アフィリエイトをあきらめなければ前に進めない

4年前の2020年。
このくらいの時期からアフィリエイトに興味が出てきて、いろいろと調べ始めた。理由は職場の人間関係が嫌すぎたので、なんとか人と関わらないで生きていけないか？と模索し始めたのがキッカケだったと思う。

今、考えても自分のような怠惰な人間がアフィリエイトに手を出すということは必然だったのかもしれない。いつかは出会っていたであろう、魅力的すぎる仕組みだ。

ネット上だけで完結できて、かつ半不労所得。
ニートだったり、フリーターだったりの人間は食いつかない方が難しい。

2018年頃から筋トレや食事に気を付けたり読書をしたりと意識高い系だった自分はもちろんビジネス系にも興味を持つ。

だけど、ネットビジネスには手を出していなかった。むしろ当時フルタイムで働いていた自分はその職場で正社員になる気でいた。数カ月後に社員登用の面接を控えていたのだが、某ウィルスが流行りはじめて中止になってしまった。それどころではなくなったのだ。そして、休みが大幅に増えることになる。

その休み中に引き継ぎの問題で人間関係が嫌になったのと、ビジネス系のYouTubeが同じ時期に流行り始めた。販売系の仕事に勤めていた自分はビジネスインフルエンサーが言う、将来なくなる仕事みたいなのを信じて、これからは個人の時代だ！みたいな思考になっていった。

これは今、ネットビジネスに手を出そうとしている人達にも見てほしい記事である。

個人でも得意分野であれば稼げる

でも、個人で稼ぐなんて有名人しか無理じゃないですか。自分にはそんな影響力ないです。そんなことないですよ！

ナンバー1にならなくてもお金は稼げるのです。
あなたはその価値に気付いていないだけ！
あなたが持っている情報はお金になるのです！
あなたは素晴らしい人間です！

そんな言葉で情弱達を鼓舞して情報商材に誘導するインフルエンサー。

そうか！なら自分もいけるかもしれない！単純なので、すぐにブログを開始する。そこら辺の行動力はなぜかある。むしろ行動力なかった方がよかったのかもしれない。と今では思う。元々行動力がなかった自分をすぐに行動されるくらい某ウィルスの脅威を感じたし、あまりにもアフィリエイトというビジネスモデルが魅力的すぎたのだ。

最初は無料のブログで始めようとしたのを覚えている。でも、どうやら有料のブログじゃなきゃ稼げないらしい。
僕は迷いまくったあげく、無料のブログから始めたが確かに有料ブログじゃなければダメな部分もあり、10記事書いたくらいで、有料プランへ切り替えた。

キャンプ系が得意だったので、それについての記事をひたすら書いていく。写真は過去に撮ったものを使ったり、自宅にあるキャンプ道具を撮ったりしていた。

最初はネタが尽きることはなく、ノートにあっという間に30以上のタイトル案が浮かぶ。

これはいけるかもしれない。

そう思った。

他の競合ブログを調べても自分の専門性がそこまで劣っているわけではないと思ったし、実際にそうだったと思う。あるキャンプブログが収益20万を報告しているを見て驚愕。このブログでこれくらい稼げるなら自分だって半分の10万は固いだろ。そう思っていた。

しかし、現実はそう甘くない。4年目の現在、10万はおろか、平均して3000円くらいの収益しかない。月1万円にも届かないのだ。4年目現在のブログ投稿は150記事以上。100記事を超えたあたりからネタが尽きはじめて、ネタが尽きてからは月1記事書ければいい方という感じになり、年間で12記事くらいしか書けなくなったのだ。

それは結果出ないよと言われるかもしれないけど、マジでがんばってこれくらいが現実だよという事を記しておきたい。webマーケの本、文章力の本、サムネイル研究、SEO対策、競合チェック、サイトのキレイさ、ページのスピード、クリエの需要チェック、一通りがんばったつもり。でも、現実は月3000円くらいしか稼げない。

絶望しただろうか、でも、これでも収益が出ているだけマシというのがこの世界の恐ろしいところ。マジで1円も稼げないことがほとんどだと思う。ここまでやってやっと1円発生するかしないか。適当にやっていたらまず無理。

そんなこんなで年間数記事は継続してきたけど、最近はもう限界かなと思ってきた。このペースで継続している以上、これ以上収益を見込むのは厳しい。よくて現状維持だろう。

でも、現状維持をする必要すらあるのか？って最近は思っている。だって、継続している以上、ずっと頭の中にいるんだもん。期待しちゃうんだもん。月3000円が入るかわりにアフィリエイトが忘れられない。忘れられない代償として常に変な期待が頭にあって、なんか今を生きている気がしない。豊かさが減ってしまった実感がある。

なら、いっそやめてしまって存在を消して今まで通り豊かに生きていた方がいい。そう思った。もちろん月3000円のキープをあきらめて、ブログを辞めるということは今までことは無駄でしたと宣言しているようなものだから、怖い。怖いし悔しい。でも、絶対に損切はするべきなのだ。月3000円で豊かさがなくなってしまうのならいらないのかもしれない。

どうしても書きたいなら書くけど、それはもう収益とか継続とかの意識は捨てる上で書きたいなら書けばいい。それは未来の自分にまかせる。基本はもう書かないことにする。書いても収益は見ないし、月3000円は捨てる覚悟だ。それでいい。じゃないと後ろ髪引かれているようで、前に進めない。

少ない収益やPVを毎日確認して一喜一憂する

一番辞めたいのは少ない収益やPVを毎日確認する行為。これが一番のアフィリエイトを辞めたい理由だ。今日こそは今月こそは、、その期待から毎日確認してしまうのだ。アフィリエイトは青天井だからこそ、この中毒性がある。SNSのいいねと同じ仕組みで脳が完全にハックされてしまう。

結局、収益やPVなんて何も変わらんのにね。これを4年間マジでほぼ毎日繰り返している。最近はまだマシになったけど、ひどい時には5分に1回とかPVを見ていた。うーん、完全に中毒者だわな。

そんなことをしていると現実に支障が出るのはいうまでもない。人と会っていてもブログのPVや収益のことを考える。こんなことをしているなら作業しなくちゃ。そんな思考になってくる。で、段々それができない自分にイライラいして自己嫌悪に陥る。そんなことをしていると段々病んでくる。

自分はそれで病んだ。

でも、病んでも確認を辞めることができなかった。だって辞めたら過去の自分を否定してしまうから。あきらめたら辛い労働でしか生きる道がなくなり、絶望的な気持ちになるから。だって希望が持てないんだもん。唯一の希望だったのに、それがなくなるってきついぜ？

でも、もう4年目に入り、いい加減にあきらめよう。あきらめないとダメだ。そう思ったのだ。

だからあきめることをがんばろう。そう決めた。

アフィリエイトは辞める。では。