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つらかった話②楽しゅうてやがて・・・紹介ゲーム

この話はつらい、悲しいというより・・・切ない、かなあ。

娘が小学生、中学生だったころ、私もPTAの役員を二度ほど経験したことがあります。たぶん中学生の時、その日は広めのレストランにお父さん役員も参加して、大勢の役員が集まっていました。任期を終えた打ち上げの日で、担当の部を超えて集まっていたから、最終日だったけど、一人ずつ何の誰ベエであるか紹介しようと幹事が計画していました。

自己紹介ではなく、他己紹介。例えば、知っている限りのエピソードを交えて隣の人のことを紹介する、ちょっとゲームっぽい方法。
学校とか、日本語教室でも、ある程度話せるようになったらやってみます。
盛り上がりますからね。

その中学校のエリアは、地元が好きな人が多いからか、結婚したら戻ってきて、実家のそばに家を建て、子どもも親が通った学校に行く、という人が多いのです。だから、PTAの役員同士もかつての同級生とか、先輩後輩で、昔話に花が咲きます。

食事をしながら紹介ゲームは歓声の中、進んでいきました。
「次は小学校6年生の時に同じクラスだった○○君。PTA役員会で久々に再会したけど、全然変わってません。どうぞ!」てな具合です。

そこは夫が生まれ育ったエリアで、私はほかの土地から嫁いだ人間。
ママ友もいましたが、やっぱり幼なじみの絆には、かないません。
ここまでで、だいたい想像がつきます?

その時の参加者は20人ぐらいだったかなあ。
紹介ゲームはじりじりと最終に近づき、全員が幼なじみというわけでもないんだけど、なんと私は最後の二人になってしまったのです。もう一人のお父さんとにっこり笑って譲り合い、結局私がトリを務めました。

にっこり笑いながら、切なかったですねえ。私、嫌われてる?
そんな時に切なくなるのはHSPぎみの私だけですかねえ?
小学生だったら泣いてるぞ。いい歳したおばさんは泣かなかったけど( ;∀;)

そのゲームを思いついた幹事さんも、この最後の情景は想像していなかったと思う。いや、いいんです。幹事さんを責めてはいない。
ただ、ちょっと切なかっただけ。
まわりの人たちが気まずくなっていないか、そんなことまで心配しました。
(ええ?気まずかったのは私だけだったのかなあ?)

他で、輪になって他己紹介をやったことがあります。隣の人を紹介するんです。もちろん、メンバーによってはまったく知らない場合もありますが、何か質問してみるとか、どちらから来られたんですか?わあ、行ったことあります、これからよろしくとか、何でもいいんです、アイスブレイクですから。

おぉ、そうか、アイスブレイク。
子ども相手の時は気をつけた方がいいですね。アイスが固まります💦


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