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久々に出勤/心の作用

<久々に出勤>

天気も良かったので自転車で。気持ちが良かった。

東京での仕事、生活のことにかまけていると、故郷の実家のことは忘れてしまう。目の前のことに気を取られてしまう。それは自然なことに思う。ずっと故郷のことばかりを考えてもいられない。ただ以前に比べれば、思い出すことは多い。今頃母は何をしているだろう?とか、父の祭壇がある部屋はどんな様子だろう?とか。

リモート勤務が主になってきたために、逆に出勤すると現場でなければできないことにかまけるので慌ただしい。と思ったら会議が長引いたりしてあっという間に夕方になったりし。良いのか悪いのか。良くも悪くもないか。それはそれ。


<心の作用>

もう父が居ないということが支え、と言うとそれが相応しいかどうかはわからないけど、「父がいないのだからちゃんとしなきゃ」と思うようになっている。父が亡くなる前は「父が居なくなったらどうしよう」と思うことはあったが、それは思うだけで実感は無かった。亡くなってから初めて「ちゃんとしなきゃ」という感覚が訪れた。

その感覚は時折顔を出す。何か決断する必要がある際に、どちらかといえば「ちゃんとしてそう」な方を選ぶようになる。娘に対して何かいう時に「ちゃんとなってもらいたいから」言葉をかける。

「ちゃんと」って何?と思うと、「よりよく」とか「自然」とかが思い浮かぶ。まだ曖昧にとらえている。固いよりしなやかでありたい。「強い」ことも含まれるが、強さにかまけてかたくなになるのは違う。

父と直接対話をすることはもうないが、そうやって自問自答をする中での指針として「父ならどう思う?どう答える?」と照らすことで、これからも対話は続いていく。むしろ生前よりも多く対話をするかもしれない。それならそれで良いし、そうでありたいとも思う。

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