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友達だと思ってない

高校生の頃、それはそれは陰キャっぽい子が教室の端で音ゲーをしてたので話しかけてみたら結構話せる子だったのでその日の放課後に一緒にゲーセンに立ち寄ってちょっとゲームして帰ったことがあった。
後日体育の授業中にその子が意地でも前に立つことを拒否するもんなので、先生に「すみかくん、友達だよね?ちょっと話してあげて」と言われ「え?ぼくたち友達なんですか?」って言ってしまったことがありました その子は友達が1人もいなく僕の事を友達だと思っていたんですね。
よく考えてみたら自分の事を友達だと思ってくれているであろう人達の事を友達だと思ってない節があるのかもしれなくて、一緒に東京泊まりに行った人の事も今思えば全然友達だと思っていない
友達じゃなきゃなんなんだって話なんですが、自分から見たら「ちょっと居心地のいい人」程度にしか思っていなくて、実際心を開いているかと言われれば開いていないしそれを「友達」と思っていない。
どうやら自分には「好き」とか「友達」とかっていう単語を安売りしたくない精神があるようで、「推し」とか「マブ」みたいなゴミみたいに浅い単語に一々イライラするのもきっとそういう事なんだろうなと思う。

例えば知り合いに眠ちゃんという子が居て、それはまあ気持ち悪い人間なんだけどその子はあまりに懐くもので切るにも切れないこと。
その子のインスタにはハイライトが2つあるのだけど、一つ目が「ごとはな」でもう一つが「マブ」。その「マブ」っていうのがぼくの写真を集めただけみたいな欄なんだけどもう全て消し去りたい。
話を合わせちゃいるけど正直マブどころか大して友達だとも思ってないし、「すみか消えたら私1人ぼっちなる」とか言われてブロックしにくいしするにも罪悪感が付きまとうしいっそ嫌われようと思って攻撃的なリプを送ってるけど何も効果がない。

人は話し合えばわかり合えるなんて完璧な嘘で、恋人が居ようと友達が100人居ようと人は一生孤独だし絶対にわかり合えない。
だからこそ自分が友達だと思える人に対して相手が間違っていてもどんな意見でも飲み込む覚悟を忘れないくらいの意気込みで接さないといけないと思っているから、リスペクトできて尊重し合えるから友達、と心の中では思ってるのかもしれない。重いですね。

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