ。星6術師オペレーターでこのデバフを所持しているのはイフリータとエイヤフィヤトラのみである。つまるところ、彼女はごく僅かな再配置時間で術耐性デバフをばら蒔きながら攻撃できるのである。ある程度術耐性が高い敵であっても、強力な差し込み火力として勝機を見出だしてくれるだろう。
スキル3『ロヴェーショ』パッシブ 8秒
配置後、以下の効果を発動。
・血掟テキサスの周囲8マスに居る敵全員に攻撃力165%分の術ダメージを与え、2秒間スタンさせる。
・周囲8マスの敵4体を対象に、1秒ごとに剣雨を放つ。
※剣雨:攻撃力130%分の術ダメージと0.2秒間のスタンを付与。
先駆兵テキサスのスキル2『剣雨』を純粋に強化したスキル。剣雨の範囲は周囲8マスへと縮小されている。スキル2『アクアツォーネ』と比較して火力面では劣っているものの、牽制や範囲攻撃においては圧倒的な差を持つ。配置後、即座に発動する2秒のスタンに加えて残り6秒は0.2秒間のスタンを継続的に敵へ付与する。このスタン祭りとも言える範囲攻撃の有用性は想像に難くない。時間稼ぎは勿論、攻撃速度が遅い敵は、範囲に入った途端に攻撃不可能な状態へと陥る。さらに牽制だけではなく術ダメージも継続的に与えられるため、いくらスキル2より与ダメージ量が劣っていると言えど、火力は星6全体で見ても引けは取らない。スキル3はそのオペレーターの奥義といえる性能が殆どだが、血掟テキサスのスキル3も独自の奥義と言えるだろう。
総評
限定オペレーターなので、スカウトできる機会は限られている。無論、戦友から借りて使用するのも一つの手だ。しかし筆者個人の意見としては、可能な限りあなた自身の手元に置いておくことをオススメする。強力なオペレーターというのはスキルのSPが重い等の欠点を抱えているが、彼女の職分は執行者。コストは気にしなくても良い、配置場所も選ばない、再配置時間も短い、そして火力は強大の一言。
…まさに『ぼくのかんがえたさいきょうのオペレーター』と言っても差し支えのない存在である。筆者は完凸させているが、無凸でも十二分に強力だ。しかし、運の良し悪しは無凸入手に対しても残酷である。なにせ、交換まで300連なのだから
『私に出会ったのが運の尽きだ』
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