私をボカロリスナーにした曲

むーです!初vocanoteです!

最初ということで自己紹介も兼ねて私がボカロリスナーになるまでの経緯を3つの楽曲と共に追っていきたいと思います。

元々、米津玄師さんが好きだったのもあり、ボカロをちょこちょこ聞いてはいたのですが、ここまでハマるきっかけとなったのが友人がカラオケで歌ったこの曲…

シャルル/バルーン

ど定番ですね!(笑)
「何だこのかっこいい曲は!?」となり、家に帰るなり速攻で調べて原曲(セルフカバーだったかな?)を聴きました。高低差の激しいキャッチーなサウンド、バルーンさんの癖のある声、それらの中毒性に見事にハマってしまい、しばらくこればっかり聴いていたのを覚えています。そのうち、あることに気付きました「…この曲、歌詞もかなり良くないか?」と。男女の不穏な関係と複雑な感情が歌詞の中で描かれていて、いろいろと考えを巡らせましたね~。その中でも特に好きなフレーズがあります。

恋と飾って飾って静かな方へ 
汚れきった言葉を今 今今
「此処には誰もいない」 「ええ、そうね」

こんな関係も「恋」という名前を付けてしまえば綺麗なものよね。といったところでしょうか。そして、そのあとの会話続くと…。よくこの短いフレーズでここまでの色気を出せるなと思いませんか?

まぁ、そんなこんなでボカロの沼に足を突っ込んだわけです。

バルーンさんのことを追っていると、何度もあるボカロPさんの名前を聞くようになります。その名も、有機酸さんです。見ていてほっこりするぐらい仲良しですよね(笑)お二人が共作で出されたfacsimileというアルバムはかなりの名盤です!という話はとりあえず置いといて…次はこの曲の話をしましょう。

krank/有機酸

先ほど、シャルルがボカロを聴くようになったきっかけだと言いましたが、厳密にいうと、あれは嘘になります。ここまで聞いていたのはボカロ曲の派生、すなわちセルフカバーや歌ってみたでした。

そんな私がボカロ曲をボーカロイド歌唱で聴くようになったきっかけがこの曲「krank」です。不協和音が絶妙に織り込まれたサウンドがなんとも美しいこの曲ですが、有機酸さん独特のどこか不安定なミクちゃんの声がそこにぴったりとはまっています。これはボーカロイドにしか為せない技だなと。

あなたがかけてた 古い音楽
溶け出す そう溶け出すように
あなたが避けてた 甘い天国行きです
対価は無痛の愛

krankを含めた有機酸さんの楽曲の歌詞ってなんというか、夢の中みたいじゃないですか?掴めそうで掴めないところにある幻想的な情景が描かれていて、それが凄く素敵だなと思います。 聴く人によって浮かべるものが全然異なってくるんじゃないだろうか。

このころからだんだんとボカロの沼に浸ってきました(笑)ただこの時はまだ、せいぜい名前を聞いたことある方の曲を聴く程度でした。

ボカロを漁るようになるきっかけ、つまり、沼に完全に落ちるきっかけとなったのがこの曲です。

宵闇幻燈/メレル

この曲に出会った時、完全にひと聴き惚れでしたね。それで、「え!こんないい曲作る方がいるのか!知らなかった!」となりTwitterをフォローしにいったところ、フォロワーが300人ぐらいのアカウントに行き着き「…!?!?」となりました。なにこの界隈まだこんな凄い人が埋もれてるのかと。そんなの漁るしかないじゃないか。

もうあれですね、ボカロの沼に落ちたというか、自分から勢いよく飛び込んじゃってますよね(笑)

と、私の話はどうでもいいので曲の話をしましょう(笑)

ひと聴き惚れのきっかけとなったのが

ほら形だけ綺麗な 笑顔を見せて

という歌詞の一節です。これだけでもうどうしようもないのが伝わってきませんか?形だけの笑顔を見せられるより泣いてくれたほうがまだましなんですよね…

この曲では関係を拗らせた2人の哀しいストーリーが1本の映画に例えられ、描かれていきます。そして、Cメロでこう畳み掛けます。

露呈した心像 どうしようか
今じゃないと黙ってた
明かした灯りは どうしようね
隠せないでしょうと哂ってた
暮れる空はどうしようもないな
秒針は廻り 錆びるだけ
今更 交わす言葉なんてもう意味も無いや

ここがサウンドも含めもう本当にかっこいいんです。

終始、主人公が相手を諦め冷たく突き放している印象を受けるのですが、この曲はこの歌詞で終わります。

そうさせたのはきっと僕だった


以上、むーの初vocanoteでした!お付き合いいただいた方ありがとうございます。またきっと近いうちに!

#vocanote

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