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AIと共存する時代を

皆さんこんにちは🤗
長崎県立大学の山口真奈です!

あけましておめでとうございます!
皆さんは年越しどのように過ごしましたか?
私は友人と共にワイワイ騒ぎながら年を越しました😅
お正月ゆっくりできるかと思えば、卒論に追われ、更にはインフルエンザにかかり、5日間寝込むという身体が忙しい年初めとなりました😂

さてさて、記事を投稿することも今回で3回目となります。
テーマをそれぞれ決めて投稿してきましたが、今回はまた違った内容で書き進めていきたいと思います!

今回のテーマは「AI時代で人である自分が活躍するためには」です。

ここ数年で技術の発展が著しくなってきましたね。

人工知能(AI)が搭載された人型ロボットや車など情報番組等で見かけることが増えてきています。

例えば、iPhoneのSiri。これにも人工知能が搭載されています。

他にも、Amazonで買い物したことのある方はピンとくると思いますが、何かを購入した時に関連商品の提案が出てきたり、購入していなくてもAmazonで商品を調べただけで、後から類似の新商品等の案内広告が出てきますよね。

これもまさにAIによって過去の購入データや閲覧データを学習することで、最適な商品を判断して提案しているわけです。

AI(人工知能)とは

年々技術の進化を遂げるAI、そのスピードは近年、加速度的に進んでいます。

経済産業省の29年度予算案をみると、未来への投資を1.5倍増やしていることがわかります。

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このことから、社会的にも、世界を変えつつある人工知能やIoTといった、いわゆる「第四時産業革命」の分野に対する関心が高まってきていると考えられます。

しかし、技術の発展に伴い、AIに関する問題も増えてきました。

そもそもAIとは何でしょうか。

AI(人工知能)とは、学習・推論・認識・判断などの人間の知能を持たせたコンピューターシステムのことを指します。
人工知能を搭載したコンピューターはデータとして蓄積された内容を基に、状況に合った最適かつ柔軟な対応を選択することができます。

さらにそこに人間の頭脳では処理することが不可能な膨大なデータ「ビッグデータ」を掛け合わせることで、経済などにおいてとても大きな変革を生じさせる可能性を秘めています。(for the win ホームページより引用【https://forthewin.co.jp/it_blog/ai_2045】)

AI活用による問題点

AIの活用により、より社会が発展していくことは確かですが、そこには問題点もあります。

皆さんは2045年問題という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

2045年問題とは、2045年には人工知能(AI)が人間の知能を超えるという可能性を予測していることです。
これは、インテルの創設者の1人である、ゴードン・ムーアが唱えた集積回路の集積密度は2年で2倍になるという法則に基づいています。
集積回路の密度が高まることでコンピューター性能も大きく向上することから、その頃には「技術的特異点(シンギュラリティ)」を迎えるのではないかといわれています。

AIは驚くほどの速さで進化しており、すでにディープラーニングと呼ばれる技術により、脳の神経の動きは一部再現が可能になっています。

コンピューター内のニューロンの数が人間の脳の数を超えると、コンピューター自体が意識を持つことが可能になるのではないかとさえ言われています。

AIが指数関数的に進化していくと、やがてAI自身が自らを改良し、さらに高度な知能を持つAIを設計・開発することができるようになると、もはやAIは人間の知能では予測・理解できない域に達するでしょう。これこそが2045年問題なのです。

2045年問題という未来の話を聞いてもピンとこないかもしれませんが、実際に仮想現実などの技術は日々進歩しており、VRゴーグルなどの端末も普及しており、AI技術が医療に応用される事例も少なからずあります。また、情報メディアでも数多くAIに関する話題を取り上げているため、研究者の提唱された仮説は信憑性を伴っているのではないかと感じます。

AIに関して、AIによる代替可能性のある仕事があるという問題も出てています。

野村総合研究所のレポートによると、以下の職が代替可能性が高いとして書き出されていました。

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野村総合研究所は、国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算した結果、下図を見ると、10~20年後に、日本の 労働人口の約49%が就いている職業において、それらに代替することが可能との推計結果が得られたそうです。

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かなりの数に驚きを隠せませんが、AIは広い分野で登用されるのだと感じました。

私たち人間ができること

ここまで、AIによる代替可能性の高い仕事をみてきました。

それでは今後、私たちは発展する人工知能やテクノロジーとどのように関わっていけばよいでしょうか。

このままだとAIに仕事を奪われると悲観的に考えるよりも、AIが浸透した社会に適応する未来で、自信が何が出来るのかを考えてみてはどうでしょうか。

例えば、今まで単純作業にあてていた時間を、クリエイティブな仕事を考える時間にするように仕事のスタイルを変えていくなどが考えられるのではないでしょうか。

もうすでに、業務にAI技術を取り入れて仕事のスタイルを変えている会社もあります。

例を挙げると、2017年に日本経済新聞社が発表した『決算サマリー』はAI技術を利用し作成されました。3,600社という膨大な数の日本国内の上場企業の決算情報を、人が全く関与することなく完全自動で文章化したのです。これによって、記者は丁寧な取材が必要な人間にしか書けない記事に集中できたのです。

また、Googleは成人の失明の主要原因である糖尿病性網膜症を眼科医とほとんど同じ精度で特定できる医療用AIを開発したことで、医師は人間にしかできない治療に集中できるようになりました。

これらの例のように、「AIが人間の仕事を奪う」と考えるのではなく、「AIを利用することによって、人間は人間にしかできない仕事に集中できる」と考えて働き方を積極的に変えていくことが求められているように感じます。

AIの得意分野は単純作業と分析、計算できることです。逆に感性が求められるクリエイティブなことは不得意とされています。

クリエイティブなことは感性を持ち合わせている人間だからできることだと思います。

AIと共に

AIについて問題点など記述してきましたが、私がこの中で何が言いたいのかというと、「AI時代の中で活躍するためには、人間だからできるクリエイティブ性を自身の中で高め、AIを利用しつつ発想をふくらませることで、質の高い仕事をしていく」ことが、今後の社会で求められるのではないでしょうか。

AIがいるから、私はなにもできないんだ、ではなく、AIがあるから私はこれができるんだ、この分野に集中できるんだ、更なる仕事の質が向上できるんだ、そう考え取り組んでみてはいかがでしょうか。

【参考文献、URL】
·日経Biz Gate/https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXZZO3133203004062018000000?page=3
·サウスピークホームページ/https://souspeak.com/ks/ai-2045-singularity/
·野村総合研究所/https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf
·経済産業省/https://www.meti.go.jp/main/60sec/2017/20170112001.html