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『リュートと笙のラプソディー』


11月も後半になり、今年もわずか、としみじみ感じる季節になりました。

思い返せば、今年は2月に静岡県掛川市で掛川吹奏楽団創立20周年記念演奏会に委嘱作品として久保田洋作曲「掛川ラプソディー」を上演、指揮させていただいたことが何よりの良い一年の始まりとなりました。

コロナ禍前から作曲や編曲に勤しんでいたマエストロ久保田洋でありますが、最近ではさらなる創作も継続しています。
また、ミクロコスモスではマエストロの編曲作品の動画公開や楽譜販売なども積極的に行うようになりました。


ところで、11月24日はマエストロのお誕生日。
プレゼントは何がいいかしらん…と考えていたところ、ふとあることを思い出しました。

ずいぶん前の話になりますが、ある雅楽の記事を読んだマエストロ。

雅楽の世界では、「笙、篳篥(ひちりき)、龍笛」が、「天」「地」「空」として宇宙を創ることと考えられている、ということが書かれていたそうです。

我が家には、辰(龍)年に生まれた息子くんがおりまして、その2年後に次男くんが生まれました。マエストロがその記事を読んだのは、生まれて出生届が出される前の頃で、まだ次男くんは名づけられてはいませんでした。

そうなのです。
その時、「龍」がいるのだから、次は「笙」だ!と、何かが舞い降りてきました。
(3人目がいたらどうなっていたのでしょう…)

ということで、「龍」と「笙」が我が家にはおりますし、
作曲活動も情熱を傾けているマエストロですから、プレゼントは何が良いかと色々と考えて、ひらめいたのが…
『リュートと笙のラプソディー』の作曲依頼。

笙の楽譜や音域のことなど全く分かりませんが、このひらめき、「なんて素敵なプレゼント!」とばかりにマエストロにご提案したのですが…

あっけなく秒で拒絶されてしまいました。

大変そうだけど、面白いと思うんだけどな…。

ということで、今年も年を重ねることができたマエストロ。
良い音楽をお届けできますよう、引き続き、応援をお願いいたします。


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