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Dears

大切な友人が、亡くなりました。
今、自分自身の気持ちの整理のためにこれを書きます。

彼とはずっと同じコンテンツを追いかけた友人で、憧れで、仲間で、兄で、保護者で、家族で、親友でした。

初めて会った時から彼とは考え方が同じとこもあったし違うとこもあったんですが、好きなもののためには全力で時々頭がおかしいような振る舞いをするところが自分と近かったです。

特に近かったのは『好きなものをどう話すか』ではなく『好きなものにまつわるマイナスにどう接するか』で。
好きなコンテンツに関わるネガティブで暗い話題が周りで出た時にそれを飲み込んで好きなものを楽しむ明るい気持ちを周りと共有出来る人でした。

自分は今同じコンテンツを好きな人同士がそういう話をする場所を作れるように動いてるんですが、そうした価値観も彼の背中を見て受け取ってきたもので、未だに彼ともう好きなものの話が出来ない事について実感が湧いていないところもあります。

彼とこんなに仲が良くてずっと近くで一緒に居るのになんだかタイミングを逃してライブに連番参加出来なかった時期が長くて、Liella!の最初のライブツアーが始まった時に『お互いいつ死ぬか分からないし、ここで連番しないと連番しないまま他界しちゃうから!』と誘ったのがLiella!1stツアーの群馬公演でした。
結果として彼が当てたそこで初めて連番をして、1st宮城、3rd宮城、3rd埼玉とアニメの物語をテーマにしたライブの最初・最後ではいつも隣でその感動を受け取っていました。
おかげさまで今ではズブズブです。

でも、続くアニメ3期の先にあるライブではもう彼の隣でライブと物語を受け取れない事を、まだ心で実感できてはいません。

今までにたくさんのオタクと出会って別れて、それでも自分が好きなものを見つめてきて、いつかは自分もここから消えると分かりながら限られた時間を全力で楽しもうと思っていて。

あなたから最初は貰った価値観だけれど、今はもう自分がやりたい事として、このコンテンツの未来をより楽しくするために全力で向き合いたいと思っていて、そのための仲間との出会いもあなたに貰ったから、これからの日々を落ち着いて見ていてください。

俺がブログやろうと思ったのも、人と繋がるスタンスで生きようと思ったのも、オタクとして他界せずに今ここに居るのも、今まであなたから貰ったものだから。

後は、安心して任せてください。

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