![ボカロ_UTAU紹介](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/960641/rectangle_large_01aaff6cd6fb23bb0f390e4b4647ce7f.jpg?width=800)
ボカロ&UTAU曲紹介:歌声は、心に届く。
ども、ならざきです。
本日のボカロ&UTAU曲特集ですが、先日のnoteをふと思い出しましたので、こんなテーマで行こうと思います。
VOCALOID&UTAUを使用した合唱曲
そもそもVOCALOIDは歌わせるためのソフトで、だからこそでしょうか、
発売された当時から『合唱曲』というのは意外と多くあったのですが、当時のVOCALOIDやUTAUの調声技術ではどうしてもまだ『歌声』としてのリアルさがなく、人間が歌うような『合唱』にまで到達した作品が非常に少なかったのが実情でした。
しかし最近は、ソフトや調声技術が一気に向上したこともあって、VOCALOIDやUTAUだけでの合唱曲でも思わず唸り声を上げてしまいそうになる作品が増えています。
今回はそれらの作品から、いくつか紹介したいと思います。
1.アリエP『きみがいる』
トップバッターはアリエPの『きみがいる』ですね。
のっけから震えが来るハーモニー。VOCALOID曲の特徴である『聴く人の背中を押すような歌詞』がシンプルに歌い上げられていて、聴いていてホッとする作品となっています。PVも可愛らしくてgood!
2.ふわりP『このしあわせを』
ふわりPについては以前から紹介していますので、もうご存じの方も多いと思います。
演奏が巧みで、優しい音、うきうきする音、1つ1つの音しっかりと聞く人に届ける曲を創り続ける彼の作品には、それゆえか『ゆめのかたち』や『雨がふれば』、ボカロではないですが『にじいろのはる』※ といった合唱曲が存在しています。
その中でも私が好きな曲はこれ、ふわりPの最新曲でもある『このしあわせを』でした。合唱曲としての完成度はもとより、『ゆめのかたち』にも通じる真っ直ぐさが、聴いていて心地良いのです。
まだ聴いたことがないのであれば、この機会に是非!
※ 『にじいろのはる』:歌い手さん12人によるふわりPオリジナルソング。
3.合唱団P『【VOCALOID合唱団ぷらす】Let It Go ~ありのままで~【アナと雪の女王/Frozen】』
VOCALOIDの黎明期から『VOCALOID合唱団』として作品を公開し続けてきた『合唱団P』の素晴らしいカヴァー作品の中から、今回はこの曲を。
もうこれは説明が不要でしょうね。公開し続けてきた経験と積み重ねられたセンス、そして曲そのものの素晴らしさを体感してください。
4.VOCALOIDカヴァー『きみにとどけよう』
この曲は、実はボカロオリジナルソングではありません。小中学校の合唱コンクールで歌われているのを耳にしたことがある人もけっこういらっしゃるんじゃないかな。
元は秩父幼稚園の園長さんが学校の音楽の先生と作った歌なのですが、こうやってVOCALOIDに歌わせてみると、シンプル故にストレートに心に響く何かがあって、初めて聴いた時は身体に震えが来たものでした。
さりげなく調声が凄いのも要チェックです。
5.P-chan『桜降る街で、君を想う』
すでに本家のニコ動の方では削除されてしまってたのですが、Youtubeには残っていたので掲載。
VOCALOIDを使った合唱曲でオリジナルソングというと、先述のふわりPもそうですが、卒業をテーマにした作品が多いように思います。
卒業式で合唱曲を歌う、ってのが最近の流行りなのかしら。
ちなみにこの曲も、いかにも合唱曲らしい作りになっていて、しっとりした歌声がとてもしんみりさせてくれる名曲です。
6.Jackopoid『Hymns for a hopeful funeral』
合唱といえば、やはり外せないのが『賛美歌』ですよね。
これはその賛美歌をVOCALOIDに歌わせたもので、高音を得意とするVOCALOIDだからこその美しいハーモニーが楽しめる作品となっています。
7.れるりり他『Mr.Music』
『○○ガール』シリーズですっかり有名人になった(別の意味で有名人にもなってますが)れるりりさんですが、彼の『ニコニコラボ』には『音楽って素晴らしい』と歌い上げる曲がいくつか在って(『シンガソン』『MUSIC』など)、その中でもこの『Mr.Music』は聴いててワクワクする作品に仕上がってます。
ある意味ボーカロイドを使ったコラボ作品のお手本、みたいなものかしら。
8.halyosy他『Blessing』
この作品を知ったのは、この作品に関わっていた私の大好きな歌い手さんであるthatさんのTwitter、だったかな?
halyosyさんが三歳になる甥っ子さんのために作った歌で、
彼が大きくなって道に迷った時、背中を押せるような曲を目指しました。
とあるように、聴いていて勇気が出る作品になってます。現在もニコ動ではランキングの上位に来る人気曲なので、ご存じの方も多いかな?
ちなみにこの曲は、いろいろな派生バージョンが生まれてます。
その中の一部をついでに紹介。
世界中の歌い手さんがそれぞれの国の言葉で歌ってる『World Edition』。
ニコニコではよくある『全バージョンをまとめてみた』。
いつ聴いても迫力満点!
9.もそもそP『あしたの君にさようなら』
※ 動画は第10回MMD杯にて公開された、予定PのMMD-PVです。
UTAUの重音テトをメインに据えているのでメインパートがたどたどしくなっちゃってますけども、この曲についてはそれがむしろ良い効果を与えてる気がします。
VOCALOIDでもハーモニーの美しさは表現できる、と、先ほどの作品でも紹介しましたが、これもまたそういう意味で素晴らしい作品となってます。
またこの予定PのPVがまた良いんですよ。オススメです。
10.シロさん『コネクト』
最後はこの作品で締めましょうか。
これは先日ニコニコ動画で(こっそり)開催された『第1回UTAU作品際』で出展された作品で、UTAU用の音源である沢山のキャラクターを使って作られた作品です。
その曲の良さもさることながら、PVとしてのクオリティも抜群。
未視聴なら一見の価値あり、そして興味が出ましたらぜひUTAUをダウンロードしてみてくださいまし(^-^)
まとめ:ハーモニーは素晴らしい。
こうやってまとめてみるとしみじみ、合唱曲というのはほんと、ストレートに心に届くものなんだな、と思います。
歌の上手い下手ではなく、『何を伝えたいか』が伝わるかどうか。
決して上手いとはいえないボーカロイドたちの歌声でも伝わるんです。
私たちが歌って、伝えられないことはないはずですよね。
ということで。
目覚まし時計さんの『note合唱部』、これからどう展開されていくのか期待しています。
では、またいずれ。
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