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本気で学べる場所をつくりたい

ジャックと音楽の木 田中素子です。

いよいよ来週は4月。新年度の始まりです。

実力派の先生方が5名も増えて、新しいクラスも増えて、より濃厚な音楽時間を過ごせる教室に育てていこうと思っています。

その中でも、方針をかなり大きく変えるのが「音楽家・指導者の方向けのクラス」です。

ダルクローズ・メソッドのクラスは、今までよりもレッスン回数を増やし、内容も充実させていきます。中明佳代先生の火曜日クラスと鈴木顕子先生の日曜日クラスと体制を強化して、あらゆる環境の方に学んで頂ける機会をつくります。更に、免許試験対策クラスも増設し、試験を受けられる方には特に重点的に学んで頂ける機会をつくります。

新設の3クラスは、馬杉知佐先生の「リトミック  for 発達支援トレーニングセミナー」、髙田美佐子先生の「フォルマシオン・ミュジカル」と、神﨑えり先生の「作曲・編曲入門」です。こちらは、いずれも「ジャックと音楽の木」オリジナルプログラムです。

まず、「リトミック for 発達支援トレーニングセミナー」は今までなかったものです。本当に必要としているお子さん達に届けたい。そんな想いから、知佐先生と2年の構想期間を経て、いよいよの開講です。求めていらっしゃる方も多いのでしょう。おかげさまで、瞬殺で満席になりました。

「フォルマシオン・ミュジカル」は、既に髙田美佐子先生ご本人が全国各地で開催されているものです。では、何が特に新しいのかというと、「月2回、2段階のアウトプットを伴う講座」であることです。アウトプットはより深い理解に繋がります。それを2段階にする事で、より深くより音楽的な学びを深めていただきます。

そして、神﨑えり先生の「作曲・編曲入門」。こちらは、えり先生の初セミプライベートレッスンです。個人レッスンだと多方面に広がりにくく、グループレッスンだと個々に必要なアドバイスが届きにくい。そして、先生からの他の人へのアドバイスは、必ず自分へのヒントになるのです。どちらのメリット・デメリットも考慮して、最適化を図ったクラスです。

さて、先生方とのご縁が大きいとは言えど、どうしてこの時期に、つまり、コロナ禍で世界的にリアルレッスンが希薄化していく中で、真逆の施策へ方向転換しているのかというと、

私の大恩師 宮良愛子先生が、昨年逝去された事がとても大きく影響しています。

愛子先生に初めて出会い、レッスンを受けた時、

「これ(ダルクローズ・メソッド)は本気でやらないと身につかないし、身につけたい!」

と強く感じ、初日のレッスン後に

「ここに私の時間とお金を全部使います。」

と、愛子先生に宣言して学びはじめたのをとてもよく覚えています。

もしあの時に、愛子先生の様にしっかり学ばせてくださる教室がなければ、今の私はいなかったでしょう。例え出逢っていても、ゆるい学びの中では自分の変化を感じる事も、本質的な素晴らしさを実感する事もできなく、早々にやめていたと思います。


先生が亡くなって、しっかり学べるお教室が1つなくなってしまった。

この事で、今まで、私の中に、

「明大前にダルクローズ・ジャパン リトミックスクールがあるのだから、ジャックと音楽の木は楽しく学べる教室であってもいい」

という考えがあったのだと気づかされました。

方向転換する事で、もちろん、離れていく方々もいます。受講料も受講回数も増えるわけですから、当然です。

一方で、新しい方々との出逢いも多くあります。

色々な想いが錯綜する中で、これは新陳代謝なのだと言い聞かせています。

みんなが同じ方向を向いて、一緒に真剣に学び合い輝き合う場所にしたい。

学ぶ事による最大の喜びは「成長する事」です。

この歳でも成長できるんだ、音楽ってこんなに深くてこんなに喜びに溢れていたんだ...!まだまだ知らない事を知る喜びがある。成長したいという本質的な欲求を満たされることは、とても大きな喜びになります。

そんな仲間達と出逢える場所をつくりたい。

来週からいよいよ!ワクワクが止まりません。



生徒さん達をもっとHAPPYにする活動に使わせていただきます☆