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【Z6III】Nikon最新機種購入にあたり考えていたこととファーストインプレッション #010

このたび、Nikon Z6IIIを購入しました! 前回の記事でフルサイズ機を検討しているとお話ししましたが、それから早くも購入に踏み切りました。

この記事ではZ6IIIを選んだ際に考えたことと、ファーストインプレッションをお話ししたいと思います。

そもそもはZfを買いにカメラのキタムラへ

前回の記事にも書いている通り、わたしにとってははじめてのフルサイズ機。購入にあたっては、写りはもちろんですが、今まで使っているFUJIFILMのカメラにはない使い勝手の良さが一番求めていることでした。

そんな中で候補に上がっていたのがSONYのα7CiiとNikonのZfという2機種。どちらも中級機種という立ち位置で、価格も30万円程度と、比較されやすい中級者向けのカメラといった印象だと思います。そんな中でわたしの心は、どちらかといえばNikonに傾いていました。

この明暗差でもディテールが読み取れる。ダイナミックレンジの広さが目を引く一枚。

理由はアウトプットの色味がNikonの方が好みだということ。FUJIユーザーということからもお察しいただけるとおり、わたしはフィルムライクが大好きです。Nikonはどちらかといえばノスタルジックな風合いに長けていると考えており、一方のSONYは少しわたしの好みと違っているのかなと。α7CiiのコンパクトさやAF性能は大きな魅力でしたが、やはり出てくる写真の良さが決め手となって、Zfを買おうと決断し、カメラのキタムラへ向かったのでした。

Z6IIIのキットレンズを知らなかった

カメラのキタムラに向かうと、ZfとZ6IIIが並んで置いてありました。妻とわたしは迷わずZfを手に。改めてこれを手に入れるんだという興奮を感じながらも、妻は少し躊躇いを感じている様子でした。

理由を聞いてみると、それまでメインとして使ってきたX-T4と見た目が似ているということ。確かに言われてみれば、軍艦の形から両肩のダイヤルまでそっくりです。

とはいえ、今持っている他の機種と見た目が似ていたところでなにか困ることがあるわけでもないしと、妻を納得させようとしました。すると妻はもうひとつ不安があると言うのです。

それはグリップ。確かにグリップについてはわたしも不安を持っていました。ただでさえZfはそれなりの重量、そしてZマウントの大きいレンズをつけることを想定すると、Zfのグリップはなかなか持ちづらいことは承知していました。片手運用は絶対無理、でもだからこそ、両手でガッチリ持ってしっかり構えてファインダーを撮るという、昔ながらの撮影体験に楽しみを感じられるとも思っていました。

なんでもない木の写真だが、主題と副題の切り分けがきっちりできている。

カメラのキタムラではサンプルのZfには、キットレンズのNIKKOR 40mm F2がつけられていました。その小柄なレンズですら、正直持ちづらい。確かにこれは、今後ストレスを感じながら撮影することになるかもな、と半ば妥協せざるを得ないと思った時、隣に置いてあるZ6IIIについているレンズに目が入ったのです。

そのレンズとはNIKKOR 24-120mm F4のズームレンズ。なにを隠そう、わたしがZマウント一本目のレンズとして狙っていたレンズだったのです。せっかくなのでZfに付け替えてみると、正直これは外に持ち歩けるスペックではない。自分に素直になると、早い段階でテンションが落ちるのは目に見えてわかってしまいました。

それではなぜZ6IIIに24-120がついているのかとよくよくみると、これがレンズキットとして販売されているではありませんか! しかも、24-120は通常13万円程度ですが、キットレンズとして買うと10万円程度で買える価格になっている!

ZfとZ6IIIの値差が縮まった

Z6IIIのスペックの良さは当然知っていましたし、以前に他の家電量販店で触ったこともありました。なのでファインダーの美しさ、動画性能の高さ、プリキャプチャーなど最新機能の魅力は十分感じていました。

しかし、いかんせん高すぎる。正直素人が買える価格のカメラではないと思い、発表当時から興味はあったもののなるべく見て見ぬふりを続けてきました。そしてそういったコストパフォーマンスの観点からも、Zfの購入を第一検討としてきたわけです。

しかし目の前にあるZ6IIIのレンズキットの価格を知ってしまうと、Zfと24-120をバラバラで買う価格にプラス数万円で届いてしまう……といったわけで急遽Z6IIIに心を入れ替えてしまいました(笑)

絞った時の描写も美しい。これがF値通しの5倍ズームレンズというのは凄すぎる。

とりあえず開封、そして近くの公園へ

早速開封動画を撮影したので、よければYouTubeもご覧ください!

そして新品のZ6IIIを持って近くの公園に行ってきました。とりあえず試写、ファーストインプレッションの確認です。

いくつか作例を挟んでいますが、まず感じたのは懐の深さ。EVFを覗いて見える景色と、写真として捉えたいシーン、この乖離が全然なくて、感じたそのままを写真としてアウトプットできているというのが触って30分もしたらすぐに理解できました。

そして次に扱いがっての良さを感じました。わたしが求めていたAF速度の速さと1本でなんでもできるレンズ。本当にストレスなく撮影できました。

RAW現像で逆光を持ち上げているが、髪の毛などの繊細な描写がしっかり残っている。

特にこのNIKKOR 24-120mm F4は神レンズと呼ばれるのも納得の描写。ボディの性能もいいのでF4で望遠端で撮れば、ポートレートでも十分ボケてくれます。

あと驚いたのが接写性能。最大撮影倍率0.39倍というのはスペックシートで見ていましたが、実際に望遠端で公園の花に近づいてみると想像を遥かに超える迫力で撮れました。

これだけなんでもできて、しかも最大撮影倍率0.39倍というのはもうよくわからない。

あとは暗所性能もバッチリですね。休憩がてら入ったカフェでも、ズーム機能を活かして席に座ったまま納得のいく写真撮影ができました。

流石にサイズがでかいので、店内で撮ってる感には注意が必要です。

まだ一時間程度触っただけですが、とても満足のいく撮影ができました。

これからも作例をたくさん上げていくので、noteとInstagramをフォローいただけると幸いです😊

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