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No.1 筑波山

私の山登りの原点は筑波山にある。

千葉県流山市で育った私の家から一番近い山。

それが筑波山だった。

人生初登頂は3才の筑波山だった…らしい。

両親に聞いてびっくり。

当時の自分を褒めてあげたい。

でもなんとなく父に抱っこをせがみながらも最後まで歩かされたのを覚えている。

「ホーホケキョッ」の鶯の鳴き声も筑波山に教えてもらった。

その後は小学校の遠足で。

友達や恋人と。
でも家族と登った記憶が一番鮮明だ。

登山にどっぷりハマってからも何度と行きたくなる大好きな山で、
今でも「日帰りで近場か〜」と思うと
実家に帰るついでに登ったり、両親を連れて登ったりしている。

というのもあって、私の里山は筑波山だ。

筑波山は茨城県つくば市にある。

女体山(877m)男体山(871m)の二つの山からなる、

標高が低いながらも百名山に選ばれている大人気の山だ。

登山好きだけでなく、ケーブルカーやロープウェイもあって観光がてらで足を運ぶ人も多い。

コースは6つあるのだけど、私が迷わず選ぶコースは

白雲橋コースで登り、御幸ヶ原コースで下山。

登山初心者の人でも2時間あれば登れるし、1時間半あれば下れるコースだ。

白雲橋コースは比較的登山道が広く、巨木に囲まれた樹林帯が気持ちいい。

山頂が近づくに連れ、岩場が増えていき、
いくつもの奇岩、怪石が現れて、それぞれの由来や言い伝えなどを楽しみながら歩ける。
飽きることがなくあっという間に山頂にたどり着けちゃうのだ。

そして、このコースは女体山の山頂への一番の近道なのも魅力の一つ。

筑波山の最大の魅力は女体山からの眺望!

関東平野を一望出来て、空が近く、最高の開放感を味わえる。

ただら山頂は岩場でキレてるところもあるから混んでる時は要注意。

あまり攻めて行くと簡単に滑落してしまう。

今は人気の山になり、平日も結構混んでしまうのだけど、

空いてる時は何時間でもとどまっていたい山頂だ。

そして女体山から男体山へ。

その途中には、ケーブルカーの筑波山頂駅にもなっている御幸ヶ原がある。

ここには売店があったり食堂があったり、女体山ほどではないが十分景色も堪能できる。

そこから15分くらい登ると男体山山頂に到着。

男体山の山頂は狭く、眺望もないのではしおる人も多いかもしれない。

でもせっかく来たならこの写真を撮りにいこう。

筑波山は男体山と女体山、二つで一つの山なのだから。
是非男体山も登ってほしい。

山頂や御幸ヶ原でゆっくりし過ぎて時間がなくなってしまったり、

どうしても飲みたくなって御幸ヶ原でお酒を飲んでしまったり(←これもよくある)してもケーブルカーがあるから大丈夫。

その安心感も登山への余裕をくれる。

比較的時間に追われることなく楽しめるのも筑波山の魅力だ。

元気があれば御幸ヶ原から下山。

ケーブルカー沿に下りて行く。

個人的には傾斜は厳しく、景色もあまり変わらないから下り専門のコース。

ただ距離は白雲橋コースに比べると短いからなのか、遠足とか、幼少の頃はこっちで登らされてた気がする。

汗だくでヒーヒー言ってた思い出が強い 笑。

下山も結構足に負担が来るのでストックがあれば迷わず使う。

その方が危なくないし早く下りられる。

下りた頃には程よい疲労感に包まれ、体はスッキリ軽くなる。

1000m以下だから夏は避けたいけど、他の季節は何度でも足を運びたくなる。

秋は紅葉もとても綺麗でお気に入りの季節。

一番お手軽な百名山「筑波山」は、

思い出がいっぱい詰まった大切な里山だ。

photo by Yuske Hirota


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