小話。
(少し鬱陶しい)啓発的な文章が続いたので、ここで杉山が個人的にスキ♡なものについて書いてみようと思います。
ただ、スキ♡を書いても面白くはないので、杉山なりに「会社とは」「事業とは」「経済状況」の視点から映画をオススメしてみようと思います。
1、「監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影」
The Social Dilemma
なんとも物々しいタイトルです。内容も結構重たいです。
普段お世話になっているビックテック様様の功罪を描いております。
ビッグデータ、アルゴリズム、エコーチェンバー。私たちの生活に欠かすことができなくなったSNSですが、知らない間に侵食されていることに気が付かされました。仄暗い闇を知っておくのも必要かと。
”Don't be evil.”
2、ザ・プレイリスト
The playlist
杉山は音楽鑑賞もスキ♡で、もっぱらSpotifyのヘビーユーザーですが、スウェーデンで生まれた音楽配信サービス『Spotify』について、主に創業者ダニエル・エク/Daniel Ek さんを主人公として、ビジネスアイディアの萌芽から世界的な展開、そして音楽業界の葛藤を描いたものです。
本ドラマが特徴的なのは、主要メンバーそれぞれが、毎話ストーリーテラーとなって進行するところかと思います。
創業者、右腕の技術者、顧問弁護士、投資家、共同経営者、ミュージシャン、、
創業当初のアドレナリン全開のドライブ感や、次々と起こる技術的、法律的、社会的障壁の数々に向き合うヒリヒリ感。元気がもらえます。
キラキラの勧善懲悪ではなく、解決できない問題は問題のまま、解決しきれないまま、やるせない結論、などもおとぎ話ではないところも、大変楽しめました。
ミュージシャンとリスナーが直接つながることで、既存の音楽レーベルの存在意義が問われる時代となってきています。生産者/一次提供者と最終消費者が直接つながることで起きるこの流れは、音楽業界だけでなく、世界中、様々な業種で起きている事象なのかと思っています。
余談ですが、レーベルに属さずに大成功を収めたファンクバンドvulpeckについての記事です。vulfpeck自体もすごくかっこいいのでおすすめです。
3、ビリオンダラー・コード
The Billion Dollar Code
杉山は常々、この世の中には「本当に悪い大人」がいると感じてきているのですが、「ここに居たわ~」という映画です。
皆さんも多分利用したことのある、某G社様の地球儀がズームイン、ズームアウトする例のアプリですが、そもそもはドイツの技術者が開発したものだそうです。
大きな訴訟となってゆくのですが、まさに「生き馬の目を抜く」。
なんせ、動くお金の桁が違います。〇者の一人や二人…の世界なんだな、と。
私の感想としては、悪人を糾弾したいのではなく、ビジネスはお金が動く以上、時に本物の戦場並みに残酷で、シビアなんだと再認識した次第です。
なんか伏字で書かないと怖いです。いやぁ恐ろしいです。
怖いばかりでなく、企業当初のワクワク、ヒリヒリ感などは明るく描写されていて、2、プレイリストと共に、元気もらえます。
本編は、多少ぼかしてあるそうでして、当事者ご本人たちのインタビューで構成された番外編もあり、そちらも見ごたえ十分でした。
4、インサイド・ジョブ
Inside job
記事引用します。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00FCB0QAQ/ref=atv_dp_share_cu_r
リーマンショックのころ、日系製造業の経理部におりましたので、人員整理、拠点閉鎖、事業撤退、嵐のような数年間でした。。じっと過ぎ行くのを耐えていたことを思い出します。
本ドキュメンタリーを見て、当たり前のように、信頼し信用しきっている権威も、中の人達で運用されていて、それぞれ各人たちは、私たちと大差ない弱い人間たちなのだと思い知らされました。
長年見せられてきた現実は一体なんだったのだろうか。。。と狐につまれたような気分になります。
庶民が生活を守るには、正しい情報を探すことを諦めてはいけないのだと思います。
5、マネーショート 華麗なる大逆転
The big Short
こちらは、同じく、2008年のリーマンショック当時が舞台ですが、まさに『ピンチはチャンス』で大逆転をした、実話に基づいた映画です。
クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ブラッド・ピット、ライアン・ゴズリング、と今を時めく主演男優級の面々のナイスな演技もさることながら、本映画が良いのは、「そもそもリーマンショックはなぜ起きたのか」という点を描いていて、大変勉強にもなるというところです。
お仕事的視点からのチョイスとなったので、やっぱり堅苦しいチョイスになってしまいました。
夏休みの間など、お時間あるときいかがでしょうか?
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