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#もにょろぐ|エッセイ的な読み物。

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エッセイ? 日記? ブログ的な何か。
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#もにょろぐ

#もにょろぐ もう絶対に落とさない。

先日の落下事故を踏まえて新たに導入したベビーフェンス! 階段の上につっぱり型の開け閉めできるベビーゲートは取り付けているんだけど、同じ形のものだと窓には対応できなかったので、置き型を導入! 薄い! 置く場所をほぼ選ばない! 置いてみて感じたのは、台所、玄関前(うちは玄関にも20センチほどの段差がある)、階段下にも欲しい……でした! 玄関と階段に通じるドアを閉めておけばいいだけなんだけど、寒い季節以外は風通し優先で開けていることが多い~。 もし何か難点を挙げるとすれば、

#もにょろぐ 網戸が破れた日。

雨の降る夜の、まだだんなさんが帰宅する前。 網戸に顔をくっつけ外を見ていたいりょりが、体重をかけすぎたせいで枠から網が外れ、外に投げ出された。窓の外には30センチの段差。その下はコンクリート。 「ガタダッ」 「あぁーーーーーん!!」 音と鳴き声がわずかな時間差で聞こえて、網戸のゆるみが気になっていたことが真っ先に浮かび何が起きたのかすぐにわかった。 投げ出されて横たわってなくいりょりを抱き上げて部屋の中に戻り、明りの中で体の状態を確認。頭。とにかく頭が切れていないか気になって

#もにょろぐ 頑張りと無理の境界線。

いりょりは1月生まれで、保育園のクラスの中では月齢が低い。 でも体格はそんなに小さくないかな。身長は平均値だけど体重は成長曲線からはみ出して肥満気味。体は小さくないけど、同じクラスの早く生まれた子たちと同じことが出来るかというとそれは難しい。 保育参観で、いりょりひとりがお布団の山登りが出来ずぐずぐずしていたのを見て体力はつけてあげたほうがいいなと感じた。 保育園の送り迎えはベビーカーでしていて、大人の足でなら5分かからないくらいの距離。歩けるようになってからは自分で歩き

#もにょめも 夏のこども服。

むすこ、いりょりが夏に一歳半になる。 去年よりもグッと手足が長くなり、歩いて走って登ってととてもわんぱく。週に何度か、休日や保育園の帰りに近所の土手に散歩に行って電車を見て、何度も帰りたくないと泣かれたり。去年とは明らかに反応が違って、泣かれることもちょっとうれしい。今はまだ気持ちの切り替えが早いけど、これからだんだん気持ちを引きずるようになるかな。 夏の子ども服 そんなかわいい子どもの姿を彩る子ども服。 うちの子ども服は大半がありがたいりお下がりと中古。どれもとってもかわ

#もにょろぐ 「ごめん」の大切さ。

高校の部活で演劇と出会った話を書いたけど、それよりも前にひとつ演劇エピソードあったな? と思ったので書いてみる。 小学校5年生の時、神奈川県相模原市の小学校から東京都町田市の小学校へ転校した。これを神奈川から東京への転校ととらえると都会に出てきたような印象が生まれるけど、わたしの視点では逆だった。 わたしが通っていた相模原の小学校は、各学年3~4クラスと特別支援級。図書室が3つ。池も3つ。中庭と校庭、正門前にも遊べる庭。米軍ハウスと呼ばれるものが隣接していたので外国人の生徒

#もにょろぐ 誰も無視しない、舞台の上で。

高校二年生の時、現代文の授業で当てられて、音読をした。 当時教室に通うのがとにかく辛くて、数学の授業をさぼりがちになっていて、でも好きな生物と現代文、古文、体育、音楽……くらいにしかまともに出席できていなかった。 教室の中は、香水と化粧品と制汗スプレーのニオイでいっぱいだった。思春期のみんな楽しそうでいながらどこかピリピリした空気と、さらにたくさんのニオイに酔うようになった。わたしを笑う人はいたけど、クラスで話をすることが出来る人はいなくて。ときどき声をかけてくれる人の笑顔す

#もにょろぐ グラフィッカーさんのはなし

昔の勤務先の人と、たまーに集まって飲んだりしてて。去年もいりょりが産まれる前にしばらく参加できなくなるかなと思い、飲みに行きました(飲んでないけど)。 そこで言われたんだけど「電子書籍出してくださいよ」って。 この言葉をくれた人って、わたしにとってもうすんごい人。グラフィッカーさんなんだけど、プランナーのわたしに絵の描き方とかソフトの使い方とかいろいろ教えてくれるの。ちょっとした落書きでも見つけて褒めてくれて、「もっと描いてくださいよ」って。 実際はわたしの絵はグラフィッカ

#もにょろぐ 帰省と我慢のはなし。

今年生まれた息子「いりょり」を祖父母に抱いてもらうために、祖父母のいる青森に行ってきましたー! 生後6か月の子どもと新幹線に乗って移動するのはドッキドキでしたが、すごく大人しくて助かった。帰りに近くの席の他のお子さんの声が気になってなかなか寝入れなくて愚図ってしまったけど、ほんっといい子だった……! ありがてぇ。 祖父母はいりょりを歓迎してくれて、喜んで遊んでくれてました。 6か月にして体重が9キロ以上ある大型なのに、祖父は「空気の入れ替えだ」と言って毎日抱いて庭の畑を歩い

#もにょろぐ つわりと味覚と祖母のはなし。

 今、おそらくつわりのピークにいるのだと思う。妊娠初期から牛のようにだくだくと唾液があふれ、乗り物酔いのような気持ち悪さを感じていたけれど、我慢して生活できる程度の唾液の量や、気持ち悪さではなくなってきたのを感じる。  この「つわりのピーク」というのも山頂にいてあとは下降していくだけ、というわけではなくて、常にこの山頂は更新され続けている。けれど週数的にそろそろ落ち着いてくるかもしれない頃合い、ということでピークと表現してみる。精神的にも、「もう来週にはきっと落ち着いてくるは

#もにょろぐ じぶんサイズのしあわせ

わたしは生活の中で「足るを知る」とか「身の丈にあった」みたいな言葉を意識しています。それは貧乏だった子供時代に培ったものであったり、また働き始めてからも満足に生活費を稼げなかった時代に培ったものでもあり、わたしの考える「しあわせ」を得るために信じているものです。 「しあわせ」って「満ち足りている」と感じること、充足感かなぁと。そのベースには安心感があっての上だと思います。物足りなさというのは冒険心や好奇心を産み、新しいものを生み出していく、取り入れていくクリエイティブな生活

#もにょろぐ 世代交代。

去年の夏、祖父母の住む青森の畑から赤紫蘇を株分けしてもらいました。夏の終わりに差し掛かる八月下旬。時期が終わるので植えても難しいかもと思いつつ、でも何か祖父母の畑から受け継ぎたくて移植しました。花は無事咲いたのですが、葉はさほど茂らずシーズンを終えました。元気をなくていく赤紫蘇を見守るのはつらかった。 わたしにとって、祖父母の存在は父母のような存在です。でも父母という存在よりも歳を重ねているため、別れは長く見積もっても十年以内に、曽祖父、曾祖母と別れた年齢に照らし合わせると