見出し画像

No.15 北八ヶ岳 東天狗&西天狗岳

夏の八ヶ岳。

それは緑が生き生きと輝くマイナスイオンがたっぷりの潤いの森だ。

お客さんを募って「TREK&LIVEツアー」というお仕事として行った

初めての八ヶ岳と言えば、思い出深い「東天狗岳&西天狗岳」だ。

北八ヶ岳の最高峰であり、八ヶ岳の中心あたりに位置する為、

北も南も八ヶ岳の展望を惜しげもなく楽しめ、

途中にある登山者人気の山小屋「黒百合ヒュッテ」の魅力を味わいつつ

一泊二日でのんびり堪能するのがオススメの山だ。

唐沢鉱泉登山口よりスタートし、

針葉樹林に囲まれた真夏でも少し涼しい樹林帯を登っていく。

北八ヶ岳は「苔の森」。

雨上がりならしっとりと雨水で潤う苔を、

晴れていれば木漏れ日に照らされキラキラ輝く苔を存分に楽しめる。

苔好きにはシャッターを押す手が止まらないエリアだ。

約2時間も歩けば一日目の宿「黒百合ヒュッテ」に到着。

日暮れまでまだ時間はたっぷりある。

このまま小屋でまったりするのもいいが、せっかくなら荷物を小屋に預けて

ちょっと景色を眺めに行こう。

1時間半ほど歩けば到着するのが「中山展望台」。

この日は雲が多かったが、

展望が開けて気持ちよく、歌う場所としても最高だと感じたのをよく覚えている。

画像2

そして小屋に戻り「黒百合ヒュッテ」の魅力にどっぷりつかろう。

ご飯も美味しく、スタッフの皆さんは温かい。

敢えて泊まりたくなる、なんとも居心地の良い山小屋だ。

黒百合ヒュッテ内には

「カフェ・チョコレートリリー」というカフェがあり、

そこのメニューが豊富な事!!

次回はここで挽きたてのコーヒーと、名物のコケモモのカップケーキを頂きたい。

画像1

黒百合ヒュッテ↓

1日目は
唐沢峠~黒百合ヒュッテ~中山峠~黒百合ヒュッテ。
山行時間は約5時間。

体力に自信がない人は中山峠の展望台はカットしても良いと思う。

というのも、黒百合ヒュッテ前にも展望台があり、そこからの眺めも抜群なのだ。

これは遠い記憶なのではっきり覚えていないが

確か20分程度で登れたはず。。

ここは小屋の方に要確認して、自分の体力と相談して、

行けそうであれば是非堪能して欲しい。

出来れば一日目の夕日と二日目のご来光。

美しい景色に心が洗われるだろう。

2日目。

天狗岳のピークを目指す。

 2日目は待ちに待った稜線歩き。

晴天のこの日は見上げれば青空、

更にラッキーなことに

眼科に広がる雲海の上を天空散歩する事が出来た。

予想の出来ない景色と出会えるのは

山の魅力の一つだ。

1時間半も歩けば東天狗岳(2640m)山頂だ。

画像4

そしてそこから20分、下って登ればもう一つのピーク、

西天狗岳(2646m)。

画像3

体力に余裕を持って山頂を踏めるのは北八ヶ岳の素敵なところ。

もちろん2日目は下山もあるのでここで終わりではないが…。

それにしても朝一で小屋を出ればコースタイムには十分余裕がある。

下山も焦ることなく下りることが出来る。

無理せず、2日に分けて心と体にゆとりを持ち

八ヶ岳の山々と苔の森を思う存分感じながら歩いて欲しい山域だ。

2日目は
黒百合ヒュッテ~東天狗岳~西天狗岳~唐沢峠
山行時間は約6時間。

心地よい達成感と疲労感に包まれる、ほどよいトレッキングタイム。

苔の森に癒され、稜線歩きを楽しみ、達成感に満ちた景色を見渡せる山頂がある。

更には居心地の良い山小屋泊までついてくる。

久しぶりに振り返ってみてもワクワクする山行だ。

明日にでも行きたくてウズウズしている。

ご褒美が所々に散りばめられていて、疲労よりも感動が上回る、

そんな山時間をプレゼントしてくれる。

それが

北八ヶ岳 東天狗&西天狗岳だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?