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小競り合いには人一倍疲れる私。

先日、定期的に受けている婦人科の健診のために、いつもの病院へ行った。
全て終わって、自動精算機の順番を待っていると、
70代後半ぐらいのおじさんが、向こうから歩いてきた奥さんと思われる女性を見つけるや否や、何やらワーワーわめいている。

ちょっと怖かったので、耳だけダンボにして聞いていると、おばさんが
「だから時間がかかると言ったやろ!!!※▼○✖・・(-"-)」
要約すると、ご主人(おじさん)の何かの手続きで別の場所に行っていて、
「時間がかかるから○○で待ってて」と言ったのに、おじさんが我慢できなくなってウロウロして、なかなか会えず、お互いに困っていたらしい。

おじさん、ちょっと認知能力が低下しているらしく、そのわずかな間でも
言ってることのつじつまが合わず、おばさんが半切れ状態。
おばさんも、いつものことと分かっているみたいなんだけど、
イラッとせずにはいられないんだろうなあ。

こういう小競り合いは、高齢者夫婦あるあるだな。
みんなよく我慢しているというか、
互いにパーンと言い放つあの元気は何なん?

私は、夫との小競り合いの場面はできるだけ回避したいので、まずい気配を察知したら物理的に離れる。
夫は、定年退職してから約6年間、健康診断に行っていないが、誘わない。
夫婦で来ている人もいるけど、小競り合いを回避するため、誘わない。

夫はめんどくさい性質で、「自分が尋ねたことに私が答える」それでいいようだ。予期していないことを急に言われたり、誘われたりすると、頭の中が混乱するみたいで、ゆっくりやり取りすればいいものを相手がギョッとするような強烈な一言を放ったりする。そしてそのあと、ケロッとしている。

娘が「お父さんも大人になったな。」と言うように、
最近マシになってきたけど、先日の小競り合い夫婦のような状況になったら、あの程度ではすまない(^^;

だから初めから回避する。
お互いが疲れない術をこの30年で身につけたということだな。

しかし、問題はこれからだ。
「年が離れてるんだから、両親の介護プラス旦那の介護が始まるよ。」と言った友達の言葉を時々思い出す。
介護職の方には申し訳ないが、「第三者の専門家の言うことは聞く」という話もよく聞くし、介護する家族のストレス解消、小競り合い回避のために
第三者による介護サービスは欠かせない潤滑油なんだと思う。

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