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サードッグのGt,Voです →https://lit.link/sirdoglinks 美兎委員長と詩子おねえさん応援しています。

マガジン

  • ブラジル音楽が大好きシリーズ

    タイトル通り。ブラジルサイケ、トロピカリア系が多めです。

  • 日記シリーズ

    やわらかーく日記とその日聴いたアルバムを語る感じです。不定期更新。

  • ゆらゆら帝国~

    ゆらゆら帝国全曲レビューを目指しています。

記事一覧

サイケアルバム探訪⑤ Bwana/Bwana

お久しぶりです。 私はとても気分屋なので、備忘録ついでに始めていたnoteも気が付けば1年以上触ることを忘れていました。 これからもこのレベルで気まぐれでやっていると…

茂
2週間前
4

ブラジル音楽のディグが止まらない ...または最近見つけたブラジル音楽の隠れた名盤10選

あけましておめでとうございます。 一昨年ごろから自分の中でずっとブームが止まらないブラジル音楽だが、最近は様々なディグりの手段が増えたことでより様々な名盤に出会…

茂
1年前
27

聴いてこなかったサイケ定番どころを聴いた

このタイトルでこのアルバムのジャケを貼ったなら大体の人がこのアルバムを聴いてこなかったのかと思うだろう。 その感想は全くもって正しく、サイケ好きを自称しながらサ…

茂
1年前
20

ゆらゆら帝国⑪ シングル集 2002~2007+α

ちょっと前に「空洞です」のレビューを書いたが、残りのこの年代のアルバム未収録曲を書いてメジャーデビュー後のゆら帝の全楽曲のレビューが完了する。 「+α」としている…

茂
1年前
7

サイケアルバム探訪④ Ladies W.C./Ladies W.C.

アルバムについて1969年発売されたというベネズエラの4人組バンドによる唯一作。 かなりマイナーなバンドで、当然情報も少ないので私が敬愛する「サイケデリック漂流記」と…

茂
1年前
6

ゆらゆら帝国⑩「空洞です」

アルバムについて所持:済 好き度:★★ 2007年に発売されたゆらゆら帝国の最後のアルバム。 ゆら帝はこれまでのアルバムでもある程度楽曲やサウンドに一定の統一性が見られ…

茂
1年前
12

サイケアルバム探訪③ 山本精一&Phew/幸福のすみか

アルバムについてボアダムス、想い出波止場、羅針盤、ROVOなど様々なバンドを転々として活動してきた山本精一と、70年代末にAunt Sallyというポストパンクバンドのボーカル…

茂
1年前
4

サイケアルバム探訪② 裸のラリーズ/Mizutani

言うまでもなく最近話題のラリーズの再発版であり、枕詞のように「伝説のバンド」と称されるラリーズをついに公式のCDで聴くことができるということで発売日に早速買った。…

茂
1年前
7

もっと80'sのネオサイケは評価されるべき

いいたいことはタイトルの通りですが...。 最近は音楽雑誌の古いバックナンバー漁りにはまっていて、特に気になるのがサイケ特集の号。 読んだのが大体00年代ごろのバック…

茂
1年前
15

ゆらゆら帝国⑨「Sweet Spot」

アルバムについて所持:済 好き度:★★★ 2004年にベストを発売し、2005年にミディからソニーミュージックにレーベル移籍してから初めて発表されたアルバム。 アルバム「…

茂
1年前
6

ゆらゆら帝国⑧「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」

アルバムについて所持:済 好き度:★★★ 2003年に発売されたメジャー後初のライブアルバムで、同年の5/30の恵比寿ガーデンホールでの公演を音源化したものである。以下は…

茂
1年前
6

ゆらゆら帝国⑦「ゆらゆら帝国のめまい」

アルバムについて所持:済 好き度:★★ 前作「ゆらゆら帝国 III」から2年後の2003年に発売されたアルバムで、「ゆらゆら帝国のしびれ」と同時発売された作品である。 その…

茂
1年前
10

サイケアルバム探訪 Spacemen 3/Sound Of Confusion

アルバムについてサイケロックの定義として、60年代後半に流行したドラッグ体験などを表現したロックか、その時期に活動していたバンドを指すことが多い。 なので、以降に…

茂
1年前
3

ゆらゆら帝国⑥「ゆらゆら帝国のしびれ」

アルバムについて所持:済 好き度:★★★ 前作「ゆらゆら帝国 III」から2年後の2003年に発売されたアルバムで、「ゆらゆら帝国のめまい」と同時発売された作品である。 そ…

茂
1年前
10

ブラジル音楽が大好き!③ Os Mutantes/Os Mutantes

1968年に発売されたブラジルのサイケロックバンド「ムタンチス」のデビューアルバム。 ムタンチスとは60年代当時、軍事政権下にあったブラジルに対してカエターノヴェロー…

茂
1年前
13

ゆらゆら帝国⑤ シングル曲 1998~2001

これまでにゆらゆら帝国のアルバムをレビューしてきたが、アルバムに収録されなかったシングル曲にも隠れた名曲がたくさんあり、こちらにも触れなきゃと思った次第。 1st …

茂
1年前
6
サイケアルバム探訪⑤ Bwana/Bwana

サイケアルバム探訪⑤ Bwana/Bwana

お久しぶりです。
私はとても気分屋なので、備忘録ついでに始めていたnoteも気が付けば1年以上触ることを忘れていました。
これからもこのレベルで気まぐれでやっていると思います。

このアルバムについて2年前にブラジル音楽の魅力に憑りつかれてからというもの、更にワールドミュージックを掘り進めるようになっていた。ブラジルサイケからボサノヴァなど普通のブラジル音楽にはまり、アフロサイケにはまったらハイラ

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ブラジル音楽のディグが止まらない ...または最近見つけたブラジル音楽の隠れた名盤10選

あけましておめでとうございます。

一昨年ごろから自分の中でずっとブームが止まらないブラジル音楽だが、最近は様々なディグりの手段が増えたことでより様々な名盤に出会うことができた。
ブラジルにはこんなにも良い名盤が多いことを、一人でも多くの人に共有がしたいためこの記事ではディグに使ったメディアとそれらで出会ったアルバムの中から10枚紹介したいと思う。なお今回はかなり選盤がサイケに偏っているためその点

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聴いてこなかったサイケ定番どころを聴いた

聴いてこなかったサイケ定番どころを聴いた

このタイトルでこのアルバムのジャケを貼ったなら大体の人がこのアルバムを聴いてこなかったのかと思うだろう。

その感想は全くもって正しく、サイケ好きを自称しながらサイケの入り口定番どころのクリームを全然聴いてこなかったのである。
今年になってから私はサブスクに入り、折角色んな音楽を聴けるのだからと今週はCDを所有していなかったサイケの定番作を色々聴きあさってみた。

Cream/Disraeli G

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ゆらゆら帝国⑪ シングル集 2002~2007+α

ゆらゆら帝国⑪ シングル集 2002~2007+α

ちょっと前に「空洞です」のレビューを書いたが、残りのこの年代のアルバム未収録曲を書いてメジャーデビュー後のゆら帝の全楽曲のレビューが完了する。
「+α」としているのは、「LIVE 2005-2009」にライブ音源のみ収録されてスタジオ音源が無い例の3曲も含む為である。

5th Single「冷たいギフト/貫通」2002年にゆら帝が唯一発売したシングルで、両A面として発売されたのもこのシングルのみ

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サイケアルバム探訪④ Ladies W.C./Ladies W.C.

サイケアルバム探訪④ Ladies W.C./Ladies W.C.

アルバムについて1969年発売されたというベネズエラの4人組バンドによる唯一作。
かなりマイナーなバンドで、当然情報も少ないので私が敬愛する「サイケデリック漂流記」というブログから一部情報を参考にさせてもらった。
なんでも、バンドの中心人物はアメリカから南米に渡ってきたStephen Scottという人物らしく、実際今作の作風には南米的なエッセンスは薄く、かなりアメリカのガレージサイケに近い内容に

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ゆらゆら帝国⑩「空洞です」

ゆらゆら帝国⑩「空洞です」

アルバムについて所持:済
好き度:★★

2007年に発売されたゆらゆら帝国の最後のアルバム。
ゆら帝はこれまでのアルバムでもある程度楽曲やサウンドに一定の統一性が見られたが本作は特にサウンド面において非常に統一感がある。
ほぼ全曲に渡ってクリーントーンのギターで演奏されており、アップテンポの曲も、劇的な展開になることもなく、常に一定の生ぬるいテンションのまま進んでいくコンセプチュアルなアルバムに

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サイケアルバム探訪③ 山本精一&Phew/幸福のすみか

サイケアルバム探訪③ 山本精一&Phew/幸福のすみか

アルバムについてボアダムス、想い出波止場、羅針盤、ROVOなど様々なバンドを転々として活動してきた山本精一と、70年代末にAunt Sallyというポストパンクバンドのボーカルとして活動し始め、その後もソロで海外のシーンでも活動していたPhewによるデュオで制作されたアルバム。

今作の誕生の経緯はアルバム付属のライナーにも記されているが、この両者が参加した「NOVO-TONO」というユニットでの

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サイケアルバム探訪② 裸のラリーズ/Mizutani

サイケアルバム探訪② 裸のラリーズ/Mizutani

言うまでもなく最近話題のラリーズの再発版であり、枕詞のように「伝説のバンド」と称されるラリーズをついに公式のCDで聴くことができるということで発売日に早速買った。

どれくらい凄い事かというと、元々今回再発された3枚のアルバムは、「Live '77」が1000枚限定、今作ともう一つのスタジオ録音盤が500枚限定というかなり限られた生産数での発売だったせいかすぐに売り切れてしまう。
その後は現在も公

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もっと80'sのネオサイケは評価されるべき

もっと80'sのネオサイケは評価されるべき

いいたいことはタイトルの通りですが...。

最近は音楽雑誌の古いバックナンバー漁りにはまっていて、特に気になるのがサイケ特集の号。
読んだのが大体00年代ごろのバックナンバーで、その時の時流もあるのだろうが大概取り上げられるのは60年代ごろのバンドやアルバムであり、その後のポストパンク、ネオサイケのバンドはちょっとだけ触れる程度か、全く言及されないことが多い。

私目線で見るとこの80年代ごろの

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ゆらゆら帝国⑨「Sweet Spot」

ゆらゆら帝国⑨「Sweet Spot」

アルバムについて所持:済
好き度:★★★

2004年にベストを発売し、2005年にミディからソニーミュージックにレーベル移籍してから初めて発表されたアルバム。

アルバム「ミーのカー」以来、アルバム収録曲の中から先行でシングルが発売されてからアルバムを発表する形式をとっていたが、今作はシングルが無いまま発売された。しかし「3×3×3」ではシングルカットとしてシングル曲が発売されたが、今作はシング

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ゆらゆら帝国⑧「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」

ゆらゆら帝国⑧「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」

アルバムについて所持:済
好き度:★★★

2003年に発売されたメジャー後初のライブアルバムで、同年の5/30の恵比寿ガーデンホールでの公演を音源化したものである。以下は、当時のライブの全体のセットリストである。

タイトルの通り、ライブ公演のうち当時の新作だった「ゆらゆら帝国のしびれ」「ゆらゆら帝国のめまい」の曲から中心に収録されている。
全編通してコンプレッサーが強くかかったような潰れ気味で

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ゆらゆら帝国⑦「ゆらゆら帝国のめまい」

ゆらゆら帝国⑦「ゆらゆら帝国のめまい」

アルバムについて所持:済
好き度:★★

前作「ゆらゆら帝国 III」から2年後の2003年に発売されたアルバムで、「ゆらゆら帝国のしびれ」と同時発売された作品である。

そのため、しびれとはジャケットやCDデザイン、収録内容全てが対となっている。これら二枚のアルバムは同時期に制作された曲をテーマに合わせて振り分けたとされており、しびれが実験的な作風なのに対し、今作はメロディアスな曲が多く、どちら

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サイケアルバム探訪 Spacemen 3/Sound Of Confusion

サイケアルバム探訪 Spacemen 3/Sound Of Confusion

アルバムについてサイケロックの定義として、60年代後半に流行したドラッグ体験などを表現したロックか、その時期に活動していたバンドを指すことが多い。
なので、以降に登場した音楽性やサウンドにサイケデリックの影響がある音楽やバンドは総じて「ネオ・サイケデリア」というまた別の区分にされることが多い。ただ年代で分けただけかと言われると、60年代とそれ以降では録音やサウンドメイク、新たな技術が登場しているた

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ゆらゆら帝国⑥「ゆらゆら帝国のしびれ」

ゆらゆら帝国⑥「ゆらゆら帝国のしびれ」

アルバムについて所持:済
好き度:★★★

前作「ゆらゆら帝国 III」から2年後の2003年に発売されたアルバムで、「ゆらゆら帝国のめまい」と同時発売された作品である。

そのため、めまいとはジャケットやCDデザイン、収録内容全てが対となっている。これら二枚のアルバムは同時期に制作された曲をテーマに合わせて振り分けたとされており、今作はバンドサウンドにとらわれずにリズムマシンの導入や一定フレーズ

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ブラジル音楽が大好き!③ Os Mutantes/Os Mutantes

ブラジル音楽が大好き!③ Os Mutantes/Os Mutantes

1968年に発売されたブラジルのサイケロックバンド「ムタンチス」のデビューアルバム。
ムタンチスとは60年代当時、軍事政権下にあったブラジルに対してカエターノヴェローゾとジルベルトジルが中心になって起こしていた音楽的なムーヴメント「トロピカリア」に参加していたバンド。

トロピカリアというのはブラジルの伝統的な音楽に英米のロックの影響を混ぜ合わせた音楽性で、ムタンチスはビートルズを中心に当時流行の

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ゆらゆら帝国⑤ シングル曲 1998~2001

ゆらゆら帝国⑤ シングル曲 1998~2001

これまでにゆらゆら帝国のアルバムをレビューしてきたが、アルバムに収録されなかったシングル曲にも隠れた名曲がたくさんあり、こちらにも触れなきゃと思った次第。

1st Single「発光体」1998年発売。デビューアルバム「3×3×3」の発売後に、収録曲の「発光体」をシングルカットしてアルバム未収録曲を2曲追加した内容のシングル。
この二曲はアルバム曲の別ミックスのものと別テイクの曲ということもあり

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