令和 修行まとめ 昭和編その2

子供のころから、何度日記をつけようと頑張ってみても、いつも三日坊主でした。変わらんなー。という訳で1年ぶりのその2

高校の部活空手では、まだ準備体操くらいしか習っていない時期に、人数合わせで試合に出ることになりました。相手は黒帯で極真やっている人だと、周りから脅されたんですが、今思えば寸止めなんだから、極真関係ないじゃん!て思うところですけど、当時は極真自体知らず、只々相手の黒帯が恐ろしく、試合といわれても技らしいことは習っていなかったので、

『始め!』

の合図でダッシュして、いきなりの右アッパー!            それで相手は血を吹いて、こっちは反則負け・・・。開始5秒程度だったかな。もちろん相手にすぐに謝りに行きましたが、その時感じた、疑問が後々波紋のように広がっていったのかも。

ある程度稽古をつんで場馴れもしてきて、自分がやっている『空手』っていうのが、どんなものかも分かってきました。公式戦で他校の生徒が相手の反則を誘ったり、大げさにアピールして勝ち上がっていくのも見ました。私立高でやらされているほうも、かわいそうでしたが。逆に今まで見たこともない選手がいきなり優勝した事もあったな。部活はやっていないけど、勝つために駆り出されたのかな。

まだ自分の中で武道がどういうものかなんて、哲学は持ち合わせちゃいませんでしたが、思っていた世界とは違っていることには気が付いていました。それでも、試合で勝つって気持ち良いんだな!と感じた出来事もありましたね。県の強化合宿に参加したときですが、学校の代表者のみが集まる合宿だったので、周りは空手エリートばかりで、お互いも顔見知り同士が多く、指導にあたる先生方の贔屓も凄くて、私たちの学校は練習でも雑魚扱いされ辛い合宿でしたが、最終日インターハイだかなんだか忘れましたが、代表の選考試合がありました。トーナメント表を見て、私とあたる選手が『ラッキー!』と、私の目の前でつぶやいていましたが、自分でもそりゃそうだな、くらいにしか思っていませんでした。

ところが結果は、私のストレート勝ち!!ポイント取られるたびに悔しそうに顔ゆがめていましたっけ。結局3回戦くらいで終わってしまいましたが、最後勝っていれば県の代表!ま、そんなにうまくは行きませんね。

いい思い出。

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