名曲672 「Happiness is on the Turntables Only /Honmoku '77 Mix」【NONA REEVES】
ーーくどい。でもうまい。くどうまいーー
[Happiness is on the] Turntables Only [Honmoku '77 Mix]
まずタイトルの長さが暑苦しいのだが敬遠せず聴いてもらえたらうれしい。私はタイトルが長い曲を逆にストロングスタイルだと思っている。たまたま最近の曲をざっくり聞くことがあったのだが、どれも簡潔だったりキャッチーだったりした。覚えやすくしておくのがセールスのコツである。
いきなりこんな話題になったのには理由があった。それはこの曲のタイトルがなかなか思い出せなかったのだ。いや、正直に書くとギブアップしてしまった。そこで調べたときに「こんな長かったっけ」と違和感を覚えたのである。うーん、ただでさえ長いのにMIXとは。いやいや、このMIXがいいのだ。
歌うは皆さんご存知NONA REEVESに真城めぐみ。そして横山剣である。クレイジーケンバンドのボーカルでおなじみだ。この曲ではYOKOYAMA KENの名義だった。出だしがまず「い~ね!」で曲の世界に連れてってくれる。
軽快なメロディー。西寺郷太、真城めぐみ、横山剣の3人が混ざり合う。それぞれの声がかき消されることはなく、それぞれが目立っていて秀逸そのもの。実力者の3人なだけに聞いて間違いなく損はない。
この曲は長いこともあっていろいろと姿を変える。どこもかしこもいいのだが、個人的には3人によるハミングがたまらない。いちばんうまいのは横山剣かなと。思わずこちらも鼻歌でのってしまいたくなる。中毒性は高い。明るいポップな気持ちになりたい人はオススメだ。
この曲は調べたところ初回限定のボーナストラックとあったのだが、私は普通に聴けたしYouTubeにもあった。たまたま買ったものがそうだったのは幸運だったか。ちなみにこの曲は2人バージョンも存在する。
これはこれで好きだが、一度MIXの豪華絢爛を味わったらもう。そちらがデフォルトのようだがちょっとテンポが遅いのと長すぎる。7分はもう終わりなき旅。MIXの6分よりも長いのはなかなかストロングスタイルだ。これがノーナ。意外とそのバージョンは歌詞を終えた後半のほうが好きだったりする。でもね、長い。
【今日の名歌詞】
レコードが回れば Yeah! Yeah! 幸せが鳴るから