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まこトークのまこスキ絶険回に向けてのメモ

◆エンターテインメントに振り切った曲が好き
曲を聴いて元気を出すシチュエーションって日常的にあると思うのですが、個人的には日常からかけ離れた世界観の曲に思いを馳せ夢中になっている時が一番現実逃避できて楽しいんですよね。そういう意味では極上のエンターテインメントで、それに菊地真がかかわっているのは最高×最高です。

◆Da3 Vi3 Vo1
今日、一番お話ししたいことは「S4Uで見てほしい」ってことなんですよね。
お二人は絶険実機で見たことはありますよね?初めて見た時、感動しませんでしたか?

◆唯一無二の圧巻のステージ
特にダンスが唯一無二だと思っていて、回転したり飛び跳ねたり、飛び跳ねた状態で回転したりもします。
間奏の回転ジャンプを見て、初めて「真は運動が得意、ダンスが得意」が可視化されたのだと思い感動しました。他にも前奏のステップだったり、盛り上がるところの回転だったり、ジャンプしながらエビぞりする動きだったり、「褪せるほど華やかに」のところで足を大きく円の字に払う動きもしなやかで体幹がしっかりしていないと出来ない動きだと思って好きです。

◆流し目の多用、色気を感じさせる表情
ビジュアルについても気合が入っていて、眉をほんのりと上げて目元を少し下げる色っぽい表情がここぞという時に入れられています。たとえば、私が好きなのが「想い荒ぶる獣へと」の「け・も・の」の「の」の字の時にする表情ですね。この時に右スティックを左に入力してカメラを左UPに向けると色っぽい流し目が完成するのでオススメです。
同じく流し目ポイントがあるのですが、「あまた煌めく花も」の「も」で同じく左UPカメラにすると流し目が作れるのでオススメですね。

◆指先の表現
それから、ビジュアルでもう一点お話ししたいのが、指先の表現がとても好きということです。指先に神が宿っているので、S4Uをする時に注目して見てほしいですね。振付を考えたダンスの先生は居るにしても、この指の動きに魂を宿らせる表現力は菊地真の努力と試行錯誤の積み重ねの賜物だと思うと胸が熱くなります。

◆痺れるサウンドに乗った、硬質な歌声
歌声に関しては低い音が多いこともあり、抑え目な印象があります。
ただ、その抑えている感じの声に色気を感じます。「駆り立てさせる」の「か」とか特に好きですね。

◆真の歌声の個性
歌い上げる箇所は、色気はあるけれど高潔な感じしませんか?そこも好きですし、やたらとキレがいいのも真らしい表現で好きです。この歯切れの良さは真ならではの表現じゃないかなと思うんですよね。
たまに「絶険」でTwitter検索するのですが、界隈で「絶険をほかのカッコイイキャラ(伊集院北斗とか白瀬咲耶とか)に歌ってもらいたい」みたいなツイートを見かけるたびに、「いやほかのキャラじゃ、この良さは出ないぞ」と思っています。

◆伴奏の話
余談ですが伴奏がビックバンドで凄く煌びやかですよね。M@STER VERSIONだと、Cメロ「誰より激しく~止められない」2番の「恋が罪と呼ぶのなら 咎人でも構わない」の箇所が大好きですね。ここの伴奏の勢い凄くないですか?特に好きなのはドラムですね。歌詞の通り激しく轟いていて「恋が罪と」の後にパッシャーンって鳴るのが大好きです。あれは個人的には雷の落ちる音だと思っていて、その雷は恋に落ちた時の暗喩なのかなと思っています。カタクリスム(大変動、大洪水)を引き起こすほどの威力の。

◇絶険登場の歴史的な意義について
ここでは真史における絶険登場の経緯とその歴史的な意義について語りたいと思います。
私の中に真史(真の歴史)という概念があるんですけど、人間菊地真が誕生して云々ではなくて、あくまでキャラクター菊地真の歴史についてある程度の流れを押さえておくと個人的に見えてくるものが有って面白いと思っているんですよね。
それを語る前にアイドル菊地真は、元々どういう存在として描かれていたかについて個人的な見解をお話しさせてください。

◆「憧れられるアイドル」という立ち位置
アイドルマスターはプレイヤーがアイドルをプロデュースするゲームなので、アイドルに終始猫耳をつけて可愛い系でプロデュースするも良いですし、馬の被り物をずっと付けさせてお笑い系を目指すのも許された世界です。そこを否定するつもりは毛頭無いのですが、私が無印と呼んでいるアーケードや箱版の共通シナリオにおいてアイドル菊地真がどういう存在だったかを私の視点から語らせてください。
結論から言うと、元祖ガチ恋アイドルだと思うんです。「ファンの女の子にガチ恋される」という意味です。これに関しては正直、描写は少ないのですがランクEの握手会コミュにおける描写が一番わかりやすいと思います。熱狂的で電話番号を教えてくれと言ってきたり、手の甲にキスを求めてきたりするような厄介なファンの存在が描かれています。また、真自身もパフォーマンスとして「君のために頑張るから」とリップサービスをしたりもしていますね。本気にする人がやばい人ではありますけど、アイマス無印における真の王子売りは、乙女の恋心をくすぐる商売とも言えるのではないかと思います。

◆絶険は原点回帰か?
恋心をくすぐる商売で連想するのは真の最初の持ち歌「エージェント夜を往く」です。
詳細について今回は省かせてもらうのですが、私は「エージェント夜を往く」を女性視点の片想いソングだと思っていて、アイマス世界に居る真ファンが歌詞の主人公に自己投影できるような歌としても解釈が出来るのではないかと思っています。
絶険はエージェントと同じくLindaさん作曲の王子売り路線の歌です。発表当時は原点回帰か、なんて言われていたりもしていました。
でも私は歌詞の内容から、原点回帰というより、どちらかと言うとアンサーソング的な立ち位置の曲なのではないかと思っています。無印の頃はファンがアイドル菊地真を一方的に見つめているような関係だったけれど、この曲の登場で双方向の関係になれたのではないかと思いました。

◆ファンを喜ばせたい気持ちから生まれた曲である
ファンと双方向の関係になれたのはEXエピソードのコミュでも描写されています。
直接プレイして見ていただきたいので、詳しくは語りませんが、第一弾のさわりだけ言うと物語はトップアイドルになった真に「真のアイディアを取り入れた新曲を作る」という新たな目標をPが打診するところから始まります。そして、曲作りのアイディア出しでディスらたりもしつつ、最終的に絶険にたどり着きます。絶険にたどり着くきっかけとなったやりとりがとても素朴でなんですよね。ネタバレになってしまうのですが、ちょっとセリフを抜粋して紹介しますね。Pが言います。「真は、これからつくる歌を、ファンにはどんな風に受け取ってほしいんだ?」それに対して真が答えます。「もちろん、喜んでほしいです。もう最高だって、言ってもらいたいです。」
Pが誘導して言わせた面もなくはないと思うのですが、ファンに喜んでもらいたいという気持ちが真の中で当たり前になっているのは、トップアイドルの真ならではなのではないかと思いました。そしてアイディア出しをした結果、絶険が完成するわけですが、「ファンのみんなに喜んでもらう歌」で出てきたのが、恋心を刺激する痛快ラブソングだったのは何も知らない状態だったら、ものすごく驚いたのだろうなと思いました。
(DLCの予告で「あまた煌めく花も褪せるほど鮮やかに」の箇所が流れていたので)

◆自身のサービス精神に気付く転換期だった
真は、初期の頃から一貫して優しくてほだされやすい性格として描かれています。
そして、タイトルによっては少し描かれていない時もありますが、基本的には女の子にモテモテで、学校では王子的なセリフを言うようにせがまれることが日常茶飯事です。
無印の頃は、「王子的なセリフを頼み込まれるとつい断り切れなくて半ば強制的に言わされてきた」などとも言っていました。
アイドルになってから王子を求められることについては、ランクFのデパート屋上では、やむを得ず条件反射でついやってしまったところからスタートして、ドーム成功エンド後には「女の子たちに騒いでくれている間は、がんばるのがきっと使命なんですよね。」語るようになります。
無印の成長物語も十分においしいのですが、真はファンを喜ばせることに関して「アイドルとして当たり前のこと」「やらねばならないこと」のように、自分から楽しんで進んでやることとしては捉えていないんですよね。その一方でファンを喜ばせることにやりがいを感じている面も少なからずあって、そういう描写もあるにはあるのですが、きっと真は当たり前なことだと思っているからこそ、無自覚なのだろうと思いました。
OFAのEXエピソードは、そこへのアプローチがあったのが個人的にとても興味深かったです。「ファンを喜ばせたい」という思いから絶険が生まれて、絶険を高めるために恋について考えた結果、その思いがより強固で自覚的になりました。
真史において自身のサービス精神に気付く転換期だったと言えるのではないでしょうか。
「みんな笑顔で楽しい気持ちでいられるように、励ましたり、慰めたり、応援してあげたいって」こんなことを語るようになった真はファンへの献身的な想いに対して無自覚でいたときよりも生き生きとしたステージを見せてくれるのではないかと思いますし、ある意味、最強なんじゃないかなと思いました。
それを見た後のクライマックスアピール込みの絶険は本当にテンション上がってドーパミンがドパドパ出ます。

◆スカート絶険はいいぞ
FLORAL衣装が特にいい。スカートのフリフリ部分が回転したときに映えるんですよ。
是非実機で見てほしいですね。自分の好きな恰好させて観るのが良いと思います。

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