名曲476 「Sakura」【レミオロメン】
ーー春が近づいたら聴きたいマイスプリングソングーー
【レミオロメン - Sakura】
節目というものがある。私の持論だが、そこで耳にする音楽というのは人生における大切な思い出の曲として残ることが多い。それは季節の変わり目が最も当てはまりやすいだろう。そして、この春が。
今回はレミオロメンから。個人的な思い出がたっぷり詰まっていることもある補正はあるが、改めてレミオロメンの中でも上位に入る名曲に思う。
この曲は2009年に発売された。その時代に生まれた子がもう中学生と計算すると泣きたくなるのは置いといて、当時私はバリバリの学生、思春期だった。
学年が変わる間際は何かとそわそわするもの。1年間ともにした仲間と離れ、また新たな再スタートを切るわけである。先生は誰になるか、いい友人と再会できるか。そんな精神的に不安定なときこそ支えてくれるのが音楽である。思春期は何かと敏感なので、いいと思った曲は2倍増でいいと思ってしまう。
当時、テレビのCMで流れていたのがこの曲だった。新社会人など新たなスタートを切る人にエールとしての扱いだったような気がする。auのCMだった。過去にEXILEの「Pure」でも取り上げたが、実はこの曲が最も強く印象に残っているのである。
{さくらの花が咲いているよ 君を包んで咲いているよ だから寂しいことは何もないのさ 君の笑顔が好きだから}
さくらは本当に当時のJ-POP界を席巻していた。それが嘲笑されるようになって減ってきた(いまは知らない)印象があるが
{夢の中で微笑んでみて 僕は君を抱きしめるから 未来の絵の具で描いたような ピンクの絨毯 一緒に歩こう}
{真っ白な雲の向こう 空の青さはきっと明日も明後日も 移りゆくけど 同じ空を見てるよ}
未来の絵の具を思わせる「色」が多く存在する。どんな景色が広がっているかはわからない。夢に満ちあふれた門出にぴったりだ。
{さくら さくらの花が咲いて 世界が君を優しく包み込んでいったよ 笑顔も泣き顔も強がりも強さも ありのままの君のことを愛している}
私の心を大きく高ぶらせたのがこのサビであった。いまでもここを聴くとわくわくするのである。校舎や桜並木や同じ年齢の人々、いろいろと思い出が浮かんでくる。
令和でも十分通用するであろうポップなメロディーとサビの壮大さは相当である。それにしても当時のauのCMはよかった。大サビのあのシーン、好きだったんだよなあ。
【今日の名歌詞】
さくら さくらの花びらは綺麗すぎて たまに胸が苦しくなってしまうけど 散っても舞っても花吹雪の中を進んでいこう そしてまた逢える日まで
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