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富士山その続き

さぁ腹ごしらえも済んだことだし、
いざ出陣じゃ!

向かった先は


良い神社❣️

2年半前からずっと
『会いたかったぁ会いたかったぁ会いたかったぁーYES!君に〜』AKB48より

今日の気分はのりのりだ!

さぁどこかな?どこかな?どこかなぁ〜?と
車を走らせます
車が通れるのか不安になりつつ
古民家の道をぐるぐる走らせてたら
細い参道であろう道の奥に鳥居が見える。

あっあった!

けど、車じゃ通れないよ?
どこか駐車場みたいなのないのかな?
と、また車でうろうろ。

交通量はほぼなさそうな住民だけが利用するであろう道路なので低速度で探してると
後ろから選挙カーが追っかけてくる。。
んもぅー!
元日から挨拶は偉いけど、着いてこないでぇ😂
追われると逃げたくなる達なのっ🥺

結局少し広めなところに停車して
「ごめん!ママ駐車場見つからない!探して来て良い?」
「うん!いいよ〜」
車の中でサンタに貰ったおもちゃに夢中な子供たちよ…一緒に行く気は更々ないのですね🥲
いえいえ。私の都合に着いてきてくれるだけで何とも有難い親孝行者よ。ありがとう。

おりて参道を歩きつつ駐車スペースがないか探します。
んーーー。なさそう。どうしよー。
ここまで来て諦めれない。
ちょっと登ってみようか?

この奥に神社があるのか?

竹林参道。
駆け登る私。

登りきった先に!


うわ!すっご!
歴史を感じる匂いがする!
これかぁ🥹と感動していると
1人の年配の男性が別道から歩いて来ます。

「あっ!あの!すみません!🤚🏻駐車場ってどこですか?」

「そこやで。👴🏻」

「ここまで車でこれるんですか?どうやって来たらいんですかねぇ?」

「えっとなぁ。そこ降りた所細い道あったろう。そこを左に行ったら四ツ辻があってな、そこを左に曲がってのぼってくるんや。」
と、地面に地図を書いてくれます。

「ありがとうございますっ!車とりに行ってきます!
神主さんですか?」

「いや、いや、ここのーーーや」
「?」
「ーーーや」

わからん。。。
「そうなんですか!ありがとうございます!」

分かったつもりで頭を下げて来た道を駆け下ります。

なんと奇跡❗️今日は運が良い!八咫烏役の年配の叔父様に出会えるなんて❣️


猛ダッシュして降りてると住民のおじさんに見られてしまいました💦

「おっほ!元気やなぁ!」笑
満面の笑みで私を見つめるおじさん

私もおじさんと世間話したいですーー!って
思いながら笑って誤魔化して駆け下り車へ。🤣

「おまたせー!駐車場あったー!」

やっとちゃんとした駐車場に停めて参拝へ。
境内に入ると割と地元の人で賑わっていました。

石積みの階段を登ります。

うわぁ。何て立派な建造物なんだ。かっこいい。

と見惚れていると
さっきの八咫烏の叔父様がいらっしゃいました。
「立派ですね。」そう伝えると

どうぞどうぞと誘導してくれます。

本殿で参拝させて頂くと、叔父様が
再び手招きして
「甘酒とか接待しよるから靴脱いで上がりんまい」
と声かけてくれます。

いいんですか?すみません。ありがとうございます。

まさか上がらせてくれるとは思ってなかったので
驚きながら失礼しますと上がらせて頂きました。
そこには3人の地域の長老会の方々なのか?接待をされていました。

先程の叔父様が温かい甘酒を手渡してくれるので
「ありがとうございます。いくらですか?」と
聞くとみんなが笑っていらんいらん!🤣スミマセン

「どこから来たん?ほぉほんな遠くから。またなんでぇ?神社巡りが好きなんか?」
と色々質問攻めにあいます。

「色々調べてるとここに辿り着いたんです。」

「へぇ。そんならわしらじゃダメじゃ。あの人どこいったん?さっきおったろぉに。おったおった!〜さーん!お客さんよ!〜から来てくれとるんよ。」

「この人がここのこと調べよるんやって。」

「ここの祭神はなぁ飯依比古や。稲の神様やなぁ」
「やはり稲の神様なんですね。男神ということですか?」
「ん?そうやなぁ男神や。」
「ここの山の麓に罔象女(みつはのめ)を祀っているところがあると思うんですけど、何故こちらは男性なんですかねぇ?」

「んー。わしにもよく分からんなぁ。昔はここ神主がおってここで色々祭りとかしよったんよ。そのじいさんの後に息子が継いだんじゃけどな、早うに亡くなってなぁ。その子どもは子供じゃからそれは好まなんでなぁ。昔からここで踊らされたり稽古しよったんじゃけど。今その子が色んな所掛け持って3箇所くらいじゃったかの?しよるわ。じいさんならよう詳しかったんじゃろうけどな。わしらもよく知らんのよ。公民館とかに資料とかが置いてあるけそれ見てもええかもしれんなぁ。この辺のことよう知っとる神主は今坂出におるわ。」

「昔はな、神社ここじゃなかったんよ。この山のてっぺんにあったらんしじゃけどな、兵火でな焼かれんよう少しづつ2回にわたって下ろしたらしいわ。だれじゃったかのぅ?そうそう!長宗我部よ。」
「ここは県社でもあったからお偉いさんがよう来とったらしい。あの金比羅さんがあるじゃろう。あそこと同等の地位の神さんなんで。この山はなぁ讃岐富士ゆうて、他にも讃岐富士はあるんで。そうそう!知っとるんな。」

その他にもここの大将であろう方も訪れて色々教えてくれます。

「ここは菅原道真が来たところでもあるらしいわ。九州に行く前になぁここに寄ってたんだと。そうそう綾川にある滝野天満宮もそうやろう。ここにも来とったらしい。何で来てたかわ知らんけどなぁ。賢い人やったらしいけんなぁ。わしらここにずっと詣っとるけどこの通りさっぱりよくならんわ!笑」

「こうやって来てくれる人がおるけんのぉわしらも飯依比古の神さんのことよく勉強しとかんといかんのぉ。」

と、叔父様達が知ってることを沢山教えてくれました。
ありがとうございます!感謝です。
ここでこの叔父様方に出会えたことはきっと飯依比古さまのお陰だと思ってます。導きをありがとうございました。


叔父様方にお礼を告げてあとにします。


色々歴史を知る事ができました。
しかし、地元の神社を管理している方々でも知らないことは多いようで。
やはり自分の感覚と行動で繋げていくしかないみたいです。

そして、飯神社の社殿がこちら。


畏れ多くてちゃんと撮れませんでした。
真北に建ってました。



竹林参道から見えてた鳥居
南から直線に続いてる参道もありました。
こちらが正式なのかな。


最後に八咫烏の叔父様が声をかけてくれました。
「午前中は山に登ってこられたんですか?」
「いいえ。到着するのが遅くなってしまって。次来る時は山に登ってから来ようと思います。色々とありがとうございました。よい一年をお過ごし下さい☺️」

と分かれを告げました。


あぁなんて良い所だったんでしょう。
こうやって地元の人と関われることって素敵ですよね。
自分の知らない世界を教えてもらえる。

誰かが誰かに伝えていくことが将来の子供達にとってのアイデンティティに繋がると思うから。
知ってる人は自分だけの知識として蓄えておくんではなくて伝えていくことが大事なんだろうなぁと思った今日この頃です。

あぁ…また長くなってしまった。。。
またまた次へ続きます。次で完結!のはず!

元日の中盤もつれづれなるままに…。


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