ギターと俺と君とネコ について
このお話は4年前に書いて、とある文学賞に応募して見事にかすりもせず(苦笑)、落選したものです。
このお話は私や知り合いが実際に体験した出来事がエピソードとしてたくさん入っています。
まずは10年ほど前、高校時代、軽音楽部に入る勇気のなかった私は、それでもバンドやりたい、となり、インターネットのメンバー募集の掲示板をみていたら、
『当方、キーボードとギター、メンバー募集』
という書き込みを見つけました。
それで、出会ったのが、Kさんという女性(その後パートはベースになった)と、みたっち というギターのお兄さんでした。
で、みたっちにギターを教わりましたが、ちっとも練習しないので、私は結局ギターは弾けるようにならず💧ボーカルを担当することになりました。
そして、ドラムがいたほうがいいよね~、という話になって、私が楽器屋さんに、“ドラム募集!”という張り紙をしたところ、後日、ケータイに電話が来ました。
それがドラムのやっさん というお兄さんでした。
やっさんは顔が広く、やっさんが入ってすぐに所沢のライブハウスでライブしようという話になりました。
それから、新所沢のスタジオに入って練習しまくりました。
ところが。このライブをしたらKさんはバンドを辞めるといいました。やっさんも結婚することになり、みたっちとやっさんは掛け持ちでバンドをしていたので、やっさんはもう、そんなに掛け持ちできなくなる、と言って、私たちのバンドはたった一回のライブで解散することになりました。
で、バンド名を決めていなかったので、バンド名どうしよっか~と、お茶しながら話していたところ、Kさんが、
『CHOCO MINTがいい。』と、いい、私を含めた他の三人がひいてしまい(ごめん😅)、私は、『magichourがいい。』と言ったら、みたっちが、
『それは、こんなコピーバンドじゃなくて、たまちゃんがもっと本気でやるときに使ったほうがいいよ。』
と言って結局、バンド名が決まらず、私は自分のブログに、ライブやります、
『choco mint hour(仮)』と勝手に仮のバンド名を書いて、だから、結局、そのバンドには最後までバンド名がありませんでした。
その最初で最後のライブでは木村カエラちゃんのリルラリルハ、STARs、チャットモンチーのシャングリラなど演奏しました。
そのライブの直後、対バンしたバンドの人が名刺をくれて、また今度一緒にライブしよーよ、と、言ってくれました。
それが、あの後藤君や大芽君が喜んだ名刺をもらうエピソードにつながっています。
大芽のいじめのきっかけのスニーカーの話は実際にあった話らしく、私の小学生時代の同級生の男の子が隣の中学校に入学してすぐに、派手なスニーカー履いて行ったら、先輩たちに目をつけられ、いじめられて、その男の子は不登校になってしまったそうです。
しかし、私たちが成人する頃、友達のTちゃん(日々徒然にたびたび登場)が、
「◯◯くん(そのいじめられてた子)さあ、こないだ、街でみたけど、超イケメンになってたよ。」
と、教えてくれて、
私が二十歳の時の小学校の同窓会に出席したらその男の子も来ていたので、私は、
「こないだ、Tちゃんが◯◯君のこと、街で見かけたって、イケメンになってたって言ってたよ。」
と、言うと、その子は、
「マジ~? 照れるなあ~」
と、笑っていました。あれから会っていませんが、きっと元気にしてると思います。
あと、なにより、大きいのは、4年前に亡くなった友達のことでしょう。
まあ、彼女の場合は飛び降りで、大芽と自殺した理由はまったく違うものだったし、私は後藤君と違って泣きまくってたし、なんで、いじめの話にしたんでっしゃろ、と思いますが(要は紙に吐き出さないとやってけなかった。)、実はこういう話を書いてるんだ、と高校時代の恩師に言ったところ、その彼女の亡くなった理由をそのままかいたほうが珍しいし、おもしろいんじゃないの、などと、フキンシンなことを言っていましたが💧私はとても、本当のことを書く気になれなくて、結果こんな話になりました。
私はもし、いじめられている子がこの話を読んで、お葬式のシーンで、
『俺(私)はこんなリア充じゃないしw』
とか思うかも知れないけど断言してもいいけど、君が死んでもこんなふうなお葬式になるよ。
と言いたいです。
で、言っていいかどうなのか、、さいとうみき、という名前は、以前勤めていた学童クラブにいた女の子から名前を借りました。(漢字ちがうけど。)お母さんとお父さんと仲良くやってるといいね。
リリィの名前は、これも以前勤めていた学童クラブにいた男の子の中に二つ名前を持っているダブルの子がいて、それを参考にリリィ達きょうだいの名前を決めました。
実は、前に載せた“I'm proud of you.”のタイトルはその子のお母さんが学童クラブの文集にその男の子宛ての文章で書いてあったものをそのままもらったものです。言っていいのか、この話。。元気かいー?
で、これも、言ってどうなのか、
菜々紀が大芽君の告別式後に、
「死ななきゃケーキ食べられたのになあ…馬鹿だなあ、たいちゃん。」とか、ケーキの話をしていますが、あれは、私が中学生の時に買い集めていた、音楽雑誌、バックステージパス1998年11月号を読み返していて、L'Arc~en~Cielの記事、hydeさんが、
自分の歌詞の中の登場人物は死んじゃうんだけど、歌詞の中で自分は『あそこで死なんかったらケーキ食べられたのに。』って見てるんです、って話が書いてあって、なんか、それおもしろい考え方だなあ、と、思って、パクり…××じゃなく、インスパイア?引用?まあとにかくエピソードをいただいてしまいました。
作中出てくる歌詞は…うーん、たぶんメロディとかのりにくい詞だと思うのですが、(todayも流れ星も)これは小説の中の歌詞なので、意味先行で、いいかな、と思ってこんな歌詞になっています。(だいたい私は作曲できないので😅)
そんな感じで出来た話です。
もっとぶっちゃけると、、
この中に出てくる軽音楽部の雰囲気ですが、なんとなくですが、くるりと、スーパーカー、NUMBER GIRLが仲良かった頃の雰囲気を思い浮かべながら書きました。森田くんお寺の子なのは向井さんからきてます、ハイ。
さらに、後藤くんとリリィと森田くんの進学先の江和高校は某私立高校の名前もじったものです。ハイ。OKAMOTO'S(あまり詳しくはないのですが)さんも仲良くこんな感じだったのかな、とかなんとなくイメージで、江和高校という名前にしました。
そんな話です(笑)
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