東海ラジオ ドラヂカラ!! Weekly D player 10/2

(この日は森野将彦さんがゲストでした)
森アナ:森野さんの高校の後輩の…
森野さん:はい
森アナ:かわいいでしょう?
森野さん:かわいいですよ
森アナ:ね~。かわいい1人でしょうね
森野さん:そうですね
森アナ:色んなシーズン中の会話もあったと思いますが、今日はね、先日プロ初完投勝利をあげたことについて、9月19日のナゴヤドームの巨人戦9回2失点の好投でした。プロ2年目、初の完投勝利、その試合について振り返っていただいてます。

森アナ:まずは9月19日の巨人戦プロ初完投勝利おめでとうございました
慎之介:ありがとうございます
森アナ:率直な感想から聞かせてください
慎之介:疲れました(笑)
森アナ:疲れた、というひとつに151球というのがあると思いますが
慎之介:はい
森アナ:これはひとつ自信になったんじゃないですか?
慎之介:151球くらい投げれるっていうのは、この試合投げて感じたので、次もなんとか、球数減らして投げていきたいと思います
森アナ:どうでしょう、どれくらいからこの試合は1人で投げぬこう、完投しようという意識が芽生えたんでしょう
慎之介:ほんとのこと言えば、ぼくの前の試合笠原さんが8回ぴしゃり抑えてたんで、さすがに負けてらんないなっていう気持ちがあったんで、投げ切ってやろうっていう気持ちは、その前の、登板前日からありました
森アナ:ということは、年下ですが、先にプロに入っている自分が、負けてられないという悔しさがあったんですね
慎之介:そうですね。やっぱりそこは出てしまいましたね。いつもライバル意識っていうのは、ぼくは全然感じなかったんですけど、そうやって身近な先輩が結果を残してくれてるっていうことで、ぼくも、その、やる気に火をつけてくれたって感じですね
森アナ:同時に6月にね、東京ドームでちょっと完封を逃したっていう経験もありましたが、それもひとつ、どうでしょう、あったんでしょうか
慎之介:そうですね、やっぱりあの、ホームラン打たれて、完封逃して、そこで交代したっていう悔しい思いをしたので、今回チャンスがあるんだったら、最後まで投げ切ろうっていう気持ちはありました
森アナ:10点という大量援護点もありましたが、当然ね、監督がこう…来て、「かわれ!」っていう風に言われる可能性だってあるわけですよね
慎之介:はい
森アナ:そういったあたりってどうでした?ベンチ内は
慎之介:いやぼく、ちょうどその(ベンチに)帰ってきたときに、ぼくが座ってる目の前に監督がいて、何を言われるのかな?と思って…。そしたら「どうすんだ?」って言われて。行くしかないんで、「行きます!」って言って。「なんだ最後まで行くのか」って言われて。「はい」「じゃ勝手にしろ」って言われました(笑)
森アナ:よかったですよね。一方的にかわれって言われるわけじゃなかったんですからね
慎之介:はい。そうですね。もう行かしてくれたっていうことはすごいありがたいことです
森アナ:120~30球超えたあたりで、もう1回エンジンかかったようにもみえたんですけどそのあたりどうですか
慎之介:かかったんです!ぼくが意識してかけたわけじゃないんですけど、もう最後のイニングなんで、思い切り腕振って、打たれたら打たれたでしゃーないと
森アナ:去年とくらべて、球数に対する免疫じゃないですけど、スタミナというか耐性みたいなものがついたなという風に見えるんですが、どうですか?
慎之介:いや、ぼくは去年の方が投げれてるなとは思います。今年はやっぱり手術して、多少腫れも…去年よりは腫れたときもありましたし、いいな、と思っててもその次の日がダメだったりっていうのがけっこうあったので、すごい慎重になってボール投げてましたけど、去年はがむしゃらに投げてたんで、去年の方がぼくは投げれてるなってイメージはありました
森アナ:最後に、日高優月(SKE48)がスタジオにおりますので、ちょっとメッセージをいただけますか
慎之介:お元気で!(爆笑)はい、以上!
森アナ:あのね、ちょっと夏の選挙で思ったような結果が出なくて、若干落ち込んだ時もあったんですよ。勇気づけのような言葉を…
慎之介:現実をしっかり受け止めて、来年しっかり(選抜に)入れるようにね、がんばってほしいと思います。はい。現実をしっかり受け止めて!はい!(笑)
森アナ:ありがとうございました

森アナ:森野さんどうですか?プロ2年目、変わってきたなという部分はありますか
森野さん:うーん…いい方に変わってんのか、悪い方に変わってんのかっていうとこですよね、今。どっちなんだろう?っていうのはありますけど
森アナ:悪い方に変わってる可能性もある?
森野さん:ありますねぇ。これが、1軍で投げるのが当たり前だと思って来年迎えたら、確実に痛い目に遭いますよね。投げれるっていうのは、当たり前のことじゃないですから
森アナ:1回2軍に落ちて、上がってきたときに実はちょっと話を慎之介投手としたんですが、「いやぁ…森野さんに怒られました」って。さっき森野さんがお話されていた「『勝ちたい、勝ちたい』ってどうやって勝つの?なんでそんな結果しか見ないの?ということを、こんこんと2軍で言われた」と。あの言葉がね、慎之介投手はけっこう胸に響いてたみたいですよ
森野さん:ほんとですかね?うーん…どうなんだろう。それで、ね、結果残してくれればいいんですけど
森アナ:まあでも、まだ19才ですからね
森野さん:そうですね、でもやっぱり若いうちにそういうことを言わないと。鉄は熱いうちに打てって言うぐらいですから。今のうちに叩き込んで、やらせたいですね

*+:。.。 。.。:+**+:。.。 。.。:+**+:。.。 。.。:+**+:。.。 。.。:+*

あの試合終わった直後は、疲れ吹っ飛びましたってお立ち台で言っていたけど、151球も投げたんだもんね、疲れるよねw
8月に2軍落ちする直前の試合は、あれもこれもってクリアしなきゃいけないことを考えすぎてて、何と戦ってるのか、周りも自分も見えてないのかなぁと感じてた。
1軍再昇格後は、ローテもきっちり守ったし、しっかり試合を作るピッチングを見せてくれたと思う。
いいことも悪いこともどっちもたくさんあったシーズンだけど、全部を糧に来季さらに大きくなった小笠原慎之介を見せてくれると期待してる。
ファンからしたら、高卒2年目の19歳が去年と今年で7勝は立派としか言えない!!
ずっとずっと成長を見守ってたい、そんな選手に久々に出会えて、とてもワクワクしてる。
こういうインタビュー聞いていても、受け答えのしかたや、野球について自分の考えを持とうとしてるとこ、周りのアドバイスをきちんと受け止めてるとこ、19歳だけど、とってもしっかりしてるなと思う。

森野さんの厳しいコメントも、彼にもっともっと伸びてほしいんだっていうのが伝わってきて、そして森野さんも後輩に対してそういう冷静なコメントができるようになったんだね…っていう感慨。
(まんまるのほっぺたで入団してきた21年前が昨日のことのように思い出せるのに…)

あと、現実をしっかり受け止めて!は着信音設定したいくらいにツボです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?