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自分を騙し続けた夢をケニアで捨てた話


高校の頃からの夢


アフリカ地域で教育環境を改善させる


そんな今の自分には似合わない大人びた夢を持っていた私だが、この夢はもともと大学受験の推薦入試を受けるときに考えた夢だった。


当時アフリカ、教育、ボランティアに興味があった17歳の私。


そんなときに塾の先生が国際協力で教育を改善する夢はどうって言ってくれたのだ。


自分は嘘が嫌いだった。だからか、この夢が本当に自分のしたいことだと、騙すような形になっていた。そして、いつしか本当に騙されていたのだと私は思う。


ずっと、


「本当にやりたいことなのか?」

「自分で自分のこと騙してないか?」


という疑問と共に4年近く生きてきた。


そして、その夢が本当に私のやりたいことかを知るための今回のケニア渡航。


ケニアで過ごしていくうちに、私は気づいたしまった。


「私の夢は教育改善じゃない!もっと違う…」


今、私が見ているこのケニアのキラキラとした素敵な世界をいろんな人に見てもらいたい、知ってもらいたい。これはケニアに限らず、春に3週間滞在したネパールでも感じたこと。


私はマイナスイメージの多い途上国を中心に、世界の良いところをSNSをはじめとするネット、そして本などのメディア通じて伝えていきたいと今は考えている。


この様な言い方をしたら語弊があるかもしれないが、国際協力/ボランティアは私の中ではツールに過ぎないのかもしれない。


観光向けではなくて、現地の本来の姿を安全に知るためのツールだ。今いる東クリア地域(ナイロビからバスで12時間ほど)は現地のボランティア団体を通じて来たわけだが、この滞在を通じて、現地の人々の生活をじっくりと味わい、知ることができる。


もちろんマイナスの面にも多く直面するが、それ以上に素敵な面を沢山沢山見てきた。治安もとっても良く、自然も豊かで優しい人たちにあふれた場所。メディアでは取り上げられていないであろう、素敵な彼らの笑顔。キラキラと輝く彼らの生きる姿には嫉妬をしてしまうほど。

ネパールでも彼らの生活に嫉妬したなぁと思い出す。


そんな素敵な面をいろんな人に伝えたい。


もちろん、時には現地に来たからこそ体験できたマイナスの面も伝えるけれど。


これが今の私の夢だ。


こんなに執着してた教育がびっくりするほど頭から消えた。

今まで相談に乗って頂いていた方々、こんなにもあっけなく夢が変わってしまいすみません。でも、本当にこれでいいのかな…という心のモヤモヤが全て消えて、今は胸を張って今の夢を言える気がします。


自分のこと騙してないって思います。


これで留学先の大学の選択も振り出しに戻り、海外の大学院に進学する選択も無くなった。冬セメに2ヶ月半行こうとしたアフリカ渡航も白紙へ。


はて、これから、将来、どうしよう…という感じ笑


でもなんだかワクワクして楽しいって思うからこれでよかったなって。今の時期にケニアに行けてよかった。



ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


やっと自分に素直になれたなと、とっても心は晴れやか。


これからもこんなモイをどうぞよろしくお願い致します☺︎🌱