名曲666 「tu-la-la」【泉川そら】[花さか天使テンテンくん]

ーー最強のインパクトOPの影に名曲ありーー

【tu-la-la 泉川そら】

 666という数字はいろいろ言われている。私は不吉なイメージ(オーメンの影響?)があったのだが、ほかにも「悪魔のナンバー」だったり「エンジェルナンバー」とあったりする。Wikiで調べてみるとトリビアがかなり眠っているので調べてみると面白い。

 今回はエンジェルナンバーというのに着目し、天使の曲を探った。私がまず思い浮かんでしまったのが『花さか天使テンテンくん』であった。ああ、悲しみ。それほど強烈なインパクトのある存在なのだが、私はこの先の人生大丈夫だろうかという不安も覚えた。

 さて、私と同世代か少し上の方は知っている人も多いだろう。

 圧倒的インパクトのこの主題歌。当時はねえ……と思い出を書こうとしたが実は見た記憶がない。恐らくあまりにも下品だということで両親が敬遠していたのではないかと。うーむ、単なるギャグアニメで済ませてはならない。よく放映できたなと笑ってしまう。一応、90年代末期の作品である。

 ではこっちを覚えている方はどうでしょう。初期のエンディングだ。これはオープニングと比べるとどうもインパクトが弱いはず。私も後年になって知った(オープニングはうたエモンで知ったのだ)。

{チャンスの種咲きますように 「tu-la-la tu-la-la」願いをこめて}

 驚くほどしっかりした曲なのだ。

{しまった! ホームワーク忘れている! 珍しくやったのに‥ 目の前出されたランチには ほら、キライ勢ぞろい}

 ここは主人公のダメっぷりを描いていていい出だしだ。

{今日もついてない ボクにもあるのなら 早くその芽を のぞかせて}

{こんな日には 救いの手を! (たまには ね、差し伸べてよ) 「tu-la-la tu-la-la」聞こえたなら (けなげなボクのために) もう少しだけ がんばってみる 花開くまで}

 ちょっとだけ「花開くまで」というアニメに寄せた表現もまぶしている。シンプルにいいメロディーだし元気が出る。声もいい。

{「tu-la-la tu-la-la」天まで伸びて (じわじわ胸にしみわたり) 「tu-la-la tu-la-la」響いたなら (今こそボクのために) もう少しだけ がんばってみる 花開くまで}

 エンディングはもっと評価されていいと感じた。知名度が低いのにはアニメ自体のアレっぷりが影響しているのだろう。ちなみにDVD化はされておらず、下ネタがきつすぎて取り上げにくい扱いだ。半ば黒歴史、封印扱いになっているようである。

       【今日の名歌詞】

「tu-la-la tu-la-la」天まで伸びて (じわじわ胸にしみわたり) 「tu-la-la tu-la-la」響いたなら (今こそボクのために) もう少しだけ がんばってみる 花開くまで


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