ボカロ_UTAU紹介

”MMDPV”は新時代の扉を開くのか①コワレミク特集


ども、ならざきです。
なんだかご大層なタイトルをつけてしまいましたが、本日のボカロ&UTAU曲特集は、『MMDPV』についてご紹介していこうと思います。


MMDとは。

MMD-PVとは、要するに『MMDを使用した音楽動画』のことを指します。
MMD自体は以前私のnoteで紹介したことが有ると思いますが、『MikuMikuDance』という3Dアニメーション制作ソフト(しかもフリー!)の略称で、公開されてから5年以上経過した現在では、このソフトを使って様々なジャンルの作品が公開されるようになりました。

その中でも多いのが『音楽にPVを付けてみた』という『MMD-PV』というジャンルで、これは『MMDがニコニコ動画をメインプラットフォームにしている』ことや『VOCALOIDやUTAUとの親和性が高い』ことなどが要因となって、今ではそれこそ10本に8本はこのジャンル、と言っても過言ではないほど、本当にたくさんの作品が公開されていたりします。

コワレミク、という才能。

では、MMDで作られたPVの全てが素晴らしいか、というと……実はそうでもないんですよね。
中にはカメラワークを失敗していたり、演出過多で曲のイメージを損なってしまってたりしている……など、PVとしては残念な作品も結構あったりします。

そんな中、私がオススメしたいMMD作家さんの一人が、『コワレミク』さんです。
彼は本来ボカロPとして、動画も一枚絵(これも彼自身が描いていた)に歌詞だけ流れていくような作品からスタートしたのですが、『総合演出をしたい』と2010年にMMDによるPV制作を開始してからは、作詞作曲に合わせてPV制作までを自らの手で行うという『プロデューサー』としての才能を一気に開花させていった『天才』(と私は認識しています)なのです。
そんな彼の代表作を幾つか紹介しましょう。

はい、これは先日トークでも紹介した、『Slight light』ですね。
これは彼自身の曲ではなく、ずどどんPの曲にインスパイアされたコワレミクさんが勝手に作ったPVなのですが……
見てください、この世界観。この洗練されたカメラワーク。そして北条ミミ(サンリオ公式キャラクターです)の豊かな表情!
ちなみに、彼が北条ミミを使った他の方の楽曲を元にしたPVには。sasakure.UKさんの曲『カムパネルラ』がありますが、このPVもまた名作だったりします。

そして、彼の本領発揮とも言えるのが、ご自身の作詞作曲した曲のPVです。
例えばこの作品――

1つ目が『凡百の蟻、一握の砂』、2つ目が『アスファルト』という曲のPVになります。

これらの作品は、作詞作曲、演奏及びPV制作のすべてをコワレミクさん自身が手がけていて、やってないことといえば一部のMMDモデル製作と歌にVOCALOIDの鏡音リンや歌い手さんを使用してることくらいというのですから、実質的にその全てを制作したと言っても間違ってないでしょうね。

ともあれ、動画をご覧になって戴ければお分かりになるでしょう。
このPVとしての完成度!音楽性の高さ!
楽器の演奏描写の細やかさと、そしてやはり表情の豊かさ!
どれをとっても一級品であることは間違いない(下手をすれば商業作品よりもはるか上を行くほどの)作品たちであることは間違いないと思います。

ちなみに彼の最新作はこちら。

東方シリーズをの世界観が良く分からないままに作った最初のPV『東方をあまり知らない俺がPV撮ってみた』から数ヶ月、東方シリーズを遊びはじめた彼が改めて作り上げたこのPVもまた、圧巻の作品となっています。

……あ、ちなみに私は遊んだことがありません(笑)


アカン、紹介しきれなかった。

うわ、気がつけばもうこんなに語ってる!
すみませんホント、MMDPVについて語り始めると長いんです私(^_^;)

というわけで、本日はこの辺にしておいて、また近いうちに他のPVも紹介していこうと思います。

あ、ちなみに埋め込んだYoutube動画とは別に、各作品のタイトルには大元であるニコニコ動画の各作品へのリンクも貼っています。
もしニコ動のアカウントをお持ちで、紹介した動画が良いと思えましたら、ぜひそちらでマイリス登録お願い致しますです(ぺこり)


では、本日はこのへんで!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?