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コインランドリー/より住みやすさ

<コインランドリー>

兄家族と私の家族が帰省して母を加えて8人の洗濯物は日々沢山で、加えて梅雨時なので洗濯物が乾かない。ということで午前中の早い時間にコインランドリーに何度か通った。故郷には気付いたら沢山のコインランドリーがあり、大型の洗濯機・乾燥機が設置され、そのいずれもが利用され、稼働していた。

日常生活として必要な洗濯という行為は、あまりに日常ルーチンすぎて考えることもないのだが、子ども家族が帰省した際の洗濯物の世話をする母親の労力は相当なものだと改めて実感した。母にとっての孫たちは洗濯物を出すは出すけど洗って乾かして畳んでっていうのは多分やったことはない。親がやるように教育すればやるのだろうけど、今はまだその域には至っていない。

子ども家族が帰省するというのは母にとっては日常ではなく、今までは父と二人の生活で必要な分だけ洗濯をしていた。そして時折帰ってきた子ども家族の分を、まあその時だけとやっていた。

ただ今後は、日々はもう一人分の洗濯だけになる。きっとそんなふうにして、当たり前だった日常の生活の行為ひとつひとつから、父の不在を実感していくのだろう。


<より住みやすさ>

実家は二階建ての戸建てで、幼いころ二階の二部屋は兄と私の子ども部屋だったが、二人が家を出てからは父母それぞれの部屋として使われていた。父が亡くなったことでひと部屋はもう用途が無く、母も高齢で階段の乗降が辛くなってきた。二階のベランダで洗濯物を干しているのだが、それも一階の庭で干せるようにして、母の部屋の機能も一階でできるようにすれば、母の生活動線も一階に集約され、より住みやすくなるだろう。二階は普段はあけておき、子ども家族が帰ってきたら使う、みたいな機能にすれば良いだろう。

と家族で話し合い、なんとなくその方向に向いてはいるのだけど、さてそこに至るまでにどれくらいかかるのかがわからない。二階には父母のたくさんの荷物が置かれ、特に物持ちの良い父の部屋は、兄弟が子供の頃に使っていた学習机をはじめ、PC関連機器が所狭しと置かれている。当座は帰省の都度それらと対峙してひとつずつ片づけていくことになると予想される。

父が亡くなったことによる諸手続、部屋の片づけ、不用品の処理、家の修繕、母が住みやすい環境作りなど、やるべきことは沢山で、それらひとつひとつは具体的に進めていかなければならず、このnoteを書くようになって10日ほど経つが、父がいなくなって後、まだまだやるべきことは沢山ある。

やるべきことははっきりしていて、あとはやっていくばかりだ。

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