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僕なりにテーマを捉えると…

劇団ノーミーツ『むこうのくに』観劇
追加公演も決定(祝)
内容については出来る限り触れないでおこうと思います。

設定としては、
まさに現在の時系列から先の事を描かれていました。

僕自身は非常に共感を覚えるストーリーだったんですが、
6年ほど前に「マスコミ・SNS」をテーマに舞台を創りました。

その時、最初に浮かんだ二つのキーワード。

「ネット上での身分開示法」
「情報を発信する者には多大なる責任が生まれる」

つまり何が言いたかったのか。
SNS上での発信したメッセージや他人の記事を拡散、または同意するようなシステムがありますが、その全ては『本人であるかどうか』という一点で判断できるのではないでしょうか。

Twitterのリツイートやイイネも立派な意思表示の一つです。

事実、それを見て一喜一憂する人がほとんどで、心を痛める人も多いのは誰もがわかっている事。

今回、公演中にチャット機能がある事でとても興味深い公演だなと思った反面、チャットにコメントする人間は何人が本名で正体を明かして自身の意見としての認識をされていたんでしょうか。

この公演には、そういうメッセージも含まれていると僕は受け止めています。

あなたの言葉でなければ1でも-1でも無い。

とまぁ、ここまでは僕の個人的な想いを綴りましたが、この公演でのもう一つの興味が…
『どういったチーム編成』になっているのか。

従来の演劇(劇場公演)あれば経験者には馴染みのない職業がチラホラ…
この『チーム』はリスクマネージメントを考え、あらゆるトラブルを想定しての編成になっていたんでしょう。

僕が観劇した時にはトラブルが実際に発生しましたが(ジュースをこぼしたのは…トラブル…なんでしょうねw)あらゆる可能性に対応できる状態を作ってから公演を行う。

当たり前のことだと思われるでしょうけども
前列が無いような新しいコンテンツの場合、なかなか難しいもの、様々なコンテンツの対比としてとても貴重な公演だったと思います。

役者としての目線だとテイク2の無い映像作品とも言えるので、
ドリフターズの『8時だよ全員集合』や
三谷幸喜の『HR』に通じるものがあるが、
一度も相手と会わずにというのが未知の領域。

出演者の方も試行錯誤の中で辿り着いた本番だと思いますし、無条件でリスペクトです。
ぜひ感想を一人一人お聞きしたいくらいですね。

この公演をきっかけに『リモート俳優・リモート女優』のような専門職が生まれるかもしれないし、舞台・映像・声優のようにそれくらい特殊な訓練が必要かも知れません。

本当に
世界の大きな転換期にいち早く面白いコンテンツを生み出してくれた劇団さん、スタッフさん、出演者さん、ありがとうございます!

…まだまだ言いたいことは尽きません、そのくらい影響受けました。

P.S 最後ハイタッチしました…全員とw

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