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刺激ダイアリー vol.1

8日は、トッパンホールのニューイヤーコンサート2020に!
http://www.toppanhall.com/concert/detail/202001081900.html

ホールはほぼ満席で、
わくわくしながらいただいたチラシやプログラムをめくりながら待つ。
この時間が、実はたまらなく好き。

今回は、
ヴァイオリンのダニエル・ゼペック、山根一仁、チェロのペーターブルンズがそれぞれソリストとなり、
トッパンホール チェンバー・オーケストラと共に演奏。

プログラムは、

J.Gグラウン ヴァイオリン 協奏曲
ハイドン チェロ協奏曲第1番

-休憩-

ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集「四季」

グラウンのヴァイオリン協奏曲は初めて聴いた曲でしたが、
技巧的で、バロックの良さがたくさん垣間見える一品。

non vibrato(ヴィブラートをしない)での奏法は、音が素直に伸びて、1本の線から真っ直ぐな線がいくつか飛びかっているような感覚。とても美しかった!
私も、昨年末の第九ではほぼnon vibだったのですが、なかなかヴィブラートに普段助けてもらっているだけあって、

パッと素直に音を出すという行為は意外と怖かったりする。
数日は、自分の出した音に一喜一憂していたが、最終日になんとなく自分の音を出したときに、
とっても素直で濁りがない音がでて
自分の音だけれども少々感動したので
それを思い出しながら聴いてました。

(それからヴィブラートをしたくなくなる病になり、復帰するのに時間かかりました。後遺症半端ないです。笑)

ハイドンのチェロ協奏曲は、
いまハイドン 聴いているのですよね...?!ってくらい、ドライブ感満載なハイドン 。

でも嫌いじゃない。いや、好きすぎる。 

どんどんハマっていくような、もう3楽章なんか崖っぷちギリギリに車が走っていて、敵に追われていて、次はなに起こるんですか?!でも、なにがあっても絶対大丈夫!!という、
スリリングだけど(調性がdurだからか?)安心感ある、ハイドンの枠をギリギリ越えないで演奏しているあたりが素晴らしすぎて、
もう終わったころには会場全員が彼のファンになったはず。

ヴィヴァルディ「四季」は、パッと聴きはかなり個性的!でも、彼自身の音楽を、共演者さんたちが同じチャンネルに存在しながら創り上げていて、合わせているのではなく、
同じ音楽を共有したら自然にあった、という感じ。だから、すごい音楽の流れが豊か!

上手い方の音楽って、
音楽の中で走ったり、
ゆっくりとことこ歩いてみたり、
時にはいきなり踊りはじめたり、
音楽の中で自由に泳いでいる感覚だと
わたしは感じます。
ときには息つぎしてみたり、浜辺でごろっと休憩したりして。
自由だけど、自由じゃない。
限られた時間の枠いっっぱいまで、
精一杯音楽を表現する。
それが、人のこころにグッとくる要素であって、このコンサートではたくさん感じられました!

"音楽は自由であれ!! "
この一言を教わったような気がします。
来週は14日、シューベルトの弦楽三重奏聴いてきます!vol.2もお楽しみに!


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