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映画『12ヶ月のカイ』成長記録

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自主制作のSF映画『12ヶ月のカイ』がアメリカの映画祭にノミネートされ、21年8月上旬に渡米することになりました。「コロナ禍で海外映画祭に参加する」とはどんなことなのか。現実的な…
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#海外映画祭

21/09/12|仏・ PAMAの授賞式、結果がなんと…!?!?!!

11日にテアトルで色々と作品を観てきたあと、そういえば…と思い、9/1から開催中だったフランスのPARIS Art & Movie AWARDSのサイトを確認してみたところ、、、 …そういえば授賞式、今晩(日付回って12日深夜1時から)だった…!! ということで、急遽、授賞式の映像もフルで見れるゲストパスを購入して、特設ストリーミングサイトで受賞式ムービーを見ることになりました。おさらいしておきますと、PAMAで『12ヶ月のカイ』がノミネートされていたのは… ・Best

21/09/07|自宅隔離最終日、14日間どうだったか

なんやかや、この日まで長かったようで思いのほか短かったような気もします。というか自宅に戻ってからはあまり記憶がありません。早速タイトルと矛盾していますが、記憶が無いなりにこの隔離期間中どうだったかを残しておこうと思います。 1)そもそも何がOKで何がNGだったのか強制隔離の開始前からスマホに入れていた健康管理・位置情報アプリでランダムに現在地確認が入るので、基本は家から出ずの生活でした。渡米前にある程度日用品・消耗品は貯めておいたので、食料以外での不足は発生せず。 私も渡

21/09/05|GIG TALKで海外映画祭オンライン参加の反省会

今夜はアメリカぶりのギグトーク。私の強制隔離中に実施された、フランスの映画祭・PAMAのオンラインディスカッション収録の反省会でした。 この収録が実は、先方のトラブルもあり、22時収録開始だったものが実際は深夜0時半から収録開始になってしまったんですよね…。仕切り直しになった事で多少緊張は解けていたのかもしれませんが、それにしても深夜に流暢なネイティブの英語とインド訛りの英語を同時に聴き取るのはなかなかハードルが高かったです。私たちにとってはまだ耳(脳みそ?)のスイッチング

21/09/01|今の映画祭状況を整理したい

ちょっと追いつかなくなってきたので、自分のためにも映画祭状況を整理します。開催日順に羅列。 まず|すでに参加が終わった映画祭・Phoenix International Film Festival, International Horror & Sci-Fi Film Festival(アメリカ・アリゾナ州)  → BEST Sci-Fi FEATURE 🏆 ・Tronto Independent Film Festival of Cift(カナダ) 1|PARIS Ar

21/08/30|映画祭の雑務vs私のポテンシャル

うれしい悲鳴も、周りをキレさせないレベルでお願いしたいところなんですが、如何せんそれだけの数の映画祭に応募した自分 × 『12ヶ月のカイ』のポテンシャルを見誤った自分(?)のせいで、9月10月は本当に不眠不休の映画祭月間になりそうです…。全部海外で時差半端ないのが余計につらい。仕事と映画祭のやり取りと映画祭参加とテアトルの上映、全てコントロール出来るか怪しいところに来てしまいました。ヒィエ…。 現状、まだ解禁できない映画祭も含め、入選・受賞が決まっている映画祭は11箇所。そ

21/08/29|アリゾナの情報誌Oasisに掲載!

フェニックス映画祭の前にも上映情報を載せてくださっていた、アリゾナ現地での唯一の日本語メディア・オアシスさん。『12ヶ月のカイ』ワールドプレミア後に行ったインタビュー記事を、なんと月刊誌のトップに掲載してくださいました! ▼こちらのサイトから、記事全文がご覧いただけます。 作品のことと今回の映画祭の事だけではなく、映画作りのきっかけについてもインタビューいただいています。 アリゾナに日本映画が入ってくることはとても珍しいと、JCCの前島さんもオアシス編集長の中村さんも仰

21/08/28|約18日ぶりの休息…?

会社的には有給をガツンと使って行った映画祭渡米だったわけですが、映画祭中も休むことなく日本とのやりとりや他の海外映画祭とのやりとりをしながら、連日3〜4時間睡眠で疾走していたため、この日が実質2週間半ぶりの休みでした。日本の土曜日ってこんなに平和だったけ…? 映画祭のトロフィーは一旦本棚の上に鎮座させました。お隣のベイダーサボテンは、オールドタウンでPCRテスト受けた時に隙間時間で見つけたもの。様々なアーティストさんが出展している雑貨マーケットで見つけました。 飾ってみて

21/08/27|強制隔離施設、ついに退所!

と、もうタイトルに書いてしまってるのでお分かりかと思いますが、27日夕方、無事に強制隔離から自宅隔離に移行いたしました! 下記にはその流れを少し。 もうね、皆さんも次のステップには何が必要かお分かりだと思います。 そう、PCRテスト! 通常7時頃に検査キットが配布されるアナウンスが流れていたのですが、この日は何故か6時45分頃には館内放送があり、7時よりも少し前にキットが配られました。明け方4時寝というウルトラ睡眠不足の体から採取した唾液で大丈夫か…、と不安になりながらも

21/08/26|PAMA、各国の監督とのパネルディスカッション

強制隔離二日目。 夜に『12ヶ月のカイ』がノミネートされたフランスの映画祭、PARIS Art & Movie AWARDS(略称:PAMA)の長編映画部門の関係者たちによる、オンラインパネルディスカッションの事前収録がありました。 ▼PAMAの今年の各部門ノミネート作品はこちら https://parisartandmovieawards.com/2021-winners-selection/ 長編映画部門は、アメリカ、イギリス、インド、日本からの作品が8作品ノミネート

21/08/25|日本入国から強制隔離ホテルまで

時差のせいで、このnoteに書いている内容が微妙に日付ズレていることに気づきました…。(超今更) ので、この日の内容は1.7日分くらいあります。(?) 飛行機の中で客室乗務員さんから渡された書類(記入済み)を持って、飛行機の着陸後順路に従って入国のための手続きを進めていきます。 ↑機内で配られた「健康カード」と呼ばれるもの。 健康カード感なくて、係員に最初もらってない紙かと思った。 こっから先は、入国手続きから強制隔離の宿泊所に行くまでの流れ。真面目に全部書くので少し長

21/08/24|徹夜の帰国準備からのヒヤヒヤの米国出国

『12ヶ月のカイ』受賞の喜びもそこそこに、その日の夜は深夜までSNSでの受賞報告のやりとりが続き、また別の映画祭とのやりとりをいくつかクリアしながらほぼ徹夜での帰国準備(荷物のパッキング)作業が続きました。1時間くらい仮眠をとって、着替えて空港へ。 チェックインの時間は余裕を持って向かっていたのですが、いざカウンターに着くと、しばしゴタゴタが発生…。陰性証明書を提出し、ここで初めて「ワクチン接種証明書」の提示を求められました。米国入国時には接種証明書の提示は求められなかった

21/08/23|PFF最終日、PCR検査に上映に予定盛り沢山!受賞結果は…!?

今思えば、もっと事前に調べておけば良かったような気もしますが、しかしcovidテスト会場のWEBにそこまで詳しく書かれていなかったので知る由もなかったといえばなかった事案…。 そう、帰国時に必要になる【陰性証明書】の取得についてのお話し。 映画祭会場のエリア内にもテスト会場があるということで、現地時間20日(金)のギリギリ72時間以内の時点でテストを受けていたのですが、このテストが実は日本政府の定める検査方法に当てはまらない検査方法しか対応しておらず、検査を受けて陰性だっ

21/08/22|『12ヶ月のカイ』2回目の上映!

しばしバタついてしまい、数日更新できなかったので、後追いでですがそれぞれの日の出来事をおさらいしたいと思います。 まず、この日は朝から『12ヶ月のカイ』フェニックス映画祭での2回目の上映がありました。上映開始が9:10だったので、8:30には通訳サポートの土井内さんとホテルで合流して映画館へ。前夜も本当はパーティーがあったのですが、この日が朝早かったので、パーティーはマイカと夕飯を食べる程度に留めておきました。(この最中に、彼女が実はKPOP好きで、私と推してるグループが同

21/08/21|スターウォーズの人(言い方雑)に会えた…!!!

昨日のカルチャーショック(?)はほどほどに、それでも映画を見ている間は人と話さなくて済むからひとまず映画館に行こうとう気持ちで映画祭会場に。 映画を見る前に、近くのPCRテスト会場で陰性を確認してから、Harkins Theaterに向かいました。案外簡単だったし、無事に陰性でした!一安心! この日見たのは、『Last Night in Rozzie』(ヒューマンドラマ、オールジャンルのコンペ作品)、『In the Dark of the Valley』(ドキュメンタリー