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#もにょろぐ|エッセイ的な読み物。

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エッセイ? 日記? ブログ的な何か。
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2024年5月の記事一覧

人の体に歴史あり~5歳児へのお風呂教育?~

 お風呂の工事の時期がそろそろ決まりそうで、息子を大浴場に連れて行く日が迫ってきた。でもこれまで、更衣室はおろかトイレすらも両手で数えられるほどしか女子トイレに連れて入ったことがない。  というのも。  寄せては返す波のようにSNS上で女湯や更衣室、女子トイレに連れられて入ってくる男児への嫌悪が話題になっているのを目にしていたため、外出時のトイレや着替えはパパ任せ。息子と二人の時はなるべく誰でもトイレ。ない時に限り女子トイレに連れて入る。  女性への配慮や遠慮、というより

晴れときどき爆竹、ところにより机

 ゴールデンウィークに中学の同級生と集まったので、中学校の話題。  風間俊介くん演じる兼末健次郎に衝撃を受けた金八先生の第五シーズンが終わるころ、中学に上がった。卒業した小学校から、二つの中学に学区が分かれる。そのうち、わたしが進学した先の中学校は市内でも有名なとても荒れた学校だった。そこに進学するのを避けるため、クラスの半分近くが中学受験をするほどだった。  五年生の秋に転入して、いじめもあったし、母親が働いていて他の親と接点がないため「とにかくやばい」というふんわりし

その蕩けるような甘い声が

 妊娠中、乳幼児から預けられるショートステイ先を探していた。  当時まだまだ元気だったけれど祖父は九十近かった。どう考えてもそう遠くなく葬儀日が来る。それは避けられない。その際に子ども預けられるところを探して、『こどもショートステイ』を知って安心した。頼れるかもしれない先がある、ということを知っているだけでも心強かった。  冠婚葬祭なら、普通は子どもを連れて行くものなんだと思う。  でも子どもを守るために連れていけない事情がある。  小学校一年生の時に両親が離婚した。