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出逢いと別れの季節

恵比寿リトミック・ピアノ音楽教室「ジャックと音楽の木」
代々木アフタースクール「Creo BOX」
代表の田中素子です。

ベタすぎるほどベタなタイトルですが、3月は出逢いと別れの季節です。

リトミック業界で言われている「3歳の壁」(リトミックが幼児教育として認識されているため、幼稚園にはいるとやめてしまう。もしくは、園でリトミックが始まるのでとやめてしまう年齢の壁)。

ありがたい事に、ジャックと音楽の木では、保護者の皆様のリトミックに対する理解によって、ほとんどの方が継続してくださっています。

ですが、やはりお別れになってしまうお子さんも一定数はいます。

・お母様の職場復帰
・入園や入学に伴う引越し
・物理的に時間が合わなくなる

理由は様々ですが、本当に惜しみ惜しまれつつ、さようならをしなくてはなりません。

開業当初は、この「さようなら」がとてもとても寂しくて、

出逢いの数だけお別れも来るなんて、耐えられない…!なんて仕事を選んでしまったんだ。

と思っていたほどです。

その頃は、1名の体験レッスンに歓喜もしていました。2名の体験レッスンが入ってくださるとなると、担当の先生と大騒ぎして喜んでいました。

年月が経ち、一度に数名ご入会頂くことも珍しくなくなり、お別れする子とも立ち直れないほどの寂しさを感じる事も薄くなってきました。

それがいい事なのかどうかは別として、これが環境に慣れるという事なのだと思います。

私たちと共に過ごした時間が、その子に対してどんな種を蒔けているのか、

これから先、こども達が様々な経験をし、様々な感情を味わって成長して行く中で、ジャックと音楽の木だけの影響を受けた部分の抽出ができないため、分かりません。

もっと刺激の多い世界に旅立つこども達は、きっとあっという間に忘れてそれぞれの世界を切り拓いていくでしょう。

それが当たり前ですし、それでいいと思うのです。

逆に、色々な状況を乗り越えて、残り続ける選択をしてくださったご家族の皆さんには、より確かな音楽の喜びを届け続けていきたいと思います。

お別れの手紙や、継続されるけど年度末のご挨拶のお手紙を、保護者の方からたくさん頂きます。

「我が子の居場所を作ってくれて、ありがとうございます。」

「音楽と先生方の優しさに私が癒されていました。」

「在り方について、私が学ばせていただきました。」

「ジャックと音楽の木に出逢って、本当に良かったです。」

保護者の皆さんとも、たくさんお話をしたり、一緒に笑ったり、共にたくさんの時間を過ごしてきました。

お母様達と繋がっている限り、いつかまた成長したみんなの姿に会えるんだろうな。

ジャックと音楽の木では、今年度のこどもリトミッククラスが全て終了しました。

来月からは年に1度の体験会が始まります。

また、新しいお子さんや保護者の方との出逢いに想いを馳せつつ、

私たちに出逢ってくださって、本当にありがとうございました。

田中素子


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