みんなのうた
みんなのうた 与謝野
『ジェリコの戦い』
中島みゆき
『在宅勤務期の終わり』
『ジェリコの戦い』
『ジェリコの戦い』って知ってますか?
このまえ東京の人と京都の人に話したら「なにそれ」と言われました。ウソ!『ジェリコの戦い』知らんの!?
『ジェリコの戦い』は合唱曲なんですが、私の地元の人はみんな知っているし歌っていました。基本的に全編英語で、歌っている方も聞いてる方も意味はわかってないです。「ジェリーコー ジェリーコーオオーオー」のところ以外はみんな勘で歌っています。ほかのクラスが『心の瞳』とか『COSMOS』とかをしっとり歌っているなか、英語で力強くてかなり早口なので妙なインパクトがあります。それが『ジェリコの戦い』です。
YouTubeで調べてもあんまり合唱の映像が出てこないので、本当に、全国的にはメジャーじゃないのかもしれません。地元では合唱コンクールがあれば絶対にひとクラスは歌っていました。だれが持ち込んだんでしょうね、あの外来種は。
中島みゆき
中島みゆきが本当にカッコいいな、と思うのは、彼女はいくつになってもオリジナルアルバムを出すんですよね。今年43枚目のオリジナルアルバムを出した彼女はいま68歳だそうです。
ふつうミュージシャンというのは歳をとるごとにゆっくりと能力がおとろえ、いつのまにか創作をあきらめてしまって若い頃のヒット曲ばかり歌っている、ということになりがちです。中島みゆきも70年代80年代の本当に神がかっていた時期と比べると、さすがにいまはクリエイティビティが低下していると思います。でも、ほかのアーティストと違うのは、彼女はそのことを隠さないんですよね。「昔はすごかったのに」という言葉を怖れないで、『いま』の自分を提示し続ける。それが中島みゆきの一番カッコいいところだと思います。
わたしも『いま』の自分を提示するために、うまれてはじめて作詞しました。
聴いてください。
『在宅勤務期の終わり』
ああ
在宅勤務が終わります
今日が最後の在宅勤務
在宅勤務をしているときは
在宅勤務は楽しくないと
はやく会社に帰りてと
そんなざれ言ほざいてた
(間奏)
ああ
在宅勤務が終わります
今日が最後の在宅勤務
在宅勤務をしているときは
自宅が職場になるのよと
はやく自宅に帰りてと
自宅の机で思ってた
Ah
会社になんか行きたくない
ほんとはわたしカッコつけてた
おうちであつ森やりたいわ
ないものねだりのMerry-go-round
(間奏)
Ah
♥会社になんか行きたくない
♠(zoomで飲み会 やめどきわかんない ラグでかい ゆらぐwi-fi)
♥ほんとはあたしカッコつけてた
♠(うちの安モンのTable めっちゃ低くて肩こる 伝えemergency protcol )
♥おうちであつ森やりたいわ
♠(株価上昇して我が島を解放 時を逆行して釣りたいのがイトウ)
♥ないものねだりのMerry-go-round
♠(Uberで中華 頼もじゃないか Virus人の群れ潜む Let us ちゃんとSTAY HOME )
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